平成29年度(文系フロンティアコース開設6年目)の活動や行事について紹介します。
 
 
  2018.2.3
 長野県上田高校SGH報告会(21ホーム)
 姉妹校である長野県上田高校SGH報告会に参加してきました。昨年6月には文系フロンティアコース3年生4名が「北陸新幹線サミット」に参加し、また、11月には上田高校より2名の高校生が七尾高校に訪れ研究交流をするなど、姉妹校交流を深めてきました。
 七尾高校からの代表発表は、井上塁君、海老春香さん、時國瑠花さん、船下愛美梨さんの4名で、石川県NSH課題研究合同発表会でプレゼンテーションを行った班のメンバーです。4名は500人を超える聴衆を前に、「能登から国際的な人材を育成するには?」と題した課題研究の成果を堂々と発表することができました。発表後、上田高校卒業生からの質問に対しても、事前に用意した資料等を用いながら的確に応答することができました。参加生徒は上田高校生徒のハイレベルな課題研究や物怖じせず受け答えするコミュニケーション能力の高さに大いに刺激を受けました。ぜひ次年度の探究活動に生かしたいと思います。
 今回の訪問で上田高校の先生方や生徒の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

 


 
  2018.1.31
 平成29年度NSH課題研究合同発表会(21ホーム)
 平成29年度NSH課題研究合同発表会が開催され、県内より約180名の高校生が金沢桜丘高校に集いました。本校から21Hの生徒39名が参加し、3つの班がプレゼンテーションやポスターセッションをしました。

第1部代表発表(プレゼンテーション)
課題研究「能登から国際的な人材を育成するには?」
発表者:井上塁君、海老春香さん、時國瑠花さん、船下愛美梨さん

第2部ワークショップ(ポスターセッション)
課題研究「持続可能な農業の実践」
嶋本光希君、髙﨑遥さん、橋本りおんさん、渡智寿さん

課題研究「なぜ都市は衰退したのか」
金森令雛さん、辰田舜君、西田遥香さん、松本悠里さん

 発表者は英語でプレゼンテーションを行い、他校の生徒からの質問にも英語で堂々と答えていました。
 他校の研究テーマはとても興味深く入念な調査が伺える内容でした。21Hの生徒は、その情報を鵜呑みにせず腑に落ちない箇所は積極的に質問し、より深く理解しようと努めていました。
 この課題研究合同発表会で文系フロンティアコース2年生の主な行事が終わりです。生徒はこれまで様々な活動を通して批判的思考力やコミュニケーション能力を高めることができました。その成長を教員も生徒も実感できた1日でした。
 


 
  2017.12.18
 平成29年度七尾高校NSH成果発表会を開催しました(21ホーム)
 今日は文系フロンティアコース5期生の成果発表会を本校明治講堂で開催しました。生憎の悪天候にもかかわらず多くの方々が来校され、21H生徒のプレゼンテーションやポスターセッションを参観してくださいました。国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニットより事務局長の永井三岐子様と同研究所研究員である小山明子様、七尾市教育委員会より4人のALTの先生方を有識者として招き、文系フロンティアコースの卒業生である谷口さんや疋田君も参加してくださいました。また、本校普通科文系の22H23Hの生徒も聴衆として参加し、今年度の取り組みやその成果を知ってもらう機会にすることが出来ました。

10時40分より始まったプレゼンテーションではクラス代表である3つのグループがプレゼンテーションを行いました。イギリス海外研修やSpeak Outでスキルを磨いた生徒たちは、多くの聴衆の前でも堂々とした態度で発表をしていました。プレゼン後の有識者からの英語による質問に対してグループ内で相談しながらも論理的に意見や考えを即興的に英語で伝え、そのコミュニケーション力の高さを感じさせました。


4限目はポスターセッションの時間でした。プレゼンテーションとは異なり、発表者は聴衆と近い距離で発表を行います。聴衆に加わって参加した文系フロンティアコース1年生も積極的に先輩へ質問しながら理解に努めていました。21Hの生徒たちは質疑応答を通して、臨機応変に対応しなければならないことに難しさを感じつつも的確に英語で答え、同時に、自分たちの研究をより一層深めるヒントを得ることが出来ました。

講評では、国連大学の永井様より「非常にアカデミックなプレゼンテーションであり、各発表にサステイナビリティーの重要な要素が盛り込まれている点が良かった」、卒業生からは「大学生にも引けを取らない素晴らしい発表だった。自分を磨き、自分を知ることで一層プレゼンの内容が充実するのでは」といった貴重な指摘を頂くことが出来ました。

多くの方々から頂いたご指導のおかげで大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。今日頂いた助言を参考にして更なる改善を重ね、文系フロンティアコースのプログラムを一層充実したものにしていきます。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 


 
  2017.12.15
 スピークアウトの様子(11ホーム)

 文系フロンティアコースが履修する学校設定科目「スピークアウト」の様子をお伝えします。
 11ホームは2学期中、英語ディベートに取り組んできました。論題は “Japan should prohibit students from using cell phones until they are in high school.” (日本は中学生以下の携帯電話の使用を禁止すべきである)です。
 それぞれの班で、肯定・否定側それぞれの立場から資料を集め、英語で立論を考えました。12月に入ってからは、肯定側、否定側、ジャッジの役割を分担し、試合を行いました。相手の主張を英語で聞き取り、質問や反駁を英語で、それも即興でする難しさを感じながら取り組みました。

~生徒の感想より~
・英語のディベートを通して、英語で自分の意見を伝えるのはとても難しいけれど、それが出来たときの喜びもその分大きいということ、チームで協力することの楽しさなどを知ることができました。

・根拠となるデータを集める作業が大変でした。グラフなどのデータは見方によって自分に有利になったり不利になったりするということに気づくことができました。私はサマリー(主張の総括)をしました。自分たちの意見に説得力をもたせるために相手の意見の矛盾を指摘したりさらに根拠を付け加たりと、やることがたくさんあって大変でした。

・今回のディベートの議題についての自分の意見は圧倒的に肯定側だったのに、否定側立論を作るのは自分も説得できるような内容にしないといけなかったので本当に難しかった。これからは、ただ自分の意見に執着して考えるのではなく、反対の視点から物事を考えるということも大切にしたい。

・私は英語でディベートをして、難しくてあまり自分の意見を話せませんでした。でも日本語が話せない状況でとっさに英語を話す力は少し身についたと思います。

・立論後の質疑応答では、立論をもう一度言ってほしいという質問が多かった。もっと即座に英語で相手の立論の核心に触れるような質問が作れるようになりたい。


 


 
  2017.12.8
 プレゼンテーション講座Ⅱ(21ホーム)

今日は金沢大学より国際基幹教育院外国語教育部門特任准教授であるマーク・ハモンド先生を講師として招き、プレゼンテーション講座Ⅱを開催しました。21Hの生徒がそれぞれの班の課題研究を英語で発表し、マーク先生にご助言、ご指導をいただきました。
 


マーク先生は今年の7月に本校を訪れ、文系フロンティアコース1・2年生を対象としたプレゼンテーション講座Ⅰでプレゼンテーションの大切なスキルを7つ教えてくださいました。21Hの生徒は教えていただいたスキルを活かし、イギリス海外研修で大学生対象のプレゼンテーションを経験しメキメキと発信力を伸ばしてきました。ハモンド先生から「このグラフは情報過多なので分かりやすくしたほうが良い」や「ジェスチャーやアイコンタクトを自然にできていて伝えたい気持ちが伝わってくる」など様々なアドバイスや講評を頂きました。生徒たちは今日の助言を参考にしながら発表を改善し、12月18日に催されるNSH成果発表会に向けて練習を重ねます!マーク先生、ありがとうございました。
 


 
  2017.10.26
 第3回七尾市中学生英語スピーチコンテストでのモデルスピーチ

今日は、中島地区コミュニティセンターで開催された第3回七尾市中学生英語スピーチコンテストに文系フロンティアコース2年生が4名招かれ、モデルスピーカーとして参加しました。4名は、イギリス海外研修で行った課題研究について発表し、そのアカデミックな研究内容と高いプレゼンテーション能力に中学生たちはスピーチに聞き入っている様子でした。
 
 
 


 
  2017.10.5
 おもてなし講座 (1学年)

今日は、1年生240名を対象に〈おもてなし講座〉が催されました。
〈おもてなし講座〉とは、文部科学省委託による「企業人に学ぶ高校生人間力向上プロジェクト事業」の一環として石川県教育委員会が実施している事業です。本校では以前から文系フロンティアコースの特別活動として実施していましたが、ここ数年に続いて今年度も1学年全体で実施しました。

今年度は、本校の卒業生である せと たけお氏 をお招きし、「君だけの冒険に出かけよう!」という演題で講演を行っていただきました。


せと氏は横浜国立大学を卒業され、現在マセキ芸能社に所属、MRO北陸放送の番組「絶好調W」(19:00~19:56)でメイン司会者を務めていらっしゃいます。芸人さん・パーソナリティーなど様々なお顔で活躍しておられるだけあって、教室に入ってきた時から生徒たちの心をぐっとつかみ、会場全体を盛り上げる華やかさがありました。

東京で芸能活動をしていこうとされる中、能登出身であることが武器になったというエピソードや、芸能界で成功している先輩たちがどんな人物であったかというお話に、多くの生徒が自分の将来を思い描きながら聴き入っていました。

「社会に積極的に関わっていく」、「人と協調性をもって関わる」というテーマが生徒たちに心に響き、最初の導入からたくさんの生徒が声を上げて笑ったり発言したり、最後の質疑応答の場面では何人もの生徒が立ち上がって積極的に発言する姿が見られました。

 
 
 


 
  2017.10.2
 平成29年度 イギリス海外研修 (21ホーム)

今年度も、文系フロンティアコース2年生がイギリスへ海外研修に出発しました。( 10/2 ~9 の8日間)

海外研修期間中は、生徒の活躍を現地より毎日レポートしています。
↓特設ページ  どうぞ応援してください!

 
 
 


 
  2017.9.8
 イギリス海外研修 保護者説明会 (21ホーム)

 今日は、保護者の皆様にイギリス海外研修の旅程等についての説明会がありました。

 海外研修に参加する21Hの生徒は本校大島校長、同窓会副会長の久保様、PTA顧問の近藤様から激励のお言葉をいただき、岩倉使節団の津田梅子のようにイギリスから多くの事を学び日本へ持ち帰ろうと決意を新たにしました。
 また、これまで事前研修をサポートして下さったISAの平田氏からの研修中の諸注意や実際に持っていく荷物等についての説明がありました。


 生徒達がイギリス海外研修に出発するまであと1ヶ月。オックスフォードでするプレゼンテーションも完成に近づいています。
 国際的な人材になることを目指した生徒たちが能登から世界へと旅立つ日はもうすぐそこです!

 
 
 


 
  2017.8.30
 イギリス海外研修 事前学習 (21ホーム)

 8月30日、イギリス海外研修 事前学習 を行いました。

 株式会社アイエスエイより平田敏之氏を講師としてお招きし、文系フロンティアコース2年生の生徒たちはイギリス海外研修事前学習に参加しました。
 平田氏は高校教諭として様々な学校で異文化交流等のプログラムを担当された経歴を持ち、前半の講義では「異文化理解」や「自分らしくあること」の大切さを教えてくださいました。 また、アメリカのモスキートフェスティバルや中古本を使った町おこしをしたイギリスの地方都市など、地域創世を目的とした海外での成功事例も紹介してくださいました。

 生徒たちは日本以外の事例に大いに興味を持ち、現在自分たちが取り組んでいる課題研究を進める上で参考にしようとインターネットで調べその情報を活用することができました。

 後半の演習では生徒たちは班ごとに課題研究の内容を平田先生に説明し、研究が進まないところや情報の収集方法など質問し、平田先生からご助言をいただきました。
 生徒たちは9月の中間報告に向けて各々の研究を大いに進めることができました。

 
 


 
  2017.7.25
 七尾高校体験入学で文系フロンティアコースの説明をしました (11・21ホーム)

21Hと11Hの生徒が約360人の中学生を対象に文系フロンティアコースの特色ある取組を説明しました。

まず、21Hの生徒がスライドを用いて文系フロンティアコース独自の学校設定科目「Speak Out」「論述錬磨」「国際理解(総合的な学習の時間)」について説明し、中学生たちはその特徴的な活動内容や授業風景、高校生たちが実際に授業を受けて興味深いと感じた点を知り、そのユニークなカリキュラムに興味を持った様子でした。

グループごとに行ったポスター発表では、21Hの生徒からは「国際理解」で取り組んでいる探究活動の内容を、11Hの生徒からは「サタデーイングリッシュセミナー」で金沢大学の留学生に対して行った発表を、それぞれ行いました。


発表の内容を少し難しいと感じた中学生もいた様子ですが、生き生きと英語を話したり、能登が抱える諸問題について高校生の視点で解決策を見出そうとしている高校性の発表を聞いて大いに関心を寄せていました。

21Hと11Hの生徒は体験入学の準備や当日の発表を通してプレゼンテーションの技術を高めることができました。
特に21Hの生徒は、10月に行われる予定の海外研修でオックスフォード大学の学生へ探究活動の発表を英語で行い、それぞれのテーマでディスカッションを行うので学ぶところがたくさんありました。この体験入学での経験や反省を踏まえ、各班がより充実した討論をイギリスで行うことができるように残り2ヵ月精一杯探究活動を進めたいと思います。

中学生の皆さん、ありがとうございました。



 
 


 
  2017.7.11
 能登の企業について学びました 〈ふるさとに学ぶクリエイティブ人材育成事業〉

7月11日(火)、「ふるさとに学ぶクリエイティブ人材育成事業」の一環で2年生を対象に「ふるさとに働く」と題した特別講座を行いました。

これは将来ふるさとに帰ってきて就職する若者を増やそうと石川県が行っている事業の一つです。七尾高校では2年生が夏休みに能登の企業10社(天池合繊、石川サンケン、加賀屋、スギヨ、鹿島興亜電工、肥田電器、丸井織物、山成商事、のと共栄信用金庫、恵寿病院)を訪問し、地元の企業について調べ、他の生徒に発表する活動を予定しています。

この日は①企業が地域に果たす役割、②どのような企業があるかという2点について学びました。

①ではのと共栄信用金庫ふるさと支援室の小石芳一氏(本校同窓生)にご講演いただきました。小石氏はのと共栄信用金庫が七尾市商工会議所などと協同で行っている「七尾創業応援カルテット」という起業サポート事業に触れ、人々の新しいチャレンジをサポートすることによって地域を活性化させようとする取組についてお話しされました。

また、②では県庁の労働企画課の荻原氏から夏に訪問する能登の10社の概要について説明を受け、能登や石川県だけでなく、日本を代表する企業が地元にあることに生徒は感銘を受けていました。説明の後、訪問するグループごとにどのようなことを質問するか協議しました。社長や若手社員にどのようなことを質問するか、将来の就職活動を意識して考えていました。


 
 


 
  2017.7.7
 プレゼンテーション講座 (21ホーム)

金沢大学国際基幹教育院外国語教育部門特任准教授であるマーク・ハモンド氏を講師として招きプレゼンテーション講座を開催しました。

講座は2部構成で前半は文系フロンティアコース11Hと21Hの2クラスが参加し、プレゼンテーションスキルについての講義及び演習、後半は21H生徒が課題研究の発表を英語で行い、マーク先生よりご指導を頂きました。

講義では、七夕にちなんで7つのスキルを教えていただきました。

生徒たちはマーク先生の大げさなジェスチャーや軽快なトークを楽しみながら、ポージング(間の取り方)やジェスチャー、自然なアイコンタクトの重要性を理解することが出来ました。また、生徒へのプレゼン指導では、スライドのデザインやフォントの大きさ、効果的なグラフの使い方など、具体的なアドバイスを分かりやすい英語で丁寧にしてくださいました。

生徒達は7月下旬に行われる七尾高校体験入学での発表や、9月中旬に開かれるNSH中間発表会に向けて今日の助言を参考にしながらより良いプレゼンテーションを目指して頑張ります。



 
 


 
  2017.7.5
 マシュー・C・ペリー氏を講師にお招きして国際理解講演会を開きました (21ホーム)

 本校卒業生 魚岸さんのご紹介で アメリカよりマシュー・C・ペリー氏を講師として招き、国際理解講演会を開催しました。ペリー氏はかの有名なペリー提督の子孫であり、野生生物学者である傍ら国際交流や文化交流推進に尽力されてきた人物です。

 本講演会に参加した文系フロンティアコース21Hの生徒は、江戸時代から続く日米交流の歴史や、ジョン万次郎とウィリアム・ホイットフィールド船長とのエピソードに耳を傾け、その友情と交流が現在にも受け継がれていることを理解しました。

 ペリー氏の自己紹介が終わると、生徒たちは現在取り組んでいる課題研究に関する質問を英語で講師に投げかけました。ペリー氏は生徒たちからの質問に一つ一つ丁寧に回答し、時には黒板を利用しながら説明する場面も見られました。生徒たちはペリー氏の説明を聞き取り今後の探究活動に生かすために一生懸命メモを取っていました。

 講演会の終わりに、ペリー氏は「人生を楽しみなさい。君たちのいる学校や国はとても幸せな場所です。他者との交流を大切にして国際的に活躍できる人材になってください」
というメッセージを残してくれました。生徒たちはこの言葉を胸に、明日からの学習へ意欲を高めました。

【生徒アンケートより】
・日本の食文化や自然は外国の方から見てとても魅力的なものに映っているのだと実感し、自分たちが置かれている環境に感謝しなければならないと感じました。
・講師の温かな人柄に触れ、臆することなく質問をすることが出来ました。また、それらの質問に対して分かりやすく答えてくれて、今後の探究活動の大きなヒントにすることが出来ました。

 
 


 
  2017.7.5
 北陸新幹線サミットの報告に行ってきました

 去る6月17日に長野県上田高校で実施された「北陸新幹線サミット(探究活動発表会)」に参加した文系フロンティアコース3年生の5名が「のと共栄信用金庫」本店で報告会を行いました。

 今回の発表会への参加は「のと共栄信用金庫」の協力があって実現したことから、お礼を兼ねて発表会の様子を大林理事長に報告しました。

 理事長は「祭りをきっかけに都会の若者を能登に呼び込み、交流人口を増やす」というアイデアに賛意を示され、祭りの継承に関わる課題にも触れながら、能登の活性化において若者が果たす役割について期待を述べられました。
 生徒たちは緊張しながらも、他県での発表会に参加したことの意義や自分たちの発表の手応えなどを報告しました。

 
 


 
  2017.6.24
 〈サタデイ・イングリッシュ・セミナー〉のようす (11ホーム)

 6月24日午後、県内の大学に在籍する留学生20人を本校に招き、文系フロンティアコース11ホームの生徒40人が交流しました。
 はじめは6人グループでアイスブレイキング。文フロ1年生にとっては海外の方と直接関わる初めての活動ということで、少し緊張気味でしたが、留学生に用意していた質問を聞いていくうちに笑顔も増えてきました。
留学生の出身地は、フランス、インドネシア、ベトナム、カンボジア、キューバとさまざまでしたが、会話はもちろん英語です。

 このセミナーの目標の一つは、自分たちのプレゼンテーション(自分たちの紹介&自分たちの住む地域の紹介)を行い、留学生から質問やアドバイスをもらい、改善を図ることです。


 このプレゼンテーションは、後日ビデオに撮り、先日ビデオレターを送ってくれたオランダの高校生に送ります。能登の食べ物や祭り、和倉温泉やゆるキャラについてなど、それぞれのグループでさまざまなテーマについて工夫を凝らしたプレゼンテーションを準備しました。
 留学生に向けての発表では、発表回数を重ねるごとに、声の大きさや表情、アイコンタクトなどに気をつけることができるようになり、質疑応答の時間には予想外の質問にも笑顔で答える余裕も出てきました。留学生には、良かった点も改善すべき点もアドバイスしていただきました。

 留学生が帰る頃には英語での会話もすっかり弾むようになり、時間ぎりぎりまで一緒に写真を撮ったりしながら別れを惜しんでいました。

~生徒の感想より~
・思っていたよりも留学生の言っている英語が理解できたので嬉しかった。
・英語で他の国の人たちと会話することの楽しさを知ることができた。
・英語を話すことへの抵抗がなくなり、とても外国へ行きたくなった。
・留学生が言ったことを何度も聞き返さずに1回で聞き取れるようになりたい。
・自分の伝えたいことを英語で表現するのはとても難しいことだと改めて感じました。このセミナーでは英語だけでなく、ジェスチャーやアイコンタクトを使うことによって伝えることができると分かりました。

 
 


 
  2017.6.23
 「スーパーグローバル大学」講演会を行いました (3学年)

6月23日(金)に、「いしかわニュースーパーハイスクール(NSH)」事業の一環として、3年生全員を対象に、「スーパーグローバル大学講演会」を実施しました。
今回はスーパーグローバル大学トップ校の1つである東北大学から高度教養教育・学生支援機構より宮本友弘准教授をお招きして、東北大学のスーパーグローバル大学としての取組や入試制度について話していただきました。学内の留学生数の多さや留学制度の充実ぶりに生徒は感心していました。
特に生徒の関心を引いたのはグローバルリーダーの育成を目指したTGL(Tohoku University Global Leader Program)ポイントで、大学卒業後を見据えたプログラムに、教育力の高さで評価の高い東北大学の強みを再認識していました。

また、入試制度の話では、学びの意欲、確かな学力を持つ生徒を求めているということを明確に伝えていたことから生徒たちは学習への意欲を喚起されていたようでした。
講演後に生徒たちは、大学での文理の学びの違いや大学院のことなどについて積極的に質問していました。
北陸新幹線が開通し、距離が近くなったこともあり、進学先の一つの選択肢として生徒たちの中にも関心が高まった講演会となりました。

【生徒の感想】

・自己決定のために主観だけでなく様々な情報を踏まえて多角的判断が必要だという言葉が印象に残りました。

・東北大学を第一志望にしている人を求めているということが印象に残りました。志望校を決める際の決定基準で最も大切なことが入学した大学で何をしたいのか、何ができるのかだと思います。「この大学でなければならない」という強い意志をもって日々の学習へのモチベーションとしていきたいと思いました。

・東北大学がさまざまなランキングで上位にあるのを不思議に思っていたが、今回の講演でアドミッションポリシーやスーパーグローバル大学としての取組を聞いて、その理由を理解できました。

 
 


 
  2017.6.17
 北陸新幹線サミットに参加してきました (文系フロンティアコース3年生)

長野県上田市で行われた「平成29年度北陸新幹線サミット」に参加してきました。これは、本校の姉妹校である長野県上田高校が主催する探究活動の合同発表会で、北陸新幹線沿線のSGH校など12校が参加して行われました。
石川県からは七尾高校と金沢泉丘高校が参加しました。

七尾高校は昨年、祭りについて探究活動を行なったグループ5名が、「祭りでつなぐ地域の未来」と題して、都会の若者に祭りに参加してもらい、交流人口を増やすことで地域を活性化する方策について発表しました。

4つの分科会がありましたが、七尾高校は第Ⅱ分科会「地域課題から地域創生を提言」に参加しました。
1番目の発表で他校の生徒が注目する中、練習の成果を発揮し、堂々と発表しました。質疑応答にも落ち着いて答え、祭りの魅力や高校生が果たす役割について他校の生徒に伝えることができました。参加者からは体験した人ならではのリアルな内容だったと評価していただきました。


昼食時には近くの上田城跡公園に足を伸ばし、他校の生徒と語り合いました。
午後は他校の発表に対して積極的に質問・発言し、ディスカッションを盛り上げることができました。他校の人たちは自分たちとは全く違う視点で物事を捉えていたり、どんなテーマにも自分の意見を言える知識の深さがあり、参加した本校の生徒たちは刺激を受けた様子でした。高校生同士が繋がることの面白さ、意義深さを実感した貴重な経験となりました。

【生徒の感想】
・祭りに参加したいと言ってもらえるなど、能登の魅力を発信できたのでツアープランを実現していきたいと思った。
・NSHの活動で発表やディスカッションを繰り返したことで自分の意見をしっかり伝える力がついたと実感できた。
・大学でディスカションをする機会が増えるので今日の体験を活かして同世代の価値観を自分の中に取り入れて柔軟な考え方を持って意見を伝えていければ良いと感じた。

 
 


 
  2017.6.15
 イギリス海外研修 事前学習 を行いました (21ホーム)

株式会社アイエスエイより佐田創氏を講師としてお招きし、文系フロンティアコース2年生の生徒たちはイギリス海外研修事前学習に参加しました。
今回は「異文化理解」についての講義がなされました。
講師より、イギリスのユニオンジャックやアメリカの星条旗の由来についての質問にはしっかり答えた生徒達ですが、一方で、日本の日の丸については明確な説明をすることができないことに気付きました。生徒たちは身の回りにある「日本人にとって当たり前なもの」についてより理解を深め、ホストファミリーに「日本はどんな国か」「日本の良いところ・面白いところ」などを自分の言葉で伝えることができるよう準備をする大切さを理解することができました。




また、小グループ内でカードを使ったゲームを通して異文化に飛び込んだ時の「違和感」を疑似体験し、「互いの考え方を理解・尊重する姿勢を持つことの重要性」を学ぶことができました。
最後に、生徒達は「イギリスでの異文化体験を通して視野を広げ、今後の大学選びや就職活動に生かしてほしい」という講師からのメッセージを受け止め、10月の研修に向けてすべきことをイメージすることができました。

【生徒の感想より】
・海外研修で「違い」を発見してそれらを体験し、積極的に自分の経験値を上げたい。
・自分中心のものの考え方に固執することなく、オープンな心で研修に参加したいと思いました。

 
 


 
  2017.5.31
 イギリス海外研修 キックオフガイダンス を行いました (21ホーム)

5月31日、株式会社アイエスエイより佐田創氏をお招きし、文系フロンティアコース2年生の生徒たちは〈イギリス海外研修キックオフガイダンス〉に参加しました。
まず、生徒たちは本校文系フロンティアコースの目標や目指す人物像を確認し、自主的に行動する力やコミュニケーション力など事前学習を通して高めたい力を再認識しました。また、現代社会が直面するグローバル化と今後ますます拡大する市場のオープン化の中で、日本の高校生が将来グローバル人材として世界中の若者と仕事を競い合わなければいけない現状を理解することもできました。

【生徒の感想より】
・自分の可能性に限界を作らず、間違いを怖がらないで頑張ってみようと思います。
・英語を流暢に話すことよりも自分の意見をしっかり伝えることができるようになりたい。
・「なぜ」「なぜ」・・・と5回考えることで意見に客観性を持たせることができるし思考力が身につくと教えていただきました。今日から実践してみたいと思います。

 
 


 
  2017.5.13
 探究活動発表会を行いました (七尾高校PTA総会) 
 5月13日(土)、七尾高校では平成29年度七尾高校PTA総会が開催され、約600名の保護者の方が参加されました。今年度はこの行事の一環として、3年生がこれまでに行ってきた探究活動の成果を発表しました。

 文系フロンティアコースの3年生は、昨年度から行ってきた里山里海についての探究活動の成果をポスターにまとめて発表しました。参観した1年生から出た質問にもその場で答え、3年生らしい姿を見せることができました。

 また、能登の里山里海を海外でPRするために制作した英語版の動画や、七尾市内で新規に起業したお店のCM動画なども披露され、腰をおろしてじっくり見てくれる参観者の姿がありました。

~参観した1年生の感想~
・能登には、海外にはない伝統的な祭りや工芸品がたくさんあることがわかったので、これを外国人にもっと知ってもらって「能登に行きたい」と思ってもらえたらいいなと思った。
・動画を見て、七尾市に住んでいても知らないことがまだたくさんあることに気づくことができました。
・自分たちで調べたことをわかりやすく映像にして、それをすべて英語で説明していてすごいと思った。英語の発音がとてもきれいだと思いました。

 
 


 
  2017.5.7
 特別設定科目「スピークアウト」 Let’s exchange videos with The Netherlands!(11ホーム) 

文系フロンティアコース第6期生の40人が入学して、約1ヶ月がたちました。
そろそろみんな七高生活に慣れてきたかな?
週1回の「スピークアウト」では今学期、オランダの高校生とビデオレターを通して交流していきます。早速オランダからいくつものビデオが届き、11ホームのみんなが真剣に見ています。

向こうの生徒の母語はオランダ語なので、彼らの話す英語は少しだけ聞き取りにくいようでしたが、みんな何度か再生しながら理解して、コメントを書いていました。

今度は私たちがビデオを作る番です!今後、自分たちの紹介&日本や能登の紹介を撮影して、オランダに送る予定です。

~生徒の感想~
●日本以外の国の人たちと話したりすることはあまりないので、とても貴重な体験でした。これからまた異なる国の人のビデオをみたりすることがあったら、今よりも英語を理解できるように努力したいです。
●私たちと違い、制服がないところが楽しそうでいいなと思いました。みんなの趣味が自分と同じところがあったりして、とても親近感を抱きました。
 
 


 
  2017.4.28
 「いしかわ青少年赤十字NEWS」に文系フロンティアコース生の記事が載りました


現在、日本赤十字社石川県支部から発行されている情報誌「いしかわ青少年赤十字NEWS」に、本校の文系フロンティアコース生の活躍が掲載されています。

昨年度の10月末に国際交流集会に参加し、来日したアフガニスタンの方々と交流する様子や、アフガニスタンの方々が本校を訪問した際に交流授業を行った時の写真と記事、そして生徒の感想文が載っています。

ぜひご一読ください!


 
 


 
  2017.4.27
 平成29年度 第1回海外研修説明会 が行われました

今年度の秋に予定されている21ホームの海外研修について、第1回目となる説明会が行われました。

はじめに、学校長より「この海外研修は、私が七尾高校で副校長を務めた当時に多くの人の念願から実現され、文系フロンティアコース第1期生から今に続くもの。念願のこの研修を、ぜひ実りあるものにしてほしい」というお話がありました。学校長から初めて聞く文系フロンティアコース発足当時の話に、お仕事帰りの保護者の皆様も、期待に胸を膨らませる21ホームのみんなも、真剣に聞き入っていました。

その後、パスポートの取得方法や提出書類など、実際の渡航に関する説明を受けました。

生徒たちのほとんどが海外へ行くのは初めて。しかし、みんなが安心・安全に研修に参加できるよう、先生方をはじめ多くの人がバックアップしています。
出発までの準備期間も事前に学ばなければならないことが目白押し。とっても楽しみですね。
 
 


 
  2017.4.27
 総合的な学習の時間「国際理解」のようす (21ホーム) 
文系フロンティアコース2年生が、総合的な学習の時間「国際理解」で課題研究に取り組みました。

以前それぞれの班で決めた研究テーマで、インターネットや図書館の文献から関連情報を収集し、どのような手順で研究を進めるか計画を立て始めました。「インターネットは情報収集し易そうに思えるが、信憑性に欠ける情報が多い」、「膨大な情報の中から研究の筋道を見つけるのは難しい」など、実際に研究を進める上で気づいたことも多かったようです。一方で、「班の友達と資料を持ち寄って議論してみるととても興味深く、学問の一端に触れているようで楽しい」といった声も聞こえてきました。
今後もそれぞれの班で協力し合い、より質の高い探究ができるように頑張りましょう!

 
 


 
  2017.4.13
 総合的な学習の時間「国際理解」のようす (21ホーム) 

文系フロンティアコース2年生が、総合的な学習の時間「国際理解」で課題研究を始めました。
まず、「人類の歴史を変えたものは何か」というテーマで生徒たちはブレインストーミングをしました。
各班から「インターネット」や「スマホ」といった近年私たちの生活に多くの変化をもたらしたITから、「お金」「戦争」「科学」「医療」といった抽象度の高い概念まで、様々な意見が出されました。


次に「10年後はどうなっているか」というテーマについて各班で意見を出し合いました。「AIの更なる発展」「自動運転をする車の普及」や「能登の深刻な過疎化」など、生徒一人ひとりが不確定要素の多い将来を様々な角度から考えました。
シンギュラリティー(技術的特異点)が21世紀中に訪れるだろうと言われています。人類の歴史が大きく変わる可能性があると認識しながら、各々の生徒は現代社会が抱える様々な問題について班内で意見を交わし、課題研究を進めるテーマについて話し合うことが出来ました。


 
 


 
  2017.4.10
 平成29年度第72回入学式が挙行されました

石川県立七尾高等学校 平成29年度 第72回入学式 が、本校体育館において挙行されました。


新入生240名のうち、11ホームの40名が文系フロンティアコース第6期生です。これから3年間、NSH(いしかわニュースーパーハイスクール事業)による活動を中心に、国際社会に羽ばたく人材に成長する事をめざして自己研鑽に努めます。

入学式のあと、文系フロンティアコースの保護者を対象に行われたコース説明会では、文系フロンティアコース独自のカリキュラムや2年次に行われる海外研修などについての説明があり、保護者の皆様は熱心に聞いて下さいました。