やがいかんさつ   ちゅうい
野外観察の注意

準備するもの

服装など ・長そで、長ズボン、 帽子、軍手

・長ぐつ、または底のしっかりしたはきもの

危険から身を守りましょう。何より、危険なところに近づかないことが
大切です。
採取のために ■植物、昆虫などの生物
・補虫網、たも網など

■化石、岩石など
・ハンマー、たがね、
・柔らかい層ならシャベルや古いスプーンなど

・採取したものを入れる虫かご、袋、箱など
必要以上に持ち帰らないことも大切です。
もとの状態を大切にし、昆虫などの生き物は観察や飼育のあと自然に帰してあげましょう。

ガラスの容器やこわれやすい容器は使わないようにしましょう。

記録するために ・筆記用具、探検バッグやバインダーなど

・デジタルカメラ

デジタルカメラによる撮影だけにたよらず、日時や現地のようすをメモしたり、手書きでスケッチしてみることも大切です。

 

準備や現地での留意点(指導者向け)

事前の準備等 ■現地の予察

■届け出など
・遠足、校外学習届けの提出
・見学先への事前連絡と可否の確認

■移動手段の計画
・公共交通機関利用の場合、時刻や運賃等の確認

■活動プラン
・効率よく安全に学習できるための授業計画
・保護者の協力による安全確保(天体観測会など)
・雨天時等の実施判断と連絡方法

安全な場所かそうでないかということはもちろん、公共の場所か私有地か、などということも知っておく必要があります。
管理者への連絡や届け出が必要なこともあります。

活動は気象条件や移動時間も考慮する必要があります。

持ち物 ・携帯電話、時計、呼び子(笛)、ハンドマイクなど

・救急セット、防虫スプレー など

連絡、情報の手段と応急処置のセットはもちろん、緊急連絡先 や多少の現金など、遠足・旅行に準じた準備があれば安心です。
現地での留意点 ・管理者等へのあいさつ、安全とマナーの指導

・天候や現地の状況のチェックと時間管理

・危険な生き物への対処
(出会わないようにすること)

・月や星の観望会(夜間)では安全を確保できるような懐中電灯や非常灯のチェック

・あとしまつやゴミのチェックと原状回復

交通量の多いところや川原などの危険箇所、またクマやスズメバチなどの危険生物には 特に注意が必要です。
また気象状況によっては早めに切り上げる判断が大切です。

農作物には手を触れない、農地 に立ち入らないといったことも基本です。
そして採取する標本も自然の一部です。むやみに採取せずにデジカメで撮影することも一つの方法です。