わじまのぎょぎょう 〜わじまこう〜




多くの漁船でにぎわう輪島港

大小合わせて約250せきの漁船が輪島港を利用しています。
漁に出たり、漁から帰ってきたり、輪島港では船の出入りが数多くあります。









港にならぶ漁船や建物

港には、氷を作る施設や魚を一時保管しておく施設などがならんでいます。
底引き、さし網、まき網などの方法で魚をとっており、種類や大きさのちがう漁船がならんでいます。








漁からもどってきた漁船

午後1時すぎ、漁を終え、沖合の漁場から次々と漁船が港に帰ってきます。
漁の方法によって、帰ってくる時間にちがいがあります。









とれた魚の水あげ

漁からもどると、すぐ、魚の水あげが始まります。
船の乗組員や家族、漁業協同組合の人たちが協力し、すばやく運びます。
水あげされた魚は、金沢や北陸各県の市場、関西の市場に運ばれます。







とれた魚をすばやく箱づめ

漁業協同組合の人が魚の種類ごとに分け、重さを確かめながら、すばやく魚を箱につめていきます。
箱につめられた魚は、新鮮さを保つため、特別な施設に保管されます。








声がひびく市場のせり

水あげされた魚貝類のうち、輪島市内や近くで売られるものは、せりにかけられます。
せりは午前6時30分に始まり、約1時間ほどかかります。
せり人のかけ声と仲買人(なかがいにん)の声があたりにひびきます。







氷で魚や貝の新鮮さを保つ

とれた魚は、新鮮さを保つため、氷が必要です。
市場のとなりの氷を作る施設では、1日約70トンの氷ができます。
漁師さんや漁業協同組合の人が必要なときに、すぐに氷を使うことができます。








魚や貝をより安全に届ける工夫


2003年4月に紫外線(しがいせん)で海水を殺菌(さっきん)する施設が作られました。
殺菌された海水の中に魚貝類を入れることで、安全性をより高めていま す。
たくさんの岩ガキがここから出荷されました。






新しい漁業への動き

2003年9月から、底引き網漁で新しく改良した網が使われています。
長さ40mにもなるこの網は、小さな魚やカニをつかまえずに、にがす仕組みになっています。
海の資源を守るための工夫が始まっています。