むらおこしのブルーベリー




山間部に広がるブルーベリー畑

山間に広がるブルーベリー畑です。
青い防御(ぼうぎょ)ネットで囲まれた畑もあります。
ここでブルーベリーの栽培(さいばい)が行われているのです。









ブルーベリーのつみとり

ブルーベリーのつみとりのようすです。
選別(せんべつ)に機械が使えないので、一粒(ひとつぶ)一粒(ひとつぶ)を目で確かめながら、つみとっていきます。
一つの木でも、一つの枝でも、同じ房(ふさ)でも、実の熟(じゅく)し方がちがいます。
じっくりと確かめながら、つみとります。






つみとられたブルーベリー

熟して、こい紫色になったものだけがつみとられます。
この小さなかごをいっぱいにするのにも、長い時間がかかります。
根気のいるたいへんな作業です。









三色のブルーベリー

これがブルーベリーの実です。
熟した紫、半熟の赤、まだまだの緑と、三色の実が同じ房(ふさ)についています。









製品化されたワインとジャム

目にいいと評判(ひょうばん)のブルーベリーを製品化しました。
ワインやジャムは人気があります。
なかでも、古くから村に伝わる「猿鬼伝説」(さるおにでんせつ)と新しい産業の組み合わせで、村おこしをねらった工夫が光ります。








伝説(でんせつ)への入り口

柳田村では、人気まんが家の永井豪(ながいごう)さんに依頼し、「猿鬼」を題材にした鬼のキャラクターを考えてもらいました。
このキャラクターを前面に押し出し、猿鬼マラソンや日本鬼サミットの開催など、伝説を生かした新しい村づくりを進めています。








岩井戸神社(いわいどじんじゃ)の由来

珠洲道路から当目(とうめ)方面に向かうと、道は河岸段丘(かがんだんきゅう)の上を走り、まわりは広い田園風景(でんえんふうけい)が広がります。
しばらく行くと、川からもり上がるようにしげった小さな森が見えてきます。
ここが「猿鬼伝説」にまつわる岩井戸神社(いわいどじんじゃ)で、その入り口には神社の由来(ゆらい)が書かれています。





地名伝説(ちめいでんせつ)

柳田村には、猿鬼伝説にちなんで名づけられたという地名がいくつか残っています。
神様の矢が目に命中したので「当目」(とうめ)。
流れた血で川が黒くにごったので「黒川」(くろがわ)。
おおばこの葉っぱで手当てをしたので「大箱」(おおばこ)などです。






岩井戸神社境内を流れる川

岩井戸神社です。
この川が猿鬼の流した血で黒くにごったのです。
下流に「黒川」や「五十里」(いかり)などの地名をもつ地区があります。
この川は柳田村中心部を通り、やがて、曽々木(そそぎ)海岸へとそそいいでいきます。