平成30年度(文系フロンティアコース開設7年目)の活動や行事について紹介します。
 
 
  2019.2.15
 金沢大学の留学生と交流会(11ホーム)
 2月15日(金)に、文系フロンティアコース11Hが金沢大学の留学生10名と交流しました。テーマは「能登のピーアール」。それぞれが冬休み中に調べた能登の魅力について、英語で発表しました。「輪島塗り」や「キリコ(奉灯)」など定番のものから「ころ柿」や「ふぐ」など最近話題になってきたものを、身振り手振りを交えて一生懸命伝えていました。留学生も熱心に聞き入り、積極的に質問していました。彼らの国籍はロシアやバングラデシュ、カンボジアなど多彩で生徒たちが初めて接する異文化の人々でした。発表の合間には彼らの国のことを聞いたりして興味を深めていました。


生徒の感想
・10分間くらいの間で時間が足りないくらい質問してくれたことが嬉しかったです。
・自分がプレゼンをしている時に、能登は良いところだと言ってもらえて嬉しかったです。もっと英語力を高めて魅力を伝えられるようになりたいと思いました。
・改めて自分のプレゼンテーションを見直す良い機会となりました。今回の交流で学んだ自分の弱点を改善し、よりよいコミュニケーションが取れるように今後もスピークアウトに積極的に取り組んでいきたいと思います。
 

  2019.2.9
 長野県上田高校 SGH報告会参加(21ホーム)
 21ホームの代表生徒6人が、長野県上田高校のSGH報告会に参加してきました。

 上田高校からは、12月の本校の課題研究発表会に2人の代表生徒が参加してくれていました。
 プレゼンテーション部門には、先日日本政策金融公庫主催のビジネスプラングランプリでベスト100に選ばれた班が参加しました。
これまでは本校生徒や金沢の高校生に向けて発表してきましたが、今回初めて県外の方々に、能登の活性化について発表してきました。
 はじめの方は少し緊張気味でしたが、聴衆に「能登に来たことがある方はいますか?」と問いかけ、自信を持ってプレゼンテーションを進めていました。また、上田高校の3年生から的確な指摘もあり、今後の改善点も見えました。
ポスターセッションの部門に参加した生徒は、20人ほどの方の前でビジネスプランを発表しました。ALTの先生からの英語の質問に答える場面もありました。
 上田高校の生徒の発表では、「自分の住む町を妖怪や伝承を使って活性化するには」という発表を1年生が行っていたり、3年間のグローバルスタディーの集大成としてのプレゼンテーションや、卒業生のプレゼンテーションが聞けたりしました。

 代表生徒は皆、たいへん刺激を受けたようです。来月にも発表の機会があるので、それまでにプレゼンテーションをさらに改善できるといいですね。

 

  2018.12.18
 SSH・NSH成果発表会 & ビジネスプラン・グランプリ入賞!
 12月18日(火)、SSH・NSH成果発表会が開催されました。2年生全員が4月から取り組んできた探究活動の成果を発表する場です。文系フロンティアコースの生徒もそれぞれのビジネスプランを1年生や他のコースの生徒たちに伝えました。

 発表会に先立って表彰式が行われました。「ワンコインで能登を救え!」というビジネスプランが、日本政策金融公庫が開催する第6回高校生ビジネスプラン・グランプリで応募総数4,359件の中でベスト100に選出されたのです。初めての応募で入賞という快挙を達成しました。このプランはあの「わくたまくん」とガチャガチャを組み合わせて、外国人観光客に対する能登の知名度アップを狙ったものです。実際にサンプルをデザインしたりするなど実現可能性を高める工夫が評価されました。日本政策金融公庫の方から表彰された後、登場したのは…「わくたまくん」です!この快挙をお祝いにわざわざ本校を訪ねてくれました。

 他のグループも負けないくらい斬新な能登を活性化するためのプランを披露しました。外部の方からは「予算などの細部まで考えられている。ぜひ実現させて欲しい」「この発想で七尾をもっと国際色豊かな町にしてほしい」など高く評価していただきました。皆さんの期待に応えられるようこの後もさらなる改善を求めて取り組んでいきます!

 

  2018.12.7
 第2回ディベート講座(11ホーム)
 12月7日(金)、「第2回ディベート講座」が行われました。第1回以降取り組んできた成果を講師の西部直樹先生に見ていただきました。今回は、文系フロンティアコースのみ対象で実施しました。 11Hは「日本に道州制を導入すべきか」というやや難しいテーマでディベート活動を行いました。今日は代表チームが肯定側と否定側に分かれてそれぞれの主張を行い、質疑、反駁と討論を進めていきました。相手の論の弱いところを攻め合う白熱した攻防を西部先生と他の生徒たちは審判としてジャッジしました。
 試合終了後は西部先生から「少ない回数でここまでできたことは素晴らしい」とほめていただく一方で、「なぜなら」という説明をさらに突き詰めてほしいと指導を受けました。その後、先生の指導に留意しながら全員でもう1試合行いました。この活動を通してディベートの面白さを実感すると同時に、その奥深さを学ぶことができました。

 

  2018.7.27
 MJF交流会(11ホーム、21ホーム)
 7月27日、モントレージャズフェスティバルに参加する全米から選抜された高校生バンドの21名が本校を訪れ、文系フロンティアコースの1、2年生と交流しました。2年生とは手巻き寿司を一緒に楽しみました。最初は緊張からかお互い沈黙してしまう場面もありましたが、食材についての質問をきっかけに、お互いの学校生活や趣味などに話が及び1時間の予定もあっという間に過ぎてしまいました。

 1年生は8つのグループに分かれ、それぞれが日本文化にちなんだアクティビティを考え、アメリカの高校生に体験してもらいました。定番の折り紙や団扇作りを始め、君が代の歌唱や日本クイズなど生徒たちは趣向を凝らして彼らをもてなしました。

 同世代の外国人との本格的な交流は初めてでしたが、自分の精一杯の英語でやり取りする姿は輝いていました。
こうした活動の一つひとつが自信につながっていきます。

 

  2018.7.24
 体験入学(11ホーム、21ホーム)
 7月24日、七尾高校体験入学が開催され、文系フロンティアコースの生徒がNSHの紹介、課題研究の発表を行いました。冒頭に会長・副会長がNSHの活動の紹介をプレゼンテーションで行った後、1,2年生はそれぞれの探究活動の途中経過を発表しました。

 2年生は現在取り組んでいる、能登を活性化するビジネスプランを提案しました。中学生からは「発表が面白かった。どういう風に作っているのか興味が湧いた」という感想をいただきました。まだまだアイデアの段階なので夏休みを利用してもっと現実的なプランにしていく予定です。

 1年生はRESASという国や民間のデータを集めたサイトを利用して能登の市町について調べたことを発表しました。中学生も能登の現状の深刻さをかなり理解できたようです。

 アンケート結果では98%の人が文系フロンティアコースの活動に「興味が湧いた」と回答してくれていました。これを励みにさらなる探究活動を行っていきたいと思います。

 

  2018.7.9
 英語によるプレゼンテーション講座(1年生)
 7月9日(月)、「英語によるプレゼンテーション講座」を実施しました。昨年度文系フロンティアコースで実施し好評だった講座を、今年度は1年生全員を対象に行いました。実施する前は2時間に及ぶ英語だけの講義はチャレンジングだと思っていた生徒が多いようですが、講師のマーク・ハモンド先生(金沢大学)のユーモアを交えた、分かりやすい内容にほとんどの生徒が理解できていました。先生の講義そのものが理想的なプレゼンテーションになっていました。
グループで演習する場面も多くあり、分かっているつもりでも実は基本的なことができていないことを再確認できました。Delivery, Organization, Visual Elementsの3つのポイントを意識して今後のプレゼンテーション発表に活かして欲しいと思います。

生徒たちの感想
 ●すべて英語で最初は難しいと思ったのですが、講座の中でもあった大切なところ、伝えたいところをはっきりと話されていたのでポイントを理解することができました。講座の中の演習もとても楽しめたので体で実感しながら学ぶことができました。
 ●演習する時間もあったので、実際にやってみることによってより理解が深まりました。実際にあったわかりにくい例を示してあったおかげで、より良いプレゼンテーションを行う方法が分かって良かった。
 ●英語を理解しないといけないのでとても集中して聞くことができた。日本語でも英語でも活かせる技法を学んだので本番に向けて練習の数をこなしていきたい。


 

  2018.6.13
 海外研修事前研修②(21ホーム)
 10月のイギリス海外研修に向けて、2回目の事前研修を行いました。今回のテーマは異文化理解。まずは外国の文化を知る前に、自国のことについて知り、それを伝える努力をする大切さを学びました。
 「ホストファミリーに、自分の住む場所についてどんなことを話す?自分が思う日本の魅力は?」という質問に対して、日本全体の魅力、石川県の魅力、七尾の魅力とさまざまな視点で、全員で発表し合いました。
 自分たちが日本のことを伝えた分だけ、ホストファミリーからもイギリスの話を聞かせてもらえるでしょう。出発までに話のネタをたくさん準備しておけると良いですね!
 講義の後半には、トランプゲームを通して「異文化」を体感。自分の物の見方、基準と違うものに出会ったときの姿勢について考える機会になりました。
 

  2018.6.7
 ビジネスプラン出張授業②(21ホーム)
 21ホームは探究の時間に、能登を活性化させるビジネスプランに取り組んでいます。
 前回に引き続き、日本政策金融公庫の方を講師にお招きし、アイデアをどう発想したらよいかについて学びました。
 ターゲットをしっかりと定め、その人の特徴や生活(年齢は?性別は?趣味は?家族構成は?など)を考えてアイデアを出すことで、その人のニーズに合った商品を考えることができるというお話を聞き、その練習を行いました。
 今後は能登に観光に来る人、特に外国人をターゲットに、その人たちのニーズを捉えてプラン作りをすすめていきます!


 

  2018.5.24
 海外研修事前研修①(21ホーム)
 10月のイギリス海外研修に向けて、21ホームの生徒が1回目の事前研修を行いました。
 はじめに研修の心構えについて説明を受けた生徒たち。自分の可能性にふたをしないことや、間違いを恐れずチャレンジすることの大切さを再認識したり、「考える力」が今後ますます重要になってくることを確認したりしました。
 また、今後多くの仕事がAIに取ってかわられるというお話も。多くの仕事がなくなるのをただ見ているだけでなく、どんな仕事を新しく生み出せるか?というクリエイティブな視点を持った人材を目指そう、というお話を真剣に聞いていました。
 最後に各自が出発までにできること=アクションプラン を考え、クラス全員の前で決意表明しました。
 「時事問題にもっと関心を持って、日々の新聞に目を通します。」
 「英語力アップのために毎朝電車の中で英単語を勉強します。」
など、頼もしいプランが多く、みんなのこれからがとても楽しみです。
 出発までの4か月はあっという間ですが、クラスメイトがアクションプランに頑張って取り組んでいるか、お互いに声を掛け合っていけるといいですね。


 

  2018.4.26
 海外研修保護者説明会①(21ホーム)
 21ホームの生徒と保護者の方を対象に、10月に実施される海外研修の説明会を行いました。
 パスポートの取得や、研修の申し込みについての説明を聞くみんなの顔は真剣そのものでした。

 21ホームのみんなは、担当の方の、
「海外研修ではぜひたくさんの『本物』に触れてきてください。例えば世界史の資料集で見たロゼッタストーンは実際にどれくらいの大きさなのか、自分の目で確かめてきてください」
というお話を聞いて、期待に胸を膨らませていました。
 また、
「自分のことは自分でできていますか?自分で起きる、自分でベッドを整える…基本的なことですが、今できていないことはホームステイ先でもできません。」
というお話も。
 出発までの準備を抜かりなく進めていきたいですね。


 

  2018.4.26
 ビジネスプラン出張授業(21ホーム)
 21ホームは探究の時間に、課題研究に取り組んでいます。今年度は、能登地域の課題を解決するビジネスプランを考えています。21ホームの生徒は全員、春季休暇に課題研究に関連する新聞記事を3本、書籍を1冊読み、4月の授業ではその内容を共有しました。

 この日の授業では、日本政策金融公庫の方をお招きし、「そもそもビジネスプランって何?」といった基礎知識から「ビジネスアイデアの発想方法」などについての解説を聞きました。
また、「自分たちが困っていることからビジネスアイデアが生まれる」というお話を聞き、自分や家族、地域の方々が困っていることから思いつくアイデアをグループで話し合いました。

 受講後には、
「一つのアイデアからでもビジネスが生まれる可能性があることが学べた」
「意外と地元のことを知っているようで知らないことがわかった」
といった感想が出ていました。
 これから、研究を進めるビジネスプランを決定し、活動を進めていきます!


 

  2018.4.21
 スピークアウトのようす(11ホーム・21ホーム)
 今年度も文系フロンティアコースの11ホーム、21ホームは学校設定科目「スピークアウト」の授業を受けています。
 この日の授業では、21ホームの生徒が11ホームの後輩たちに、七尾高校の行事や文系フロンティアコースの授業の様子、部活動の様子などを英語で紹介しました。11ホームの生徒から英語で質問が出る場面もあり、少し緊張しながらも、お互いに刺激になった1時間でした。