図書館だより
平成25年度 前期 校内読書会
課題図書 「沈黙」−『レキシントンの幽霊』より− 村上 春樹
日 時 2013年5月17日(金) 15:30〜17:00
参加人数 34人
(1年10人、2年12人、3年12人)+先生方6名
場 所 図書館
前期の校内読書会を5月に実施しました。読書会とは、
課題図書(今回は村上春樹の「沈黙」)を生徒自身が投票で
決め、それを各自事前に読んだ
上で感想や疑問などを語り合うものです。
当日は図書委員が中心となり、先生方を含む6〜7人程度の5グループに分かれて、
それぞれが思い思いの意見を交わ
しました。50分程度の議論の後、
各グループから代表者を選出しその議論内容を発表し合いました。
≪課題図書「沈黙」について≫
主人公は「僕」とその会社の同僚である「大沢さん」の二人ですが、大沢さんの孤独な過去を中心に物語
は進んでいきます。大沢さんの過去が明らかになってい
く中で、本のタイトルである「沈黙」とは一体何を指
すのか? また、本当の孤独が意味するものとは?という問いを読者に投げかける一冊となっています。
参加者からは、「一人で読むことから
は決して得られない楽しみがあって良かった。」「今まで村上春樹の作品は難しいと思っ
ていたけど、色々な角度から皆が
意見を出し合うことでより物語が生き生きとして、とて
も面白かった。」など、読書会に対するうれしい感想が次々とあがりました。
次回、11月
15日に後期の校内読書会が行われます。図書委員はもちろん、図書委員ではない生
徒も一度読書会に参加し、一冊の本について皆で深く語り合っ
てみませんか。