10月22日（月）23日（火）に、１年生対象に救急救命実習を行いました。保健の時間を利用し、１年生を対象に珠洲市消防署の職員の方々の協力を得て、本校の格技場で救急救命法の講習会を実施しました。内容に関しては、心肺蘇生法では、タブレット端末で胸骨圧迫の深さや速さを判定するものを利用し楽しみながら、そして、真剣に参加していました。ＡＥＤ（自動体外式除細動器）を利用した実習では、初めて見るＡＥＤに興味・関心を持って真剣に講習に臨んでいました。最初は、心臓マッサージや人工呼吸がうまくできずに試行錯誤しながらでしたが、最後には適切にできるようになっていました。今回の実習では、臨場感を出すために１１９番通報を行い、緊張感のある中で実習を行いました。実際の場面では、救命救急法を使うことは不安があるかもしれません。この講習会を実施する目的は、応急手当の技術を習得するとともに、それを実行する自発性を育てることです。日本では傷病者に手を貸す人が少なく、欧米に比べて蘇生率が低いと言われています。なかなか心肺蘇生を必要とする場面に遭遇することはないと思いますが、いつどのような場面で心肺蘇生を必要とする時が来るかわかりません。生徒達には、この講習会を生かして、勇気を持って行動してもらいたいものです。