なみのちから




波に削(けず)られて穴が開いてしまった岩−厳門(がんもん)−

 岬(みさき)の岩盤(がんばん)が荒波(あらなみ)によって浸食されてできたトンネルです。
幅6メートル、高さ15メートル、奥行き60メートルあり、船も通れます。このように、波は長い年月の間に岩を削り、信じられないような形をつくり出すことがあります。


※浸食・・・風や波などが岩や土を削り取ること。



海にそびえ立つ巨大岩−鷹巣岩(たかのすいわ)−

 高さ27メートルの塔(とう)の形をした岩です。
かつて、この岩の頂上(ちょうじょう)の松の木に鷹(たか)が巣(す)をつくったので、鷹巣岩(たかのすいわ)と呼(よ)ばれるそうです。
これも波によってつくられた地形です。









波の打ち寄(よ)せる内灘海岸(うちなだかいがん)

 海岸の浸食(しんしょく)の原動力(げんどうりょく)は、波です。
寄せては返す波が、長い年月の間にさまざまな地形をつくるのです。
何億年(なんおくねん)も前から打ち寄せる波の音を聞いてみましょう。









丸く削られる松任の海岸

 防波堤(ぼうはてい)のすき間から打ち寄せてくる波が円形に広がっています。
その広がった形に砂浜が削(けず)られています。
波が海岸を浸食している証拠(しょうこ)です。