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医療講座

 7月26日()の午後、普通科の1年生18名で、珠洲市総合病院にお邪魔して医療講座を開いていただきました。講座では、2グループに分かれて院内見学を行い、浜田院長や作田総看護師長、各部門の専門のリーダーの方から説明をしていただきながら、普段は絶対に見ることができない医療の現場を体感することができました。
 診療・看護グループの生徒は、ストレッチャーに乗って手術室に入り、そこで脳外科の手術がどのように行われているのか説明を受けました。実際に使用されている拡大鏡で脳の模型をのぞかせていただき、医療技術の進歩に感動していました。また、この日は、カテーテルによる脳内の血管造影検査が行われており、その様子を見学させていただきながら、浜田院長から具体的な説明を受けました。
 技術グループの11名は、リハビリテーション科、薬局、放射線科、検査室を見学し、専門的な説明を受けました。リハビリテーション科では、理学療法、作業療法、言語聴覚療法などの分野があり、患者さんに合った医療を提供しているという説明を受けました。言語聴覚療法の部屋には、幼児が訪れることもあるらしく、小さな椅子がおいてあることにも驚いていました。放射線科では、CTMRIの違いなどの説明を受けました。最後の検査室では、高性能な機械を使っての血液検査や尿検査の様子を見学したり、電子顕微鏡で血液を観察したりしました。
 実際に見学させていただいたことで、珠洲市総合病院は珠洲市になくてはならない存在であることを再認識しました。薬局では、災害が起こった時のために、最大で3日分の薬品の備蓄があること、何かが起こればすぐにスタッフが駆けつけることなど、地域医療の拠点としての役割が非常に大きいことがわかりました。 今回参加した18名の生徒は、将来、医療の現場に立つことを志しています。珠洲市での活躍を期待したいですね。
【生徒の感想】
  この医療講座に参加して、得られたことがたくさんありました。手術室に入らせていただけて、実際に見ることができとても嬉しいです。私が手術室に入ったのは2回目でしたが、初めて入ったのは手術される側だったので、今回は「こんなになってるんだ」と知ることができました。理学療法と作業療法についても、違いをしっかりと理解することができました。そこではリハビリに来ている患者さんとお話などをして接する姿がとてもすてきで、当たり前のことだけど心から寄りそうことが大切なんだと感じました。他にもレントゲンなどの技術に驚きの連続だったし、質問にもていねいに答えてくださって、すごく感謝しています。
 今回、医療講座に参加して、いつもは見られない病院の中を見ることができたり、そこで働く人の姿を見ることができてとても良かったです。一番印象に残っていることは、血管造影を実際に見たことです。体の中にゆっくりとカテーテルを入れて、血管造影剤を流すと、頭部の動脈・静脈・毛細血管が見えてとてもおどろきました。他にも、作業療法士や理学療法士の方々が笑顔で楽しそうに仕事をしていること、手術室にあった「笑気」という文字の意味は麻酔をかけたときに顔が少し笑ったようになることからきているということが印象に残りました。
 看護師になりたいという思いがより強くなりました。看護師じゃないとしても、病院で働く仕事に就きたいと思っています。また、看護師の資格を取ったあとに、専門看護などの資格も取れるというお話も聞いたので、それに向けて頑張っていきたいです。 
 すごく近くで技術の仕事を見て、やっぱり自分はリハビリの仕事に就きたいと思った。そのために自分は数学が苦手なのでしっかりと頑張りたいと思う。
 
   
   
   
   








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