木戸門跡(きどもんあと)

 山中温泉の入り口として、木戸門があったことから名づけられた。
 奥の細道の旅も終わりに近づいて、芭蕉は同行の曾良と分かれることになった。別れにのぞんで、

行 き 行 き て 倒 れ 伏 す と も 萩 の 原 曾良
今 日 よ り や 書 付 消 さ ん 笠 の 露 芭蕉

の句を交わしている。送るものの悲哀、送られるものの不安が心を打つ。
 芭蕉入湯300年を記念して悲しい別れの舞台となったこの地に句碑が建立された。

山 中 や 菊 は 手 折 ら じ 湯 の に ほ い
漁 火 に 河 鹿 や 波 の 下 む せ び
木戸門跡 「今日よりや・・」の句碑 「山中や・・」と「漁火に・・」の句碑

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