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校長室だより

校長室だより(4) 平成29年3月3日(金) 校長 三嶋 達也

 

皆さま、こんにちは。本校のホームページをご覧くださりありがとうございます。このコーナー、久しぶりの投稿になりました。

 さて、本日は本校の第69回卒業証書授与式となります。143名の卒業生が、新たな道を力強く歩んでくれることを祈っています。

 第4回の「校長室だより」は本日3月3日発行の生徒会誌『星霜第30号』の巻頭言の文章を掲載したいと思います。ご一読いただければ幸いです。 

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「飯高魂」、そして「チーム飯田で、一歩前進」
           石川県立飯田高等学校 校長 三嶋 達也 

 今年度末で定年退職となるため、私にとってこの『星霜第30号』の巻頭言が校長としての最後の文章になる。昨年の第29号では「チーム飯田で、一歩前進」という題名で巻頭言を書いている。あれから早いものでもう一年が過ぎ去ろうとしている。田鶴浜高校の校長、飯田高校の校長、合計4年間とも「一歩前進」が私の大切な信条であり、この言葉を使い続けた。その理由は第29号と重複するのでここでは書かないが、どうか卒業生の皆さん、私が2年間飯田高校で語り続けた「チーム飯田で、一歩前進」という言葉を卒業後も心のどこかにとどめておいてほしい。

 前置きがいつものとおり長くなったが、今年の飯高祭のテーマは「飯高魂−The act makes the next.」であった。文化祭、体育祭ともに大いに盛り上がったのはまだ記憶に新しい。この言葉を日本語にすれば「行動しなさい。そうすれば次が見えてくる」となり、「チーム飯田で、一歩前進」という言葉と大いにつながっている、と私が全校生徒の前で話したことを覚えているだろうか。また、別の機会に、私は毎日職員玄関に入る前に、魔法の言葉、セルフペップトークとしてこの英語をつぶやいていると話したことは覚えているだろうか。

 私がこの巻頭言で伝えたいことは、ずばり、「飯田高校を卒業してチーム飯田から離れても、今度は個人としてどこにいても飯高魂を忘れずに、着実に一歩前進を果たし、常に次の目標に向かって行動せよ」ということである。

 ただ、次に向かって行動するときには、しっかりと目標を持つ必要がある。どんな目標を持つかは一人ひとり違うのは当然であるが、未来に進むためには、現在の自分を客観的に分析してほしい。その方法はいろいろあるが、2学期の終業式で話したとおり、一番簡単な方法は自分の「強み」と「弱み」を知ることだと思う。

 具体的に一例をあげよう。「飯田高校の強みと弱み」を考える。
(1)強み @生徒の素朴さ(地理的要因) A地域からの信頼度の高さ・『飯田高校ブランド』 B卒業生の層の厚さと母校に対する誇り Cしっかりとした進路実績 
(2)弱み @自己表現・発信力の弱さ A競争心が希薄(中学校での切磋琢磨が少ない) B生徒間の学力幅の大きさ(習熟度別授業・個別指導等が不可欠) 等々。
※ただし弱みは強みにもなる。弱みを自覚し努力することで、飯高生は大いに伸びる力を持っている。

 この分析が妥当かどうかは別として、私は皆さん一人ひとりに自分の強みと弱みを考えてほしい。そして現在の自分を理解して次に進んでほしいと願っている。

 また、私は皆さんにはこれからも「飯高魂」を持ち続けてもらいたい。これから進んでいく道にはいろいろな障害物があるだろう。しかし、恐れずに行動すること。そうすれば次が必ず見えてくるはずだ。失敗してもいい。人生には失敗はつきものである。もしかしたら失敗の連続かもしれない。しかし、くじけずにチャレンジすることで新しい世界が必ず見えてくる。私の体験からこの世の中は心の持ち方次第でなんとでもなるものである。

 最後に、私は2年間飯田高校でお世話になったが、本当に幸せな2年間であった。「チーム飯田で、一歩前進」という単純な言葉を繰り返し使わせてもらったことに心から感謝する。


校長室だより(3) 平成28年7月29日(金) 校長 三嶋 達也

 

来週はもう8月となります。梅雨も明け、毎日うだるような暑さのなか、皆さんはどのようにお過ごしですか。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。 

 さて、今回の「校長室だより」は7月20日発行のPTA機関紙「学校だより」の2ページ「校長あいさつ」の文章を再掲したいと思います。ご一読いただければ幸いです。

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 平成二十八年度もチーム飯田で一歩前進

 竹田PTA会長さんをはじめ、PTA役員・会員の皆様には日頃から本校の教育活動やPTA活動にご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございます。この紙面を借りてあらためてお礼申し上げます。

 昨年四月に奥能登の伝統校である飯田高校に赴任して、もう一年と四カ月が経過しようとしています。本当に月日が過ぎ去るのは早いものです。

 さて、平成二十七年度、私は校長としてあらゆる場面で「チーム飯田で一歩前進」という言葉を繰り返しました。生徒も教職員も共通の目標に向かって前に進んでいくということを目指しました。これまでのところこの言葉はかなり浸透したのではないかなと自負しています。

 今年度に入り、再び生徒にも教職員にも「今年度も、チーム飯田で一歩前進しよう」と話をしました。また始業式には、本校の教育目標「真理を探究し、高い知性と豊かな心を養い、積極・進取の精神をもった明朗快活で実践力のある誠実な人間を育成する」ということも生徒全員に話をしました。

 ところで、私ごとで恐縮ですが私は今年度で定年退職となります。教職最後の年に飯田高校の校長であるということはたいへん名誉なことです。今年度も飯田高校の未来を考えながら、誠心誠意尽くし、次の第二十六代校長にバトンを渡したいと思います。

 そのため、私は昨年度から飯田高校生が故郷に愛着と誇りを持ちながら、地域に直接的にあるいは間接的に何か貢献できることはないかと考えていました。その一つが今年度の一番大きな取り組み、「ゆめかな」プロジェクトで地域貢献に大きく一歩前進することです。

 総合学科の生徒たちは、学校設定科目の「地域学」の授業等で、地域の自然、文化、伝統などを学び、地域に生きる人々の多様な考えや生き方を知ることによって、地域と真剣に向き合う態度を身につけています。

 こうした学習を普通科の一・二年生にも拡大し、総合的な学習の時間や土曜スクールの一部の時間を利用して、学年の垣根を取り払い、チームとなって地域の活性化に貢献できる方策を考えるプロジェクトを立ち上げました。県内の高校では初めての先進的な取り組みであると思います。本校のホームページでもこの活動の進捗状況を随時アップしていますので、どうぞご覧ください。

 最後になりますが、縦の糸である同窓会と横の糸であるPTA、そして斜めの糸である地域の皆様の力を借りながら、今年度も「チーム飯田で一歩前進」を果たしたいと考えています。どうか今後とも本校の教育活動・PTA活動にご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

校長室だより(2) 平成28年6月13日(月) 校長 三嶋 達也

 
 もう6月も半ばです。今日は朝から外は雨。梅雨入りも近いのかなあと思います。校長室の窓を開けると、少し湿っぽいひんやりした空気が入ってきます。

さて、昨日、羽咋市唐戸山相撲場で行われた、石川県高校総体相撲競技の応援・激励に行ってきました。私の地元で行われることもあり、いつもこの大会は楽しみにしています。たいへん気温も上がり、蒸し暑い一日でしたが、選手たちはそれぞれ一生懸命に取り組んでいました。本校の生徒たちは団体4位、個人では白坂君がベスト8で、優秀選手賞をもらいました。もう少しで団体3位に入賞できるところでしたが、残念でした。しかし、3年生は気持ちを切り替えて、次のステージに立ち向かってくれるものと期待しています。

総体では、ホームページに結果を掲載してあるとおり、ウエイトリフティング部、陸上競技部、ソフトテニス部がよく頑張り、北信越大会に出場することになりました。各部ともさらに県大会から「一歩前進」できることを願っています。また、今年広島で開催される全国総合文化祭では、本校写真部が県代表として参加することになっています。

次に、今年に入って私自身「一歩前進」させたことについて、少しだけお知らせします。

@ PTA総会で、会則どおり教職員も会費を納めるようにしたこと。また、昨年度から指摘されていた件、特にお金に関することについてできるだけ明確に説明し、指摘されていたことについて改善策を講じたこと。

A 「ゆめかな」プロジェクトを開始したこと。これはホームページに具体的に載せているように、普通科の生徒たち1年生・2年生に、地元の良さを再発見し、この地域の活性化に貢献できる方法等を自分たちで考えるプロジェクトです。私は、この活動には大いに期待をしています。これからも順次ホームページに掲載しますので、ご覧ください。

B 5月に金沢の卯辰山相撲競技場で行われた第100回記念高校相撲金沢大会に、ブラスの応援団を送り、応援に花を咲かせたこと。

この他、いろいろな取り組みをしています。私は、今後も校長として学校運営で「一歩前進」させたいと思っています。

中学生から進学先として選んでもらえる学校づくり、縦の糸である同窓会、横の糸であるPTA、そしてもうひとつ、斜めの糸である地域の皆さんから期待され信頼される学校づくりに取り組んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします。

校長室だより(1) 平成28年4月13日(水) 校長 三嶋 達也

 皆さま、飯田高校のホームページを見ていただきまして、ありがとうございます。

 今年度も「校長室だより」のコーナーを開設いたします。その時々で、校長として感じたことや伝えたいことを不定期で書いていきます。どうか気楽にお読みください。

 さて、4月8日の1学期始業式と入学式が終わり、いよいよ学校も新しい「チーム飯田」として始まりました。私は校長として、昨年度に引き続き、「チーム飯田で一歩前進」をキーワードとして学校運営を進めていきたいと思います。

 始業式では、生徒たちに本校の教育目標は「真理を探究し、高い知性と豊かな心を養い、積極・進取の精神を持った明朗快活で実践力のある誠実な人間を育成する」ことである、という確認をしました。

 次に、「チームとは何か」を問いかけました。また、チームがチームとして成立するためには何が必要であるかも生徒たちに考えてもらいました。その後、

1 明確な共通の目的を持つこと、
2 メンバー間の協力と相互依存、
3 各メンバーが果たす役割を知ること、
4 チームの構成員とそれ以外の境界が明瞭であること、

について話をしました。 

さらに、今という時間を大切にし、新入生の手本となるように、勉強や部活動、生徒会活動、ボランティア活動にも「大きな一歩前進」を果たしてほしいと伝えました。

 午後の入学式の式辞では、校訓「清 慎 勤」(心身ともに健康で、礼儀正しく、日々努力せよ)について話をした後、二つのお願い、すなわち「志を高く持ち、その実現に向けて、常に一歩前進を心がけてほしい」ということと、「自分の故郷に誇りと愛着を持ってほしい」ということを伝えました。

 なお、この入学式式辞については、飯高タイムズに掲載し、後ほどこの飯田高校HPでも公開いたします。読んでいただければ幸いです。

 最後になりましたが、平成28年度は私にとっては教師生活最後の1年となります。悔いのないように精一杯力を注ぎたいと思います。皆様、どうかよろしくお願いいたします。












  平成27年度

校長室だより(5) 平成28年3月3日(木) 校長 三嶋 達也

 皆さま、こんにちは。明日は本校の第68回卒業証書授与式です。普通科101名、総合学科36名、合計137名の卒業生が、新しい道を歩み始めます。心から卒業生の前途に幸あれと祈ります。

さて、今回の「校長室だより」は、本校の生徒会誌『星霜第29号』(平成28年3月4日発行)の校長巻頭言をそのままアップしたいと思います。私が「一歩前進」という言葉をなぜ繰り返し生徒たちに伝えているのかご理解いただけるのではないでしょうか。

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「チーム飯田で、一歩前進」   

  今から四十年前のことである。私は四ツ谷にある大学に入学し、英米文学を中心に英語を専門的に学び始めた。当時、一年生に英語を教えてくれたアルベス先生が、事あるごとに「私の名前は忘れてもいいけど、オノマトピア( onomatopoeia 擬音、擬声 )という言葉は忘れないでほしい」と話していた。なぜオノマトピアなのか、実は聞いたことがない。しかし、アルベス先生から何を習ったのかはほとんど忘れてしまったけれど、不思議なことに先生の面影とオノマトピアという音が現在でも妙に頭に残っている。この体験から、言葉を単純化して繰り返されると、思いのほかその言葉を覚えているものだと実感した。


  大学をなんとか卒業して、二年間石川県で英語の講師を務めた。それから新採として輪島高校に勤務することとなった。思い返すととても楽しい七年間であったが、その時最初は自分自身に言い聞かせる言葉として、「がんばる人は美しい」という言葉を作った。短いフレーズでインパクトがある言葉だなと満足して、この言葉を自分だけでなく教え子たちにもいろいろな場面をとおして繰り返した。何事にも一生懸命に取り組む姿は素晴らしいことで、美しいことだと伝えたかったのだ。その後、次の高校でも十年以上この同じ言葉を使った。今でも当時の教え子に会うたびに「がんばる人は美しい、でしたね」、と懐かしげに話してくれるのである。

  話は変わるが、私は「道」という言葉が好きだ。私の愛読書に、デール・カーネギーの『道は開ける』と松下幸之助の『道をひらく』という本がある。前者は、大学時代に英語で読んだのだが、当時自分の英語力のなさや都会での学生生活にいろいろ悩んでいた時に、偶然手にした本である。後者は、私が四十代になってから読んだ本であるが、今でも時々読み返している。読むたびに新しい視点を与えてくれる大切な本である。

  平成二十五年に田鶴浜高校の校長の命を受けた時、自分の好きな言葉を生徒に語っていこうと考えた。それが「一歩前進」という言葉である。人には与えられた道がある。それがどんな道であれ、自分の道を自力で、時には人の力を借りながらでも、こつこつと誠実に、時には苦しみながら時には不安でいっぱいであろうとも、心を定め希望を持って前に進んでいかなくてはならない。力を振り絞って、自分の限界からさらにまた一歩前に進もう、というメッセージである。私はあらゆる場面でこの言葉を使いながら生徒たちに自分の思いを伝えた。もちろん同窓会やPTAの会合でも使った。平成二十五年度は「一歩前進」、二十六年度は「質を高めた一歩前進」をキーワードとした。

 

 そして、平成二十七年度には、奥能登の伝統校、飯田高校に転勤となった。百三年の伝統と歴史を誇る本校に着任した時、なぜだかわからないが不思議な魅力を感じた。教師としての直感なのかもしれない。ここが私の勤める学校、総仕上げの高校、そう思った。ここでのキーワードも着任前から「一歩前進」と心に決めていた。さらには、教職員も生徒も一つのチームとなって前に進みたいと願って、「チーム飯田で、一歩前進」という言葉を使うことに決めたのだ。四月以降は、皆さんも知るとおり、いつでもどこでもこの言葉を用いた。生徒にも先生方にも、保護者にも同窓会の皆様にも何度もこの言葉を語りながらメッセージを送ったのである。

  卒業する三年生にとっては、四月からはそれぞれ新しい生活が始まる。高校時代は、飯田高校という道を進んできたのだが、これからは一人ひとりそれぞれの道を歩むことになる。人によりその進む道は違っても、私は卒業生の皆さんには「飯田高校卒業生」としてのプライドを持ち続けてほしい。本校で学んだことをしっかりと活かしながら、これから始まる新しい道を自ら切り開き着実に前に進んでほしいと思う。苦しいときや不安なときは、実社会に出ても何度も何度もやってくるはずだ。しかし、私の体験から心の持ち方次第でこの世の中はなんとでもなるものであると考えている。自分でできることは常に精一杯前向きに取り組んで、限界からさらに一歩前に進んでほしい。そして、どこにいても「私は飯田高校の卒業生です」と胸を張って言えるようであってほしいと願っている。

 校長室だより(4)  平成28年1月7日(木) 校長 三嶋 達也

 平成28年、新しい年の始まりです。旧年中はこのHPをご覧いただき、また本校の教育活動にご理解・ご支援をいただき誠にありがとうございました。どうか皆さま、本年もよろしくお願いいたします。

 さて、しばらくぶりの「校長室だより」です。前回の更新からずいぶん日が経ちました。11月、12月には各中学校で高校説明会をさせていただきました。中学生の皆さん、学校関係者の皆様、どうもありがとうございました。

 本校の担当者から飯田高校の教育活動や進路実績等の説明とともに、事前にお伺いしていた各中学校の質問に答える、という形式で説明会を進行いたしました。その際、本校の魅力を校長としてもお話いたしました。これが本校の生徒募集に結びついていくことを期待しています。

 12月上旬には2学期期末考査がありました。また3年生の一般入試三者面談もありました。定期考査問題の作成、採点、それをもとにいろいろな観点・材料を考慮しながら成績をつける、いずれも大切な教員の仕事です。下旬には1・2年生の保護者懇談会がありました。「師走」という言葉が語るとおり、12月はとても忙しい月でした。

本日1月7日の1時間目に3学期始業式を行いました。今年は暖冬とはいえ、体育館は底冷えがしましたが、私の愛読書の話、時間の話、自分に与えられた道を誠実にまっすぐ進むことの大切さなどを伝えました。

 3学期は総仕上げの学期。3年生は、4月からは一人ひとり違った道を進むことになります。1年生、2年生にとっては、次の学年に上がるためのとても大切な学期です。そういうことも始業式のあいさつの中で語りました。

1月が本校の生徒・教職員にとって「平成28年、チーム飯田で一歩前進」を果たすための最初の月となることを願っています。

 

校長室だより(3) 平成27年10月5日(月)   校長 三嶋 達也

 10月になりました。このコーナー、しばらく開店休業状態でしたが、申しわけありません。

さて、9月26日土曜日に行われた学校評議員会・学校評価委員会では、委員の皆様からいろいろ貴重なご意見やご提案をいただきました。その中で学校情報の更なる発信ということが話題になりました。

4月に本校の校長となり、少しでも飯田高校の学校情報を提供する機会を増やして、「一歩前進」を果たしたいと考え、「校長室だより」のコーナーを設けました。また、学校行事等をより多く本校のホームページにアップするように指示していますが、まだまだ十分ではないと感じています。

まず、私がこのコーナーの更新率をこれから上げていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

校長室だより(2)  平成27年7月21日(火)  校長 三嶋 達也

 皆さま、こんにちは。夏休みに入りましたが、本校では夏季補習が始まりました。生徒も教職員も、チーム飯田でこの補習を充実したものにするため、一生懸命取り組みます。

 さて、2回目の「校長室だより」ですが、7月17日発行の本校PTA会報誌「学校だより第187号」2ページに掲載した私の文章を、そのままここに載せたいと思います。私自身のことにも触れています。参考までにお読みいただければと思います。

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 チーム飯田で一歩前進 

竹田PTA会長さんをはじめ、PTA役員の皆様や会員の皆様には日頃から本校の教育活動やPTA活動にご理解・ご協力をいただきまして誠にありがとうございます。この紙面を借りてあらためてお礼申し上げます。

さて、平成二十七年度もすでに七月となりました。まさしく「光陰矢のごとし」だなと実感しています。しかし、私は四月に伝統ある飯田高校の第二十五代校長のたすきを引き継いだ緊張感を忘れてはいません。むしろ、ますますその職責の重さを痛感しているところでもあります。

ここで、私の歩んできた道を簡単に振り返ります。四月三十日発行の飯高タイムズ131号でも書きましたが、初任は輪島高校です。教科は英語。輪島では七年間勤めさせていただき、母校羽咋高校へ戻りました。輪島でも羽咋でも担任をしながら、常に生徒の進路実現のために全力投球をしてきたつもりです。 

羽咋では十六年間籍を置かせてもらいましたが、この間、内地留学により、上越教育大学大学院へ単身赴任で二年間勉強する機会を得ました。偶然にも、井下前校長と一緒でした。私は英語教育、井下先生は学校教育を専門として同じ釜の飯を食った間柄です。内地留学後、私はまた羽咋に戻り、進路指導主事を三年間務めたのち、今度は七尾高校へ異動となりました。

七尾高校では、井下先生が進路指導主事、私が三年学年主任としてペアを組んで仕事をしました。とても充実した二年間でした。その後私は教頭として、富来高校と門前高校に勤務しました。校長を補佐しながら、少し違う道を歩みだしました。

平成二十五年度、二十六年度は田鶴浜高校の校長として、学校経営の仕事をすることになりました。田鶴浜高校は、地域の医療・福祉に貢献できる看護師と介護福祉士を生み出す専門高校であり、国家試験合格率は常に一〇〇%です。この学校での二年間は、石川県全域、特に能登地区での医療や福祉分野での人材不足を肌で感じる日々でした。能登で貢献できる人材育成を、という視点が大きくなったのはこの学校での勤務を経験したからに他なりません。

振り返りが少し長くなりましたが、私は、これまでの経歴がこの名門飯田高校での学校経営に必ず役立つと信じています。

四月に飯田高校の校長となり、教職員に伝えた言葉が「一歩前進」です。始業式にも、入学式の式辞の中でも「一歩前進」の大切さを伝えました。また、PTA総会の場でもこの言葉を皆様に伝えさせてもらいました。勉強でも部活でも、ボランティア活動でも生徒会活動でも、あらゆる場面で、常に一歩前に出ること、この大切さを繰り返し生徒たちに伝えていきたいと思います。また、その時には一人ではなく、常に飯田高校というチームで、みんなで一丸となって前に進んでいくことを大切にしたいと思っています。生徒も、教職員も、「チーム飯田」で団結して前に進みたいと考えています。 

なお、教職員には、ワークライフバランスを大切にしながら、仕事をしてもらいたいと伝えています。いざという時、力を振り絞ってもらえるように、校長として、先生方の働く環境をさらにいいものにしたいと考え、学校経営を行っているつもりです。

これまでの教員生活で得たものを活かして、私はこの飯田高校で何をしなければならないかを常に考えていきます。どうか、皆様、今後とも本校の教育活動・PTA活動にご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 校長室だより(1) 平成27年6月26日(金)  校 長 三 嶋 達 也 

 皆さま、飯田高校のホームページを見ていただきまして、ありがとうございます。 

 少し遅くなりましたが、これから「校長室だより」というコーナーを新設いたします。これは前任校の田鶴浜高校で2年間書いていたコーナーです。飯田高校でも立ち上げました。

 その時々で、校長として感じたことや伝えたいことを不定期で書いていきます。どうか気楽にお読みください。

 さて、本日、生徒玄関先に私のキーワードをからめた「チーム飯田で一歩前進!」の文字を掲げました。ちなみに下の文字は、本校の校訓です。いずれも書道部の生徒が書いてくれました。

 本校ホームページにある「飯高タイムズ」のコーナー →「131号(4/31発行)」→「入学式式辞(ダイジェスト版)」も併せてお読みください。 

よろしくお願いいたします。  



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