平成17年度 学校経営計画書
1 教育目標
@ 基礎・基本を大切にし、能力・個性の伸長をはかり、意欲的に学び続ける生徒を育てる。
A 豊かな人間性と社会性に溢れた、健全で実践力のある生徒を育てる。
B ふるさとに誇りと愛着を持ち、広い視野にたって郷土を愛する生徒を育てる。
C 自らの生き方・在り方を見つめ、主体的に進路を考え、課題解決に向けて挑戦する生徒を育てる。
2 中・長期的目標
(1)学校の現状
@ 基礎的学力の差が大きく、個に応じた指導法の確立が必要である。
A 社会的マナーや他人への思いやりの心を育成する必要がある。
B 地域社会に参加する機会が少なく、地域連携が必要である。
C 国家試験合格率低迷の現状を打開する方策が必要である。
(2)生徒に関する中・長期的目標
@ 各教科の基礎・基本を計画的に反復学習し、生涯にわたって学ぶ楽しさを身に付ける。
A 礼儀作法を重視し、社会のルールやモラルを重んじ、豊かな人間性の涵養を促進する。
B 社会体験学習を通し、生き方・在り方指導を充実し、全人的成長を図る。
C 通信技術者のプロを目指して、国家資格を全員が取得する。
(3)教職員、学校組織等の望ましい在り方
@ 生徒一人ひとりに応じた指導法を研究し、「わかる授業」の徹底を図る。
A 全教職員が今日的課題を把握し、生徒に的確に対応できる資質を向上させる。
B 情報発信の機会を増やし、具体的な目標や成果を公表する。
C 教師間の授業参観と資格取得・基礎学力補充のための補習体制を充実させる。
3 今年度の重点目標
@ 基礎学力向上と学習意欲の喚起 ・・・「わかる授業」「生徒が参加できる授業」「生徒が考える授業」を研究する。
A 豊かな人間性の育成 ・・・基本的倫理観・社会的マナー・思いやりの心を育成する。
B 教育活動の公開 ・・・すべての教育活動を公開し、保護者や地域から理解と信頼を得る。
C 国家試験受験率・合格率の向上 ・・・生徒の資格取得への意欲と合格率を向上させる。
平成17年度 学校評価計画書
重点目標 | 具体的取組 | 主担当 | 現状 | 評価の観点 | 達成度判断基準 | 判定基準 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 基礎学力向上と学習意欲の喚起 |
@シラバスの充実と生徒・保護者への周知を図る。 | 教務課 各教科 |
生徒・保護者全員に配布したがあまり活用されず、啓発する必要がある。 | 【成果指標】 教師は授業の予習や考査でシラバスを利用させている |
A 50%以上の教師が利用させている B 40%以上〜50%未満である C 30%以上〜40%未満である D 30%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | ||
A授業内容が理解でき、学ぶ楽しさを感じることが出来るようにする。 | 教務課 各教科 |
指導法の改善に努めているが生徒の視点からは実際の授業が変化したとはあまり感じてない。 | 【努力指標】 (外部・生徒)先生は「わかる授業」を目指そうと努力している。 |
A ほとんどが努力している B 半数ほどはいる C すこしはいる D あまりいない |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末、生徒にアンケート | |||
B学力向上対策の放課後学習を週2日実施する。 | 教務課 学年団 |
指導者の年間計画は立てたが生徒の参加が少ない。 | 【成果指標】 計画通りに放課後学習を利用する生徒が増加 |
A 60%以上が利用 B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
C授業を大切する習慣を身に付け、「ベル開始」を徹底する。 | 教務課 学年団 各教科 |
「ベル着」は身に付いたが「ベル開始」に至っていない。(生徒、教師ともに努力) | 【成果指標】 授業に取り組む準備をしている |
A 80%以上の授業で定着している B 60%以上〜80%未満の授業で定着している C 40%以上〜60%未満の授業で定着している D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
D小テストを定期的に実施する。 | 各教科 | 教科によっては考査だけしかテストをしていない。 | 【成果指標】 各教科とも毎月1回以上実施する。 |
A 各単元ごとに実施した B 実施しなかった単元もあった C 各学期ごとに実施した D ほとんど実施できなかった |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
E家庭学習時間を確保する。 | 各教科 | 生徒の家庭学習時間の低下が目立つ。 | 【成果指標】 (外部・生徒)課題を設け1時間以上の家庭学習を定着させる。 |
A 60%以上が定着 B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末、生徒にアンケート | |||
F生徒個人の生活態度や学習状況を把握し、適切に指導・助言する。 | 学年団 | 3年間を見通した生徒個人の成長を把握できていない。 | 【成果指標】 一人ひとりの生活態度・学習状態を記録し、把握する。 |
A ほとんどのクラスが把握している B 半数のクラスが把握している C 少しのクラスが把握している D ほとんどのクラスが把握していない |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
2 豊かな人間性の育成 | @健康安全に留意し、厚生・協力・責任を身に付けさせる。 | 厚生課 学年団 |
ほとんど問題はないが、中には自己中心的な行動をする生徒がいる。 | 【成果指標】 基本的生活習慣を身に付ける。 |
A 60%以上の生徒が身に付けた B 50%〜60%未満の生徒が身に付けた C 40%〜50%未満の生徒が身に付けた D 40%未満の生徒しか身に付かなかった |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | ||
A地域清掃活動や、地域行事に参加し、地域や保護者と交流する。 | 総務課 | 保護者と一緒にボランティア活動や地域行事に参加する機会が少ない。 | 【成果指標】 地域行事に関心を深め、保護者の参加率を上げる。 |
A 対前年比で30%以上の増加 B 対前年比で20%以上の増加 C 対前年比で10%以上の増加 D 対前年比で維持または減少 |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 実施後調査 | |||
B遅刻・早退等の許可証を徹底する。 | 教務課 生徒指導課 学年団 |
規則を守ることの必要性を感じない生徒がいる。 | 【努力指標】 許可、届出等の決まりを守る習慣を身に付けさせる。 |
A 全員が守っている B ほとんどが守っている C すこしは守っている D あまり守られていない |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
C挨拶・マナー・身だしなみ等礼儀作法を定期的に指導する。 | 生徒指導課 学年団 |
大きな声で挨拶する生徒が少なく、礼儀作法が守られていない。 | 【努力指標】 身だしなみ検査を実施し、マナーを守る。 |
A 全員が守っている B ほとんどが守っている C すこしは守っている D あまり守られていない |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
D保育園児との交流を通した幼児への理解と保育への関心を育てる。 | 生徒指導課 | 異年齢との交流が少なく、思いやりの心も希薄である。 | 【成果指標】 保育園児との交流で思いやりの心が芽生えた。 |
A 60%以上の生徒が身に付けた B 50%〜60%未満の生徒が身に付けた C 40%〜50%未満の生徒が身に付けた D 40%未満の生徒しか身に付かなかった |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 実施後調査 | |||
E企業体験学習を充実させる。 | 進路指導課 専門学科 |
仕事への興味関心がうすく、進路への幅が狭い。 | 【満足度指標】 (外部・生徒)職業人になる心構えを持つようになった。 |
A 企業体験を通して、職業人になる心構えができた B 進路選択の参考になった C あまり参考にならなかった D 全く参考にならなかった |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 実施後調査 | |||
Fカウンセリング機能を充実させ、教職員間の共通認識と理解を深化させる。 | 厚生課 カウンセラー |
多くの生徒は和やかに話し合っているが、傷つきやすく繊細な生徒もいる。 | 【成果指標】 全員の生徒に全教職員が声をかけ、共通理解を図る。 |
A 60%以上の先生が積極的に声をかけた B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
3 教育活動の公開 | @定期的な「学校だより」を発行し、学校の活動を知ってもらう。 | 総務課 | 学校への関心は高まっているが、詳細な部分では伝わっていない。 | 【成果指標】 学校便りを発行し理解を得る。 |
A 年間発行回数4回以上 B 年間発行回数3回 C 年間発行回数2回以下 D 発行しなかった |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 年度末に調査 | ||
A地域の要求に応える「開放講座」を開設し、学校の教育力を還元する。 | 総務課 専門学科 |
地域からの開放講座への関心・要求が高い。 | 【成果指標】 開放講座に希望者が多く集まる。 |
A 希望数が定員数を超えた B ほぼ定員数の参加者だった C 希望者が定員の半数くらいだった D 希望数が定員数を大幅に割った |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 実施後調査 | |||
B学校や地域社会に出前講座を開催する。 | 総務課専門学科 | 地域からの要望に応じて教育力を還元する。 | 【成果指標】年3回の講座を実施する。 | A 年3回実施した B 年2回実施した C 年1回実施した D 実施しなかった |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 年度末に調査 | |||
C課題研究発表会を地域へ公開する。 | 生徒指導課 専門学科 |
地域や保護者に教育内容を公開する機会が少ない。 | 【成果指標】 (外部・招待者)課題研究発表会を実施し理解を得る。 |
A 60%以上の招待者が評価してくれた B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 実施後招待者のアンケート調査 | |||
4 国家試験受験率・合格率の向上 | @国家資格対策の放課後学習を週2日実施する。 | 教務課 専門学科 |
国家資格の合格率が低迷している。 | 【成果指標】 生徒が資格取得へ向けて放課後学習を活用する。 |
A 60%以上が利用 B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | ||
A資格取得への意義を説明し、各種資格試験の受験者数を増やす。 | 進路指導課 学年団 |
資格・検定試験の受験率が低迷している。 | 【成果指標】 各学年1つ以上の資格取得を目指す |
A 60%以上が受験した B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 年度末に調査 | |||
B情報通信科の特色を説明し、国家資格に対する意識付けを行う。 | 学年団 | 目的意識が希薄な生徒への意識付けが必要。 | 【成果指標】 意識付けのための説明会をLHRで実施する。 |
A ほとんどのクラスが説明している B 半数のクラスが説明している C 少しのクラスが説明している D ほとんどのクラスが説明していない |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 各学期末に調査 | |||
C生徒の学力に合わせた検定・資格を奨励し、個人指導を徹底する。 | 専門学科 | 基礎学力の差が生じて一律指導では資格が取得できない。 | 【成果指標】 全員が何かの資格や検定を取得する。 |
A 60%以上の生徒が資格を取得した B 50%以上〜60%未満である C 40%以上〜50%未満である D 40%未満である |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 年度末に調査 | |||
D国家試験対策用データベースを構築する。 | 専門学科 | パソコン上で問題演習が出来るような要求があった。 | 【成果指標】 データベースを完成させる。 |
A 完成した B ほぼ完成した C 一部、未完成 D ほとんど未完成 |
CとDの場合、実施方法・内容等を再検討 | 年度末に調査 |