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「ゆめかな」プロジェクト 第30回  

  3月16日(金)、今年度最後の活動が行われました。今回はより具体的に来年度の計画を立て、発表会の時に”お助けカード”でアドバイスや協力項目を書いて下さった方々にお礼とこれからの協力依頼の電話をしました。また、4月20日に予定されている新1年生に向けてのプレゼン作成にも取り掛かっています。1年生だけでの活動に戸惑うかなと最初は心配していましたが、2年生の背中を見て成長している1年生の姿がありました。自分の考えをしっかり伝えて、役割分担をし、協働する姿に頼もしさを感じました。
   


        本年度一年 本当にありがとうございました 来年度も よろしくお願いいたします







第29回

 3月9日(金)の「ゆめかな」プロジェクトでは、2年生から1年生への引き継ぎが行われ、新グループでの活動のスタートが切られました。3年目となる来年度のテーマは『叶える』です。先行事例調査や地域について考えた1年目、アクションを起こそうをテーマに一歩前進を目指して地域へ飛び出した2年目、来年度は自分達の夢をとにかく実現させることがテーマです。自分達の叶えたい夢や実行する日を決め、それまでに何をすべきかを考えました。次回、もう少し具体的に活動計画を立てて、後は覚悟を決めるだけ!! 4月からはすぐに、夢を叶えるための活動がスタートします。
   
【発表会を終えての感想】
1年生
 中学校とは違い、自分達でテーマを設定するのでとても面白いです。外部の人からのアドバイスなどもあり、とてもやりがいがあります。来年度は僕たちの番なので、2年生を驚かせるくらい頑張ります。
 この活動を通して、今まで知らなかった地元の素敵な所がたくさん見つけられたので、まずは珠洲市や能登町に住んでいる人達から知ってもらい、そこから全国に広めていけたらいいなと思いました。
 みんなでしたいことを考えるのがとても楽しかった。発表する力や交渉する力がついたので、とても良い活動だったし、自分達の活動を評価してもらうことの楽しさや達成感を知ることができました。
 やっぱり自分達で作品を作りたい!!珠洲市や能登町にも様々な人達がいて、その人たちの意見を受け取って、作品にしたいと思いました。とても良い活動でした。

2年生
  2年生になってから、自分達が率先して動くことが求められました。大変なこともたくさんあったけど、地域の方々のご協力もあり、とても良い活動ができたと思います。コミュニケーション能力やプレゼン力も見についたと思います。 
  この活動をすることで、いろいろな案を出し、アイデアを生み出す力、発想力が身につきました。この力は将来、私たち高校生が大人になった時、ほとんどの仕事がAIに奪われるだろうと言われている中でとても重要な力になると思いました。 
  1年生の時はあまり意見を言うことができなかったけど、2年生になってからはたくさん意見を言えたし、発表も上手くできるようになりました。また、最後まで自分達ができることを考えて、行動できたのでよかったです。この活動が実際に開催できるように1年生には頑張っていってほしいです。 
  これまで、このゆめかなの活動をすることで普通の高校生には体験できないことをたくさん経験し、この珠洲市のためにできることをみんなで考えたり話し合ったりするのはとても楽しかったです。また、アイデアを出し合ったり、パソコンで資料を作ったり、プレゼンをしたりしたことは、成長して社会に出た時に絶対に役に立つと思いました。
  今まで、2年間活動してきて、まだやりたいと思いました。今回発表してみて、新たなアイディアやできることがたくさんあると思ったので、今回で最後でしたが、1年生にこの思いを伝え、来年にもつなげてほしいです。それから、どんどんゆめかなが実現していけば、すばらしい奥能登が輝くと思います。そんな能登が見られることをこれからも楽しみにしています。







発表会

 2月16日(金)、第28回「ゆめかな」プロジェクトでは17日の発表会を前に発表練習を行いました。
 2月17日(土)、1年間の集大成となる「ゆめかな」発表会を迎えることができました。昨年と違う所は、全グループが発表すること、プレゼンテーション部門とポスターセッション部門があり審査があること、地域の方々に”お助けカード”へ意見等を書いてもらうことなどです。また、オープニングでは”ゆめかな応援団”についてのお話や、『アニメ映画づくり』グループが作成した紹介ビデオが流されました。
 開会式で校長先生は、「地域の夢を自分の夢として叶えていこうと始まったこの『ゆめかなプロジェクト』の2年目は、”夢を語る”から”一歩踏み出す”活動へと進化したように思います。生徒たちは、地域の財産が何か考え、そして少しわかってきたのではないかと思います。そして、人間関係力。教室では培うことのできない関係能力が、メンターの先生方や地域の方々とのつながりを通して身についてきています。高校生が考え語りはじめた夢に、どうぞ耳を傾け、力を貸して下さい。」とあいさつされました。
 
  【紹介ビデオ】
 このビデオは『アニメ映画づくり』が作成しました。やりたいことがあるのに、前へ進めない難しさと苦しさを彼らと2年間味わってきました。そんな時に舞い込んだ紹介ビデオの制作、アニメではないけどチャレンジすることにしました。
 
 高校生の持つ力と可能性、そして彼らのメッセージに脱帽してしまいました。ぜひ、もっと多くの地域の方々に見ていただきたいです。
          (グループ担当者)
 【ゆめかな応援団(仮)の紹介】
 本校OBの 濱 敬一 さんより「このプロジェクトをこのまま教育の一環で収めてしまうのは惜しい。子どもたちを助けていけるような応援団を作りたい。」と高校生の夢を叶えていけるような組織作りについてのお話がありました。
 
     
     
   【表彰式】
▶プレゼンテーション部門
 優秀賞 『高齢者と健康』グループ
     『ロープライトで珠洲紹介』グループ
 オーディエンス賞
     『能登盛り上げ隊』グループ
▶ポスターセッション部門
 優秀賞 『のと鉄道を利用した町おこし』
                  グループ      『ゆるキャラ』グループ
 オーディエンス賞
     『僕らの絵本を世界へ』グループ
【総合学科3年生による発表】
 総合学科の生徒もまた地域活性化のために1年かけて研究に取り組んでいます。『珠洲みつケーキ』や『炭~とポテト』など商品化され販売されているものがあったり、奥能登国際芸術祭での販売実習や『まちなか観光ガイド』などの活動は、普通科の生徒にとってとても刺激的です。
 総合学科の取り組みでは、ゴール(目的)をしっかり掲げ、目的を達成するために聞き取り調査などでしっかり下調べをしていました。イベントを開催した後もアンケートや聞き取り調査を行い、振り返りや反省を行っているそうです。積極的に地域に足を運び、地域の方々とのつながりを濃くしていることもわかり、普通科の生徒にとってとても良い学びの場となりました。
 
   【泉谷市長からの講評】
 特別に泉谷市長から講評をいただくことができました。「企業創業につながる作品が多々あった。ぜひ、地域に貢献するために学ぶ姿勢を身につけて下さい。珠洲市では一人ひとりが地域に与える影響が大きい。その分、やりがいや生きがいが大きいのです。」と話されました。
 メンターの先生方をはじめ、ご来場いただいた多くの方々からプレゼン力が上がったと誉めていただきました。発表には様々な工夫が見られ、審査員やオーディエンスの質問にちゃんと答える姿が見られました。また、活動内容も大きく前進しており、高校生の行動力に審査員の先生方も驚いていました。
 何もかもが手探り状態だった1年目から、先輩の姿を見て成長した2年生の姿がありました。そしてこの1年生が来年度の「ゆめかな」プロジェクトを引っ張っていきます。次回から新しいグループとなり、更なる前進を目指して頑張っていきたいと思います。

 ご来場いただいたみな様、本当にありがとうございました。 








第27回

 2月9日(金)、第27回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。発表会を目前に控え、生徒たちはプレゼンデータやポスターの作成に追われていました。
 特に2年生は、この発表会をもって「ゆめかな」プロジェクトを卒業します。限りある時間を精一杯使って取り組んできた成果をぜひ会場でご覧下さい。
   他のグループがデータ作成に追われる中、「奥能登の食材を使ったスイーツを作ろう」グループは、発表会ぎりぎりまで自分達の活動を前進させていました。このグループは狼煙の豆乳を用いたプリンと奥能登の椿をスイーツにして上に載せたケーキを商品化するために活動しています。今回は実際にメルヘン日進堂さんが飯田高校まで来てくださり、企画内容について多くの助言を頂きました。
 
メルヘンさんは、これまで社内で試行錯誤した体験も踏まえて話をしてくださいました。「これまで誰も思いつかなかったような石川県に関する題材をモチーフにしてスイーツにすると、お客様は関心をもつのでそこから一気に知名度のアップにつながる。」という話を聴いて、新たな課題も見つかったため、実現させるためにもっと具体化させていかなければならないという思いが強まったようです。 





第25・26回

 1月26日(金)・2月2日(金)、第25・26回「ゆめかな」プロジェクトが行われ、発表の準備が進められています。発表者や発表順が決定し、プレゼン練習をしている様子も見られました。今年はメンターの先生方をはじめ本校PTAの方々と、校長先生による審査が行われるということで各グループ気合いが入っています。生徒たちが一生懸命取り組んできた活動が、良くも悪くも評価されるということは、生徒たちにとってとても刺激的で良い経験です。ぜひ、多くの方々にご覧いただきメッセージをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

■発表部門と発表順(PDFファイル)■
  24グループの発表部門とステージで行われるプレゼンの発表順が決定いたしました。
  PDFファイルをご覧ください。
「町づくりに貢献する科学」グループの活動の様子
  2月2日(金)に飯田小学校で行われた出前授業の様子を掲載しています。
 




第24回

 1月19日(金)、第24回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。今日は、先週調査した発表会での発表方法が決定し、報告がありました。ほとんどのグループが希望通りで、「ポスター1枚では収まりきらない私たちの夢を表現したい」「図や写真を大きく見せたい」と希望したグループがステージでのプレゼンテーション部門に、「これまでに集めた写真や資料をじっくり見てもらいたい」「聞いてくれる人との距離が近い方がいい」と希望したグループがポスターセッション部門にエントリーされました。
 

 「地域を活性化させよう」グループは『ギネス記録』の樹立に向けて検討を進めています。詳しくは明かすことはできませんが、内容やコスト面などについて試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ前進しています。乞うご期待!!

 
 「メンズスイーツ」グループは、シュークルグラスさんにいただいたアドバイスをもとに、試行錯誤を続けています。「”泡”は作れるけど、それがスイーツとして成立するのかといわれると……難しいのではないか。」というご指摘通り、つまずいています(笑)
 分量を変えてみたり、混ぜるタイミングを変えてみたり、自分達が目指していたものがどのようなものだったのか……探しています。がんばれ、青年たち!! 
     

    

   
 1月21日(日)、「珠洲マリンスポーツフェスティバル」グループは第3回珠洲サーフィン大会にボランティアとして参加してきました。主に豚汁やおにぎりの販売を担当し、選手や大会を運営している方々と交流してきました。生徒たちは、思っていた以上に他県からの参加者が多いことに驚いたと話していました。大会を成功させようと奮闘するスタッフの皆さんの姿に、大きな刺激を受け、実現に向けて頑張りたいと話してくれました。。





第23回

 1月12日(金)、第23回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。2月17日(土)に行われる発表会に向けての準備が始められました。昨年度とは違い、全グループが1年間の成果を発表することになっており、各グループ、自分達の活動のまとめを開始しました。また、当日はステージでのプレゼンとロビーでのポスターセッションの2部門に分かれての発表になるので、今日はその希望調査も行われました。結果はまた来週お知らせします。


  
 「みなぎる、ごはんの力!!!!」グループは、直小学校へ訪問し、自分達が考案した献立を実際に小学生と一緒に食べました。この1年間、『子どもたちが笑顔になる献立』を目標に、様々な試行錯誤をしてきました。子どもたちが笑顔で美味しいと言ってくれ、先生方から家で作ってまた食べたいと言っていただけたことが、生徒たちの心にとても響いたようです。
 1年間真剣に取り組むことで、”夢”を”かな”えることができました。ご協力いただいたみな様、本当にありがとうございました。
 1月14日(日)「珠洲マリンスポーツフェスティバル」グループは粟津海岸で、21日(日)に行われる第3回珠洲サーフィン大会の準備のお手伝いに参加してきました。主な仕事内容は雪かきと土嚢作りです。準備に関わっている方々は地元三崎に住んでいらっしゃる方々がほとんどで、地域の団結力の強さを感じました。重機を操縦する人、薪を調達する人、パイプを準備する人、多くの仕事を手際よく分担し準備を進める姿に尊敬と同時に、いかにマリンスポーツ大会を開く上での準備が大変かを知りました。この経験を活かし、いろんな角度からフェスティバル開催を考え、計画をたてていきたいと思いました。  




感謝状進呈式

 12月28日(木)、本校の「ゆめかな」プロジェクトに多大な御協力いただいているアイ・オー・データ機器さんへ感謝状の進呈のため、本校校長が代表取締役会長 細野 昭雄 氏のもとを訪問しました。
 「ゆめかな」プロジェクトが始まってもう2年が経とうとしています。今年度の集大成である発表会が、いよいよ2月17日(土)に迫っており、着々と準備が進められています。地域の思いが形になったこのプロジェクトですが、生徒たちにとっても私たち職員にとっても挑戦でした。アイ・オー・データ機器さんをはじめとするメンターの先生方の助けがあって、このプロジェクトは実現への道を一歩ずつ歩み始めています。本当にありがとうございます。
 これからも本校一丸となって夢実現へ邁進していきたいと思います。今後ともお力添えをどうぞよろしくお願いします。
 
 



 




第22回

 12月15日(金)、「ゆめかな」プロジェクトにおける今年最後の活動が行われました。各グループの活動の様子を紹介します。



 
 「みなぎる、ごはんの力!!!!」グループは、直小学校へ訪問し、管理栄養士の方に生徒たちが考案した献立の『タコライス風手巻き寿司』と『ミネストローネ』の試食を行っていただきました。足りない栄養素をサラダ等で補うことで、なんと1月の給食のメニューとして採用していただけることが決まりました!!
調理してみて、いろいろな改善点もみつかり、メニューをさらに良くしていきたいと話してくれました。
 「ライブをやろう」グループは狼煙町の『いかなてて』にお伺いし、糸矢章人さんにインタビューを行いました。糸矢さんはDJとして活動したり、音楽フェスを開催したり、ご自身のお店でライブを開催したりと、生徒たちの理想を体現する方でした。動画や音源を用いてその一部をご紹介いただき、生徒たちは目を輝かせ、お話に聞き入っていました。また、今後の活動に対しても具体的にアドバイスをして下さいました。生徒たちにとって、非常に新鮮で有意義な時間となり、ライブ開催に向けてさらに前進していきたいと話してくれました。


  「ロープライトで珠洲を照らそう」グループは、ラポルトすずさんとコラボレーションし、ロープライトでイルミネーションの飾り付けを行いました!
 1年生の女子2名を中心に、取り付けの一週間前から放課後学校に残り、冬のモチーフを一つひとつロープライトで作成していきました。取り付け当日はリフトも使いながら、すべてのモチーフを階段のフェンスに結束バンドで固定していくという地道な作業の連続・・・。途中で1年生男子4名が助っ人として来てくれて、作業がとてもはかどりました。ありがとう!それでも、ロープライトの要である接続に四苦八苦しながら、ようやく完成したのは作業開始から約7時間後21時半をまわっていました。
 最後まで取り付け作業をサポートし、見守って下さった「ラポルトすず」のスタッフの方々、本当にありがとうございました。近くに行かれる機会がありましたら、ぜひ一度ご覧いただけると幸いです。
「珠洲案内ホームページ」グループは、以前から作成している珠洲案内のホームページにライブカメラで撮影した珠洲の様子を配信しようという計画があります。今回は、この計画を実現するために同じ活動を行っている珠洲市役所観光交流課にお邪魔し、「設置に至った経緯」「設置の目的」「設置までの過程」などのお話を聞きました。珠洲市役所の方のお話を聞き、ライブカメラの設置には多額の費用やプライバシーを守るための検査、そして設置のためのポールの設置などが必要であり、それら多くの障害を乗り越えて今の実現があるということを知りました。これらの課題と向き合い、次のステップにあがれるよう頑張っていきたいと思います。   
 

 「奥能登の一大スポーツイベントを作ろう!with能登丼」グループは、能登丼を食べた時に提供される箸が能登産の箸であるため、輪島塗りの箸の作成体験ができる「輪島工房長屋」さんまで行き、珠洲ヤブツバキなど自分達がデザインした箸を作ってきました。輪島塗りの箸にデザインを彫ることには、きめこまかい注意が必要であり生徒たちは思った以上に難しく感じていました。しかし彫ったデザインに沈金(金粉を押し込む)をする作業は一瞬の見事な出来事であり、その感動は非常に大きなものでした。
 輪島塗りの箸は、一つ一つに作り手の思いを込めながら時間をかけて丁寧に作られていることも学びました。飯田高校オリジナルの箸をできるだけ多くのマラソン参加者に提供できるよう、課題と向き合いながら頑張っていきます。






第21回

  12月8日(金)、第21回「ゆめかな」プロジェクトの活動が行われ、積極的に企業訪問や施設訪問を行ったグループがありました。
 「のと鉄道を利用した町おこし」グループは、東京大学の古閑さんと意見交換会を行いました。フィールドスタディ型政策協働プログラムの一環として、のと鉄道の活性化のために何ができるかをテーマに活動していた古閑さんとは、のと鉄道本社へ生徒たちが伺った際に紹介していただき知り合いました。
 生徒たちは、駅舎を利用した駅カフェ企画についての思いを説明しました。古閑さんからは、廃線や廃駅を利用した全国の取り組みや海外での事例などを紹介していただきました。また、駅カフェを運営していく時には地域を巻き込む必要があるのではないかという助言もいただき、生徒にとってはとても刺激的な1時間でした。
 「僕らの絵本を世界に」グループは12月8日に飯田保育所へ絵本の読み聞かせに行ってきました。絵本作りのためにはまず絵本を知らなければいけないという考えのもと、飯田高校の図書室から司書の先生と一緒に選んだ絵本6冊を持参し、慣れないながらも精一杯の読み聞かせに挑戦しました。この活動を通して子供達の元気で素直な反応を実感し、改めて絵本の魅力に触れることができました。この経験を今後の自分たちの絵本作りに活かしていきたいと思います。 
 
   「メンズスイーツ」グループは、自分達の企画を前進させるために、シュークル・グラスさんを訪問しアドバイスをいただいてきました。”泡のスイーツを作りたい”というその想いだけの生徒たちに、シュークル・グラスさんは親身になって話を聞いて下さり、的確なアドバイスを下さいました。次回は実際に製作する予定です☆  

■12月1日(金)に行われた、「町づくりに貢献する科学」グループの活動の様子はこちら        






第20回

 11月24日(金)、第20回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。今回は、「奥能登の食材を使ってスイーツを作ってPR」をテーマに活動しているグループの活動を紹介します。
 珠洲で生産された大納言小豆を用いた抹茶パウンドケーキを作成しました。味見をしながら小豆を煮て砂糖漬けし、小豆に甘みが増すようにしていきました。下地に抹茶パウダーを入れ、小豆を上にのせて焼きあげます。作成手順は簡単でしたが、試行錯誤して時間をかけて作成したため、焼き上がったときの達成感や美味しさはひとしおでした。
 私たちのグループは、他にも奥能登の食材を使ったスイーツとして、狼煙の豆乳を用いたプリンを以前の活動で作成しました。今後は抹茶パウンドケーキと豆乳プリンの商品化にあたって連携していただける地域の洋菓子店さんを見つけ、実現に向けて頑張っていく予定です。
 
 





第19回

 11月17日(金)に行われた第19回「ゆめかな」プロジェクトでは、下半期における活動の流れや2月に行われる発表会についての簡単な説明がありました。限られた活動時間でいかにアクションを起こし、活動を前進させるかがグループ内で話し合われました。メンターの先生方にいただいたアドバイスをもとに、行政や協力店へのプレゼンを計画・交渉したり、試作品の改良や作品の製作にとりかかったりしていました。
 2月の発表会はラポルトすずをお借りして、1年間ないし2年間の成果、そして活動の継続性を含めた今後の展望が発表される予定です。
   



ICTビジネスモデル発見&発表大会2017北陸大会

 11月14日(火)、第4回ICTビジネスモデル発見&発表大会2017北陸大会が石川県立音楽堂にて行われました。本校からは「高齢者と健康」「みなぎる、ごはんの力!!!!」の合同チームと「星で能登を照らそう」「ロープライトで珠洲紹介」の合同チームの2グループが、キャンパス部門に出場しました。3日の中間発表会での選出を受け、10日間しか準備期間がなかったのですが、メンターの先生方のアドバイスをもとに、それぞれのグループの良いところを出し合い、7分間のプレゼンに仕上げていきました。会場では、大学生や一般企業の発表者に囲まれ、とても緊張しじっとしていられず、自分たちの順番が回ってくるまで廊下などで練習していました。発表後、たくさんの審査員の先生方からアドバイスをいただいたり励ましの言葉をいただき、生徒たちも今後の活動に生かしていきたいと話してくれました。
 審査の結果、なんと4つの賞をいただくことができました☆☆

テーマ
  :『笑顔の花を咲かせよう 
           ~運動とごはんの力で~』  
生徒の感想
○大きなプレッシャーを感じていましたが、本番で大きな失敗をすることなくプレゼンができ、2つの賞をもらうことができ、嬉しかったです。人前で発表することが苦手な私にはとても良い経験になりました。
○本番まで時間があまりなかったのですが、2つの賞を受賞できとても嬉しいです。良い経験ができました、ありがとうございました。




地域振興奨励賞』受賞,『地域 中尾特別賞』受賞

テーマ
  :『能登スターナイトフェス
         ~観光地+ロープライト+星~』
生徒の感想
○練習期間の短い中での他グループとのコラボは不安でしたが、賞をとることができ、ゆめかなの活動を通じて自分のプレゼン力・行動力の向上を感じます。貴重な経験ができました。これからもがんばりたいと思います。
○今まで寸劇を交えたプレゼンをしたことがなかったので、良い機会になりました。発表が終わると、審査員の方が、「ぜひ、行きたいです。」と言って下さったので、今後の活動でもいろいろなアイデアを出していきたいと思いました。いろんな人のプレゼンを見て、アイデアやプレゼン方法を学べて良かったです。

地域 Co-Cafe賞』受賞,『アイ・オー・データ賞』受賞








中間発表会

 11月3日(金)、第2回「ゆめかな」プロジェクト中間発表会が行われました。1年生は初めてのプレゼンに挑戦し、2年生はさらなる高みを目指して自分達の企画を売り込みました。本校の校長先生と教頭先生、そして8名のメンターの先生方を審査員に、優秀賞に選ばれたグループは11月14日(火)に行われる『第4回ICTビジネスモデル発見&発表大会2017北陸大会』に出場します。
 今日は教育ウィークの集中公開日であったため、朝から保護者の方々や近隣中学校の先生方が足を運んで下さいました。去年の中間発表会のスタートとは違い、生徒たちは積極的にオーディエンスを呼び集めプレゼンを行っていました。プレゼンにおいても持参したペーパー資料をただ読むのではなく、しっかりオーディエンスの方々の目を見て発表することができました。また自前の白衣を着て実験動画を見せたり、製作したゆるキャラやアニメキャラクターを展示したり、スケッチブックにポスターに書ききれなかった想いを表現してプレゼンに生かしたりなど様々な工夫が見られ、生徒たちの大きな成長を感じることができました。
 
 校長先生は、「地域活性化に、高校生が本気で取り組んでいることはとても素晴らしい。今日は、元気よく大いに自分達の夢を語って下さい。」と開会の挨拶を述べられました。
 
     
     
 
  優秀賞に選ばれたのは以下の4グループです☆
「高齢者と健康」グループ
「みなぎる、ごはんの力!!!!」
            グループ
「星で能登を照らそう」グループ
「ロープライトで珠洲紹介」
             グループ

以上の4グループで合同チームを2つ作り、14日(火)石川県立音楽堂で行われる『第4回ICTビジネスモデル発見&発表大会2017北陸大会』に出場します!
■活動や発表会の感想
 最初はとても緊張したけど、だんだん楽しくなりました。うまく伝えるにはどうすればいいか自分達で考え、考えたことがちゃんとできたと思います。また、昨年よりも資料などを増やし、工夫したりすることができました。これからの活動にも活かしていきたいです。
 私は1年生で、「ゆめかな」について全然わからないところからスタートしているので、先輩たちの積極的な行動に入っていけない時もあったけど、これからはもっと先輩たちに混ざっていけるようにしたいと思いました。発表は先輩たちに負けないぐらい元気にできたと思うので良かったです。
 いろいろな発表を通して、少し発表に慣れることができました。グループ内でアイデアを出し合ったり、実際に試作を作ったりして、実現に少しずつ近づいているのをすごく実感します。これからも色々頑張りたいです。
 これまでの活動で、「ゆめかな」の楽しさや大変さを知れた気がします。知れたといってもまだわずかですが、先輩の取り組む姿勢を見て、今とても自分達のやっている活動を実現させたいと思っています。実現して、本当に地域おこしができたら一番幸せだと思います。そのためにもっと活動していきたいです。


≪教育講演会≫
 午後からの教育講演会では、株式会社アイ・オー・データ機器より 坂井 佳奈子 氏をお招きして、『今だから考えよう!未来のなりたい自分探し』と題してお話をしていただきました。坂井さんは本校の卒業生でもあり、生徒たちに自分自身を見つめなおす機会にしてほしいと、飯高生だった頃の話をまじえながら大学進学や就職について、そして仕事や大人について話をして下さいました。「私は、自分のやりたいことに正直でいたい。自分の選択が間違っていたかいないかは、自分が決めること。この先、皆さんには自信をもって進んで行ってほしい。」とメッセージをいただきました。
 生徒からは、「興味関心をもつにはどうしたらよいですか?」という質問が出され、坂井さんは「自分がどういう人間なのか探してみるところから始めてはどうですか。」とアドバイスを下さいました。他にも、坂井さんの仕事内容についてやアイデアの出し方などの質問があり、生徒たちの関心の高さがうかがえました。
   





第18回

 10月27日(金)、第18回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。11月3日(金)の中間発表会に向けて、ポスターの作製やプレゼンの練習をしました。中間発表会でのプレゼンは1年生のデビュー戦になるので、ポスターセッションが初めての1年生向けに説明会も行われました。
   





第16・17回

 10月19日(木)、8名のメンターの先生方をお招きして2回目の中間報告会が行われました。7月にいただいたアドバイスに対して、8月以降どのような活動をしたのかをプレゼンを通して表現することをテーマとしています。中にはメンバーの息がぴったり合った力のこもったプレゼンを見せてくれたグループもありましたが、何度も何度も自分達の書いた文章を読んで練習していたのに、いざメンターの先生方や他の生徒たちを前にすると緊張して内容を忘れてしまったり、声が小さくなってしまったりしたグループが多く見られました。
 メンターの先生方からはやはり「元気がない」という感想がもれたり、魅力的なプレゼンデータにするための助言があったりしました。また、「現実的に考えようとしていることは良いことだけど、でも、もっと大きな夢を描いてほしい!その大きな夢をかなえるために、少しずつ小さなことから実現させていく。まずやってみる。そして出てきた問題点をどうするか考える。自分達だけで悩まない!いろんな人に仲間になってもらう。…」というアドバイスもいただきました。研究の進んでいないグループがぶつかっている大きな壁だと思いました。全てが上手くいくわけではないので、生徒たちも落ち込みます。なので現実的に考えすぎて大きな夢を描けなかったり、コミュニケーション力や発信力の不足で味方を増やせず自分達で限界を決めてしまうことがあるようです。
 課題が多く見つかった中間報告会となりましたが、これも生徒達が大きく成長できるチャンスだと思います。11月3日(金)の中間発表会では、1年生もプレゼンに挑戦する予定です。ぜひ、保護者の皆様、地域の皆様、地元企業の皆様、会場に足を運んでいただき生徒たちにアドバイスをいただけたらと思います。

「ゆめかな」中間発表会
■日時  11月3日(金) 9:30~11:50
■場所  本校第一体育館
 
   





第15回

 9月27日(金)、第15回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。10月19日(木)の中間報告会で行われるプレゼンの準備をしました。
 今回は、今年度中にマラソン大会の実現を目指す「奥能登の一大スポーツイベントを作ろう!with能登丼」グループの活動を紹介します。生徒たちは22日(金)の「ゆめかな」の時間を利用して、自分達で企画したマラソンコースの確認にでかけてきました。このグループの企画しているマラソンコースには、女性、男性、そしてファミリー・シニア向けのコースがあります。それぞれ、見附島、恋路海岸、飯田高校をスタートし、いずれもきれいな海の景色を楽しめるコースとなっています。そしてどのコースも市役所前のわくわく広場がゴール地点となっており、能登丼がふるまわれる予定です。能登丼に関しては学校でアンケートを実施したりしてオリジナルメニューを考案中です。
 今回、自分達の目で実際にコースを確認したことで、企画しているマラソンを成功させたいという気持ちが一層強まったそうです。
 




第14回

 9月22日(金)、第14回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。今回の活動では各グループの活動と並行して、グループの代表者を集めプレゼンテーションのスキルを上げるための講習会を行いました。「ゆめかな」プロジェクトはただやりたいことを黙々とするだけでなく、外部の方々との交渉や発表会でのポスターセッション・プレゼンテーションを経験することによって積極性や社会性を育むことを目指しているからです。
 プレゼンテーションにおける8つの約束について笛木先生から説明があった後、富山県の高校生によるプレゼンテーションのビデオを見ました。「残りの時間で”もも太郎”を題材にやってみよう」と声がかけられると、教室がどよめきました。生徒たちは「え~難し~」「無理や~」と不安そうでしが、経験のある生徒がプレゼンをスタートさせると次々と演習を開始しました。生徒たちはとても柔軟で、きっかけがあり、慣れてくれば、アドリブをきかせるほどになっています。
 
   
   
 「アニメ映画づくり」のグループや「広瀬すずを観光大使にする」のメンバーを中心に6名の生徒が、河井 良智 監督作品の『lost and found』を見に行きました。そして、映画作りのワークショップに参加し、監督である河井さんと直接お話しをするという貴重な体験をすることができました。
 アニメは好きだけど絵が得意なわけではないグループメンバーは1枚の絵も描けづに行き詰っていました。そんなメンバーにとって河井監督のリアルな制作話や表現に込められた想いについてのお話は一つ一つが貴重で、監督からの「絶対作ろう!」という言葉にものすごい元気をいただきました。
 







第13回

  9月15日(金)、第13回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。
 今回は「珠洲を発展させ、住みやすい街にする」をテーマに活動しているグループの活動内容を紹介します。このグループは世界農業遺産活用実行委員会が主催している『平成29年度能登の里山里海人「聞き書き」』事業に立候補し、取り組んでいます。取材やインタビューにより人の話を聞き、その相手の言葉だけで文章をまとめ、記録していく「聞き書き」という手法を使って能登の里山里海人の技や知恵を記録していきます。自分達のグループの活動が行き詰まる中、まずは珠洲を知ることから始めようと応募したようです。
 今年度は若手炭焼き職人である 大野 長一郎 さんに8月から取材に行っています。22歳という若さで炭焼き職人の道を歩んだ経緯やこれまでの苦難、そしてこれからの夢についても取材しお聞きすることができました。詳しい内容は3月完成予定の「聞き書き」作品集の完成を待ちたいと思います。お茶用の炭を作っているということで、生徒にとっては馴染みがなく、この事業に参加しなければ出会えなかったかもしれない職人さんです。生徒たちはこの取材を通して、”出会い”や”知る”ということの大切さに気付くことができたようです。彼らがこの事業を終えた後、珠洲から何を発信しどんな街づくりを夢に描いていくのか楽しみだなと思いました。

   
   奥能登の食材を使ってスイーツを作ろうとしているグループが「道の駅狼煙」へ行って 新 社長さんにお話を聞きました。

「能登鉄道を利用した町おこし」のグループはいよいよ能登鉄道本社へ行って、駅舎利用について話をしました。
 
帰りには、珠洲で開催されている奥能登国際芸術祭の駅舎を利用した作品を見に行きました。







第12回

 9月8日(金)、夏休み明け最初の「ゆめかな」プロジェクトが行われました。10月19日には2回目の中間報告会、11月3日には中間発表会が予定されており、限られた活動時間を有効に活用しようと今後の予定の共通理解が図られました。
 夏の長期休暇を利用して、施設を訪問したり試作品を作ってみたりといろいろな活動報告が届いています。HPを通してできるかぎり紹介していきたいと思います。
 今回は「広瀬すずを観光大使にする」のグループの活動内容を紹介します。珠洲市の”すず”と広瀬すずさんの”すず”をかけて、観光大使になってもらい地域活性化につなげようという思いからこのグループの活動がスタートしました。不可能に思えたその夢は、グループメンバーの強い願いとともに少しずつ形になって、昨年度の発表会では珠洲市長に協力をお願いするまでに成長していました。会場から出た「広瀬すずさんにとって、珠洲市の観光大使になることのメリットは何か?」という課題に取り組みながら今年度も活動を続けています。夏休みは、他のグループとも協力しソフトバンクが募集していた「Pepper Makerで広瀬すずに告白!?」に応募しました。残念ながら、広瀬すずさんに見てもらう5作品には選ばれませんでしたが、今度は珠洲市のお祭りの風物詩の一つである”どてら”のファッションショーを企画し、アピールしていくと話していました。ぜひ、あきらめずに頑張ってほしいと思います!!
   珠洲市の子どもたちは祭りが大好きです。本来、”どてら”は男性が着るものですが、高齢化にともない祭りの担い手が減少したことで、女性も”どてら”を着て太鼓をたたいたりキリコを担いだりていします。その姿は何とも”あでやか”で観光客を魅了します。生徒たちは「すずちゃんにも着てほしい!絶対似合う!!」と話していました。

「僕らの絵本を世界へ」のグループがお話を作っていました! ライオンに苦戦!?(笑)
 









第11回

 714()「ゆめかな」プロジェクトでは中間報告会が行われました。本校職員以外にも、外部よりメンターの先生方を4名お招きして、助言をいただきました。今回は2年生を中心に発表を行い、テーマの設定理由や今後の取り組み予定などを説明しました。どのグループも緊張している様子でしたが、2年目ということもあって、しっかりメンターの先生方の目を見て発表することができました。メンターの先生方からも、質問をしてもちゃんと答えが返ってくるようになったと誉めていただきました。
 助言をいただいた中で多かったのは、「早くやってみて!」という助言でした。企画やイメージを膨らませてばかりではなく、実際にやってみることが大事だと話してくれました。『アニメ映画づくり』のグループには、「パラパラ漫画でもいいからとにかく作ってみて!飯田高校生のシナリオを見せて!」と声をかけていただき、生徒たちは「パラパラ漫画でいいんだぁ……」と目を丸くしていました。彼らの中には、“ちゃんとアニメを作らないといけない”とか“お金をどうしよう”とかそういう頭でっかちな想いが無意識にあったのだと思います。しかし、メンターの先生からいただいたその一言で胸のつかえが取れて、“よし、やってみよう!”と前向きになれたようです。
 この「ゆめかな」プロジェクトでは、たくさんの方々にご講演をいただいてきました。その方々の言葉には多くの共通点があり、その一つが「失敗を恐れてはいけない、失敗は成功するためのチャンスなんだ」という言葉です。その意味をあらためて実感した一日となりました。
11月の中間発表までに、どれだけのグループが行動に移せるのか、どれだけの失敗を経験するか、それがキーポイントになりそうです。

   
   





第10回

 6月30日(金)、第10回「ゆめかな」プロジェクトでは今年も百楽荘支配人 蔵 雅博 氏をお迎えし、1年生を対象に「『人生を豊かに!』我が人生を振り返っての提言」と題して講演をいただき、たくさんの元気と勇気をいただきました。
 蔵さんはご自身の経験から、”夢”についてや”働くこと”についての話をして下さいました。夢について、「夢は100%かなう!叶えたい夢があれば、夢実現にむけてどうしたら実現できるか、また何が必要かなど、細かいことろまで思い描けるぐらい強い思いを持つこと、そしてあきらめず思い続けることが大事!」、また働くことについて、「何事も三年間とにかく頑張りぬいて下さい!そして、必ず振り返る時間を設けて下さい。自分の夢は何であるか、自分はどうしたいのか考えて下さい。そして行動して下さい。」「”働く”ということは給料をもらいながら知識や技能を増やしていくということなのですよ。」と話していただき、自分の夢や目標に対してどのように仕事をしていくべきか教えて下さいました。蔵さんが自分の夢に対しても、仕事に対してもとても前向きで、いかに人生を豊かにしてきたかがわかりました。
 生徒の感想を紹介します。
 いろいろな職を経験するなど、新しいことに挑戦し続け、結果を残したことを素晴らしいと思いました。転職は良くないという固定概念をもっていた自分にとって、蔵さんの価値観は新鮮で、自分の思考を少しでも柔軟にできるようになれればいいなと思った。 
  私は、今日の講演会のお話を聞いて、とても勉強になることがたくさんありました。その中でも、夢は誰でも叶えることができるということが一番心に残りました。私は、まだ具体的には夢が決まっていないので、眠っていて詳細な夢を見たことがありません。詳細な夢が見られるまであきらめないで、自分を信じて頑張ろうと思いました。
 蔵さんは「笑顔」や「幸せ」、「夢」などにいろいろ大切なことを教えて下さいました。私はネガティブで夢にもあまり近づけていないし、友達としゃべることも苦手だけど、これからは「率先垂範」という言葉のように何事にも頑張ろうと思いました。そして、人の愚痴を言わず、友達とコミュニケーションをしっかりとり、夢に向かって頑張りたいです。
  最近、将来就きたい職業が、自分が決めた職業でいいのかなと不安になっていたけど、夢は思い続けることが大事だと分かったので頑張ろうと思いました。何事にも3年間やり続けるということを実践してみたいと思ったし、将来、能登で仕事をすることも視野に入れておきたいと思った。その時は、今回学んだ過疎地域だからできることに着目してみたいと思いました。そして、周りの幸せを考えて行動したいと思いました。
 
   
   







第9回


 6月23日(金)、第9回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。今回は、7月14日(金)に予定されているプレゼンの資料作成にかかりました。14日にはグループ担当以外の先生方やメンターの先生方にアドバイスをいただきます。
 今回は、休日などを利用して廃線になった能登鉄道の線路や駅舎を調査している「能登鉄道を利用した町おこし」のグループに話を聞きました。6月の上旬には輪島市にある能登三井駅、能登市ノ瀬駅、輪島駅へ行ってきたそうです。三井駅は駅舎がリフォームされ、すでに駅カフェとして活用されていました。生徒たちはもともと駅舎の活用方法の一つとして”駅カフェ”を考えていたので、この能登で実現している駅カフェの存在にとても驚き、感激したようです。同時に、駅カフェを経営している方への取材を通していろんなヒントを得られたようで、「ぜひ内浦の駅舎でも!」と実現へ期待を膨らませました。
 今年の目標は、自分たちが調べたことをまとめ、能登鉄道の本社へいって報告し、能登鉄道さんに線路や駅舎の今後の利用についていろいろ聞いてみたいと言っていました。そして、駅舎活用の具体的な案を作成し、地域の方々に提案していきたいと話してくれました。女の子8名、男の子1名、毎回いろんな駅へ行っては楽しそうな写真を見せてくれます。一歩前進、期待しています!
   
   
 






第8回

 6月16日(金)、第8回「ゆめかな」プロジェクトが行われ、各グループ、自分たちの研究を進めていました。今回は、不思議な匂いに誘われて、調理室で研究をしていた「メンズスイーツ」に話を聞きました。
 このグループの2年生メンバーは、自分たちがどんなことをしたいのかわからず、前に進めないでいました。だけど、「やりたい事じゃなくて、やってみてもいいなぁと思うことってある?得意じゃなくても、やってて楽しい事って何かある?」という担当先生の声かけに、一人の男子生徒が「オレ、お菓子作り好きやよ。」と返事をしてくれたことがはじまりのきっかけでした。「じゃ~オレ食べるの好き!」と周りの男子生徒ものってきてくれ、メンズスイーツが誕生しました。お母さんに怒られるので隠れて料理を作っているという1年生、普段から料理をしているという1年生、食べるのが大好きだという1年生などが加わり、活動がスタートしました。

 どんなものを作ろうとしているの?と聞くと、「食べれるスライム!」と答えたり、発想はとても奇抜です。まだまだ前途多難ですが、地域の食材なども使って試作を繰り返し、他のグループが企画している”エスニック祭り”に出品することが目標だそうです。そのためにも、地域企業に協力の依頼も考えているとのことでした。
   




第7回


 6月9日(金)、第7回「ゆめかな」プロジェクトでは『0.01=∞』と題してランプの宿支配人 刀禰 秀一 氏よりご講演いただきました。刀禰氏は世界各国を飛び回り、様々な事業を展開しておられ、その一部を私たちに紹介しながら進化の中で生きるための極意を教えて下さいました。刀禰氏は「日本は観光の分野で遅れている。」とおっしゃいました。「私にとって”海外は参考書”であり、海外の良さを日本的に表現してランプの宿を発展させてきた。ちょっとやってみる、やってみてよかったらどんどん進めていく。前進の心をもっていろんなことにチャレンジすれば、なんでもできるということを忘れないでください。」とお話して下さいました。
 生徒の「一番大変だった仕事は何ですか?」という質問に対して、「仕事の大変なこと……大変という意識がない。”目に見えない壁”は自分が作ったもの!自分が作った壁を超えないという面倒なことはしない主義なんです。」と笑顔で答えておられ、生徒たちに前へ進む勇気をくださいました。また、「最終的な目標は何ですか?」という質問には、「夢がたくさんありすぎて……私は仕事を仕事だと思ってないんですよ。趣味だと思っているので終わりはなく、60歳からプロジェクトを8つ増やしているし、自分がいなくなっても継続していけるよう変化も想定して長期的に物事を見ている。答えになっていないかもしれないが、チャレンジし続けることが目標なんです。」と答えて下さいました。想像を超えた刀禰氏のチャレンジ精神や行動力は生徒たちをとても驚かせたようです。
 生徒の感想を紹介します。
 いろいろな事業をやっていらっしゃってすごいなと思いました。「ゆめかな」で、私が1年生の時はあくまで企画を考えるだけで、行動と言えば2年生についていったことくらいです。ですが、2年生になってグループを引っ張っていかなくてはいけないと思ったら、行動するのが怖くなりました。でも、この講演を聞いて、いろんなことにチャレンジすれば何でもできる、と背中を押されたような気がしました。
 「洞穴の中を赤く染める」で3年以上かかっていた話を聞いて、僕にはスケールの大きすぎる話に聞こえましたが、とても仕事を楽しそうにやっている様子が伝わってきました。自分しかやっていない仕事は簡単に一番になれるとおっしゃっていましたが、刀禰さんから教わった大切なことは、考えたことにチャレンジすることだと思います。刀禰さんの何でもやってみようとする意志に驚きました。
 今日の講演を聞いて、もっと視野を広げたり、外国や他の場所のいいところを取り入れたり、ちょっとだけでもチャレンジしてみることが成功につながるということがわかりました。そして、ただやってみるだけでなく、効率よく、賢く、only one な事を企画することが大切だということを知りました。これらのことを「ゆめかな」につなげていきたいです。
 私もいろいろな国へ行ってさまざまな交流をしてみたいと思いました。高校生になった今、いろんな事を恐れてしまい、全くと言っていいほど、挑戦しなくなってしまいました。でも今日、刀禰さんのお話を聞いて、後のことは考えずにとりあえずしてみようと思いました。私が将来どんな大人になるかはわからないけど、仕事を仕事ではないと思えるようなそういう人になりたいです。
 
   
   




第6回


 5月26日(金)、第6回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。
 今回は「僕らの絵本を世界へ」を研究テーマに活動しているグループにいろいろな話を聞いてみました。このグループは今年新たに結成されたグループです。さぞかし読書好きな高校生たちなのだろうと勝手なイメージを持っていましたが、絵を描くことが得意なわけでもない、物語を書くのが得意なわけでもない元気で明るい男子11名でした。自分たちの魅力は”オリジナリティとユーモアあふれる運動部所属の男子高校生であること”だそうです。具体的に絵本を作ろうと思ったきっかけを聞いてみると、英語の教科書に掲載されていた”Sending Smiles through Picture Books”というLessonに出てくる「オイガ」の活動に感銘を受けたからだと話してくれました。心から”やってみたい!”と思ったそうです。英語が得意なわけではないので、オイガが行っている日本の絵本を英語で伝えることは自分たちには難しいけど、自分たちの英語力でも本の楽しい世界を世界の子どもたちに伝えられるんじゃないか、そう思えたようです。
 実際の活動では司書さんに協力してもらい、様々な作品を紹介してもらったり、作品づくりについてのアドバイスをもらっているということでした。今年は地域の保育所へ訪問し、絵本の読み聞かせ体験から今ある作品の魅力を探り、そこから自分たちの作品を作っていきたいと話してくれました。
 
 ”Sending Smiles through Picture Books”
では、福島県郡山市にあるあさか開成高校の「オイガ」という読み聞かせボランティア部について取り上げています。彼らは地域の保育所や小学校で絵本を読んで聞かせたり、劇にして演じたりして、本の楽しい世界を子どもたちに伝えています。そして、数年前から日本の絵本をフィリピンなどの海外の子どもたちに伝える新たな活動にも挑戦しはじめているそうです。








第5回


 5月19日(金)、第5回「ゆめかな」プロジェクトが行われ、研究が本格的にスタートしました。
 「珠洲・能登の祭り」をテーマに活動しているグループでは、今年度祭りが大好きな1年生が加わりました。1年生は撮影や編集をするのが初めてなので、今回はいろんなものを撮影してみたそうです。来週には2年生と一緒に編集の仕方を勉強するとのことでした。2年生はどんな祭りを撮ろうか相談し、決めていました。良いものができたら今年の文化祭での上映を考えているらしく、良いものを作ろうと張り切っています。祭りをしていない時の風景も撮影しておいたら良いのではないかというアイディアで、放課後を利用した撮影も行っていました。二度と同じ瞬間を撮ることができないのが難しくておもしろいところと話してくれた生徒たち、ぜひこのグループにしか撮れない動画を作ってほしいです。

 順次他のグループも紹介していきます。
   






第4回


 5月12日(金)、第4回「ゆめかな」プロジェクトが行われ、新グループでの活動がスタートしました。1年生も2年生も緊張していましたが、2年生がリードして自己紹介を行いました。慣れてくると、1年生に得意なことややりたいことなどを聞いたり、自分たちのグループがどんなことをしてきたのかの経緯なども説明している様子が見られました。
 後半には、今年度の目標や役割分担などを決め、今後の研究計画を立てました。
   
   






第3回


 4月28日(金)、第3回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。1年生は2年生が待つ教室を回り、各グループのプレゼンを参観しました。2年生だけでのプレゼンは初めてなので、予想以上に緊張し、上手くアピールできなかったグループもあったようですが、2~3分という短い時間で精一杯のパフォーマンスができたグループもあったようです。
 最後に希望調査が行われ、1年生はそれぞれ第3希望まで記入しました。いよいよ5月12日(金)は、1・2年生初顔合わせとなります。
   
   
 

 





第2回

 4月21日(金)、第2回「ゆめかな」プロジェクトが行われました。2年生は1年生へのプレゼンデータを作成したり、発表の練習をしたりしていました。1年生は、「ゆめかな」プロジェクトがどのようなプロジェクトなのか説明をうけました。現在ある24全てのグループのプレゼンを聞けるわけではないので、24グーループの簡単な説明を聞いて、どの会場に行こうか考え、次回の2年生によるプレゼンに備えました。
 1年生の中には、昨年度行われた”超エスニック祭り”に参加した生徒もおり、何もかもが初めてだった昨年度よりは、少し「ゆめかな」プロジェクトへの関心が高いようでした。説明会の最後には、昨年メンターの先生方が何度も話してくれた「楽しいことをやろう!」という言葉が1年生に呼びかけられました。
   






第1回

  4月14日(金)、平成29年度「ゆめかな」プロジェクトがいよいよ始動しました。第1回は2年生のみの活動となり、昨年度の活動をふまえてもう一度研究テーマを話し合いました。互いの想いを再確認したグループもあれば、新たな野望をもって誕生したグループもあります。笛木先生からはこの1年間で何かアクションを起こそう、そして研究を一歩前進させようと声がかけられました。
 研究テーマが決定したグループは早速、28日(金)に行われる1年生に向けてのプレゼンデータ作成に取り掛かりました。
 
   
   






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