みかわのぎょぎょう 〜ていちあみりょう〜




美川丸 美川港を出発!

美川の定置網漁(ていちあみりょう)は、日の出前の2時間ほどで行われます。
時期は4月から10月です。









定置網(ていちあみりょう)について

定置網漁は、魚の通る道を前もって調べ、少し浅い場所に網をしかけて魚をとる漁法です。
あじ、ぶり、いかなど、回遊してくる魚は、通り道に垣根状(かきねじょう)の網を設置(せっち)すると、その網にそって沖の方に泳いでいきます。
この習性を利用して、魚のむれを網の中へさそって、とります。






定置網(ていちあみ)の模型(もけい)

これが定置網(ていちあみ)です。
かき網、運動場、登り網、はこ網、落とし網からなります。
かき網は、魚のむれが通る道をさえぎるように張られていて、網の中へさそいこみます。
さそわれた魚は、運動場とよばれる囲い網の中へ集められます。







運動場からはこ網へ

運動場に集められた魚は、ろうと状の登り網を登って、次のはこ網に入っていきます。
登り網を登らせ、はこ網と高低差(こうていさ)をつけることにより、魚のむれをにがさないようにします。








さあ、漁獲(ぎょかく)だ!

はこ網に集まった魚のむれは、さらに、はこ網の片側を上げて、魚取りとよばれる落とし網に追い込んでいきます。
最後に、落し網に追い込まれた魚のむれをたも網ですくい上げて漁獲(ぎょかく)していきます。








水あげされた魚の選別(せんべつ)

水あげされた魚は、種類と大きさに分けて箱づめします。
箱づめされた魚は、そのまま市場へ出荷され、一部は「きときと市場」に並びます。









町の人々の台所、きときと市場

とれたての魚は、毎日、「きときと市場」に出荷されて売られます。
新鮮(しんせん)な魚が手に入るので、町の人々には、とても、人気があります。