わじまぬり




市内にならぶ輪島塗の店

輪島市内には、通りにそって輪島塗の漆器(しっき)を販売する店が数多くあります。
市内の人や観光に来た人が店を訪(おとず)れます。









さまざまな漆器を売る塗師屋(ぬしや)

塗師屋(ぬしや)とよばれる店の中には、おわんや重箱、テーブルなど多くの種類の品物を売っている店があります。
お客の希望に応じて品物をつくることもあります。









技術を生かして輪島塗をつくる

輪島塗は、木地、塗り、もようつけの後、呂色(ろいろ)という仕事で、なめらかにつやを出して仕上げます。
それぞれ専門の職人が仕事をします。
仕事は、職人やその家族など、少人数で行われます。








信用第一に漆器を届ける

完成した品物は、きずがつかいないようていねいに包みます。
輪島塗は、車に積んで全国のお客さんに直接届けています。
お客さんの希望にそった漆器(しっき)を作るほか、修理も行っています。








輪島塗に欠かせない地の粉の生産

輪島塗に必要な「地の粉」は、輪島で生産されます。
市内の山から土を掘り出し、むし焼きにして灰色の細かな粉にします。
地の粉は、輪島塗に従事(じゅうじ)する人たちが共同で生産しています。







塗りものの技術を学ぶために

技術を学び、身につけるため、1967年に石川県立輪島漆芸技術研修所がつくられました。
現在、約50名の研修生が全国各地から集まり、ものづくりを通して、塗りもののいろいろな技術を学んでいます。








輪島塗のよさを広める工房長屋(こうぼうながや)

輪島塗のよさを知ってもらうため、輪島市によって2003年7月に作られました。
輪島塗の見学や体験のほか、修理の相談や輪島塗について教えてもらうことができます。








輪島塗の新しい動き

生活の変化に合わせて、だれもが身近に輪島塗を使えるよう、輪島塗の形や色を変えていこうとする人たちも出てきました。