平成18年度 学校経営計画書及び学校評価計画書 |
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石川県立高浜高等学校 |
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学校長 谷屋 広 |
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1 教育目標 @自己の言動に責任を持ち、自主性を培い、知性と教養を身につけた人間を育成する。 A心身ともに健全でたくましく、情操豊かな人間を育成する。 B地域を愛し、有為な社会の形成者としての自覚を持ち、思いやりの心を持った人間を育成する。 2 中・長期的目標 (1)学校の現状 @普通科・機械システム科の2学科併設の学校として特色を有し、進学者の割合は60%を超え、就職希望者も地元を中心に100%決定している。 A基礎学力を向上させるために、授業の充実に努め、読書タイム、個別指導、漢字テスト、サテライト授業、平日補習を実施している。 B基本的な生活習慣の確立にむけて、挨拶、身だしなみ、遅刻防止を心がけさせるために毎朝登校指導をおこなっている。 C講演会や進路講話を通して、生きることの尊さや充実感を学ばせている。 D部活動の推進に努め、一人一部活動に取り組んでいる。 E学校祭、マラソン大会、体操大会、高校野球全校応援等の学校行事を通じて、健全な心身を育んでいる。 (2)生徒に関する中・長期的目標 @基本的な生活習慣を確立し、学習に集中させ、基礎・基本の定着を図り、進路実現のために一般受験による進学者や資格取得を活かした就職者を増やす。 A豊かな心を育み、体力を向上させるために読書活動や部活動の全員加入を推進し、全国大会出場の部や各種コンクールの入賞者数を増やす。 B地域社会と密着した学校行事を実施し、地域を題材としたものを「総合的な学習の時間」に積極的に取り入れ、年間を通じてボランティア活動を推進する。 C互いの人格を尊重し、思いやりや規範意識を育て、良き社会人になるための基礎(知・徳・体)を育む。 (3)教職員、学校組織等の望ましい在り方 @学ぶ楽しさや喜びを味わうことができる授業を展開し、生徒一人一人の学力を向上させ、進路希望の実現を図る。 A創意・工夫あふれるホームルーム経営を実施し、生徒理解に努め、教育環境を整備する。 B魅力ある学校行事の実施や生徒会活動の活性化に取り組み、生徒が充実感と達成感を体得できるようにする。 C本校における学校評価を分析し、学校内外の教育力を発揮させ、学校改善につなげる。 3 今年度の重点目標 @基礎学力の定着および個々の生徒に応じた学力の向上を図るために、授業の改善や工夫をおこない、教科指導力を高める。 A基本的な生活習慣の確立のために、共通理解に根ざした生徒指導に取り組み、遅刻指導を通じて規範意識を徹底させ、本校の帰属意識を高める。 B生徒の進路実現を目指すために、本校の教育活動全体に通じる系統的進路指導体制の確立を図る。 C生徒会活動の育成・強化に学校挙げて取り組み、成果が前年度実績を超える。 D「開かれた学校づくり」を推進するために、保護者や地域の方々と教育活動の連携を深める。 |
重点目標 |
具体的取組 |
主担当 |
現 状 |
評価の観点 |
実現状況の達成度判断基準 |
判 定 基 準 |
備 考 |
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1 |
基礎学力の定着および個々の生徒に応じた学力の向上を図るために、授業の改善や工夫をおこない、教科指導力を高める。 |
@ |
研究授業を実施する雰囲気作りをし、更にその機会を設けることにより、すべての職員が研究授業に取り組む。 |
教務課 |
研究授業は指導主事訪問時のみ実施されているが、普段から行われたほうが望ましい。 |
【成果指標】 生徒の学習意欲を高めるために、教師が指導案を作成し授業研究を推進する。 (教職員アンケート) |
A: 教師全員が指導案を作成し、研究 授業を実施する。 B: 教師全員が指導案を作成し、うち 7割以上が研究授業を実施する。 C: 7割以上の教師が指導案を作成し 、うち5割以上が研究授業を実施 する。 D: 5割以上の教師が指導案を作成し 、うち研究授業の実施が3割未満 である。 |
ABの合計が、 70%以上で A判定 50〜70% でB判定 50%未満で C判定→要検討 |
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A |
授業における生徒の学習意欲を、高める。 |
授業に興味・関心 を持って参加する 生徒が少なく、質問もあまりない。 |
【努力指標】 授業に意欲を持って参加する生徒が増え、ノートをきちんと整理している。 (教師の観察) |
A: 授業で、すべての生徒がノートを 整理する。 B: 授業で、8割以上の生徒がノート を整理する。 C: 授業で、5割以上8割未満の生徒 がノートを整理する。 D: 授業で、ノートを整理する生徒が 、半数に満たない。 |
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B |
家庭における生徒の学習意欲を、高める。 |
生徒は家庭において、あまり学習していない。 |
【成果指標】 家庭における生徒の学習時間が増してい る。 (生徒のアンケート) |
A: 家庭で、毎日2時間以上学習する 。 B: 家庭で、毎日1時間から2時間未 満を学習する。 C: 家庭で、毎日30分以上1時間未満 学習する。 D:家庭で、毎日は学習しない。 |
重点目標 |
具体的取組 |
主担当 |
現 状 |
評価の観点 |
実現状況の達成度判断基準 |
判 定 基 準 |
備 考 |
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2 |
基本的な生活習慣の確立のために、共通理解に根ざした生徒指導に取り組み、遅刻指導を通じて規範意識を徹底させ、本校の帰属意識を高める。 |
@ |
学期毎に2回全教職員による登校指導を実施し、生徒自らが積極的に大きな声で挨拶が出来るように指導する。 |
生徒指導 |
朝、教職員に会った際に挨拶を必ずする生徒が34.7%ほとんどするが40.4%、ときどきするが18.1%、あまりしないが5.2%、まったくしないが1.6%である。 |
【成果指標】 ほとんどの生徒が、朝、教職員に会った際に挨拶ができる。 (外部・生徒) |
朝、教職員に会った際に挨拶を必ずする生徒と、ほとんどする生徒を合わせて A 80%以上である B 70%以上〜80%未満である C 60%以上〜70%未満である D 60%未満である |
70%未満の場合は、指導方の改善を再検討 |
7月、2月に生徒に対するアンケート調査を実施 |
A |
学期毎に2回全教職員による頭髪服装検査を実施し、清楚な身なりで登校できるなど、マナーが向上するように指導する。 |
生徒指導 |
登校時服装を整えるに、必ずする生徒が31.8%、ほとんど整える生徒が37.0%、ときどき整える生徒が20.3%、あまり整えない生徒が8.3%、まったくしない生徒が2.6%である。 | 【成果指標】 ほとんどの生徒が朝の登校時に服装を整える。 (外部・生徒) |
朝、登校時に服装を整える生徒が必ずする生徒とほとんどする生徒を合わせて A 70%以上である B 60%以上〜70%未満である C 50%以上〜60%未満である D 50%未満である |
60%未満の場合は、指導法の改善を再検討 |
7月、2月に生徒に対するアンケート調査を実施 |
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B |
現在も行っている入室許可制を徹底し、生徒に遅刻の防止を呼びかける。 |
生徒指導 学級担任 |
近年、年間遅刻総数、および生徒一人当たりの年間遅刻回数は大幅に減少しつつある。しかし、今年度12月時点でまだ3.0回と多い。 | 【成果指標】 生徒一人当たりの年間遅刻回数は12月時点で2.0回以下にする。 |
生徒一人当たりの年間遅刻回数が A 1.5回以下である B 1.5から2.0回未満以下である C 2回から3.0回未満以下である D 3回以上である |
2.0回以上の場合は、指導法の改善を再検討 |
月ごとに集計調査を実施 |
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C |
時間を守ることの大切さを指導するため、チャイムと共に授業の展開を図る。 |
生徒指導 各教科 |
各授業の開始前に教室に入っている生徒がほとんどであるが、まだ一部の生徒で遅れる者が見られる。 |
【努力指標】 事前の入室を促しチャイムと共に授業の展開を図る。 |
チャイムと同時に授業の開始が A ほとんどの授業がそうである B 1週間に1・2回できない C 1週間に3・4回できない D 1週間に5・6回できない |
3・4回以上の場合は、できない理由を検討し改善を再検討 |
7月、2月に教員を対象に各クラス毎にアンケート調査を実施 |
重点目標 |
具体的取組 |
主担当 |
現 状 |
評価の観点 |
実現状況の達成度判断基準 |
判 定 基 準 |
備 考 |
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3 |
生徒の進路実現を目指すために、本校の教育活動全体に通じる系統的進路指導体制の確立を図る。 |
@ |
各学年毎に重点科目について補習授業を行い、進学希望者の実力向上を期すると共に各種模擬試験を行い、結果の分析を進学指導に活かす。 |
進路指導課 |
クラスの中でも教科により、理解の進んでいる生徒と基礎学力がない生徒の差が大きい。 |
【成果指標】 学校と家庭における学習と学習方法について適切な指導を行い、実力の増進を図る。 |
普通科1年生の実力テストと2・3年生進学希望者の補習授業・各種模擬試験の参加率が A 60%以上が受講・受験する。 B 50%以上60%未満が受講・受験する。 C 40%以上50%未満が受講・受験する。 D 40%未満しか受講・受験しない。 |
50%未満の場合、実施方法・内容等を再検討 |
学期毎に出席・取得者数の集計 |
A |
サテライト講座の受講を促し、英語・数学の学力向上を図る。 |
進路指導課 |
進路について関心を持ち、早くから対策を立てる生徒が少ないため、進学に備えた準備が遅れがちである。 |
【努力指標】 将来を見据え、個々の学力に応じた学習となるよう留意する。 |
普通科1年生と2・3年生進学希望者のサテライト授業における受講テキストのまとめが A 受講者の80%以上が、出来ている。 B 受講者の60%以上80%未満が、出来てい る。 C 受講者の40%以上60%未満が、出来てい る。 D 受講者の40%未満である。 |
60%未満の場合、実施方法・内容等を再検討 |
学期毎に受講者のテキストのチェックを行う。 |
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B |
保護者と連絡を密にし、生徒の能力・適性をふまえた適切な進路選択をさせる。 |
学級担任 進路指導課 |
生徒と保護者の意見調整に時間がかかり、進路指導が遅れる傾向がある。 |
【成果指標】 生徒と保護者の進路に対する意見が早くに合致する。 |
第1学期の3年生三者懇談において、保護者と生徒の意見が A 100%合致する。 B 80%以上100%未満において合致する。 C 70%以上80%未満において合致する。 D 70%未満しか合致しない |
80%未満の場合、実施方法・内容等を再検討 |
6月に就職希望者、7月に進学希望者の三者懇談を行い、その集計。 |
重点目標 |
具体的取組 |
主担当 |
現 状 |
評価の観点 |
実現状況の達成度判断基準 |
判 定 基 準 |
備 考 |
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C |
平素の学校生活を通じて、将来の社会生活に適応する生活態度の養成につとめ、礼法などの指導を行う。 |
進路指導課 |
多くの生徒は自分の考えをしっかりと話すことができるが、一部に表現方法で指導を要する生徒がいる。 |
【成果指標】 全員の生徒が、はっきりと自分の考えを、丁寧に話せるようになる。 |
3年生で面接試験を受験する生徒に対して、1人当たりの面接指導の実施が A 5回以上であった。 B 4回であった。 C 3回であった。 D 2回未満であった。 |
実施回数が3回以下の場合は、面接指導の方法・内容等を再検討 |
年度末に集計 |
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重点目標 |
具体的取組 |
主担当 |
現 状 |
評価の観点 |
実現状況の達成度判断基準 |
判 定 基 準 |
備 考 |
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4 |
生徒会活動の育成・強化に学校挙げて取り組み、成果が前年度実績を超える。 |
@ |
部活動への全員加入を推進し、活性化を図る。 |
生徒会 指導 部顧問 |
1・2年生の部活動加入率が12月現在で94%(男子94%、女子92%)であり、女子の加入率が低い。 |
【成果指標】 部活動に全員が加入し、積極的に活動している。 |
部活動への加入率が A 100%で、ほぼ全員が積極的に活動 している。 B 95%以上〜100%未満である。 C 90%以上〜95%未満である。 D 90%未満である。 |
C以下の場合、再検討 |
4月、10月に加入調査を実施、集計。 |
A |
浜高祭(文化祭・体育祭)に全校生徒が積極的に参加し、協力して行えるよう各クラスに課題を提供して、生徒の意識を向上させる。 |
生徒会 指導 学級担任 |
昨年度の浜高祭終了後のアンケートでは A10%,B38%, C35%, D16%との回答があり、目標達成まであと少しであった。 |
【満足度指標】 浜高祭(文化祭・体に積極的に取り組んでいる。 |
浜高祭(文化祭・体育祭)に A クラスの中心となって積極的に取 り組んでいる。 B 自分の役割を責任持って、十分に 果たしている。 C 自分の役割を責任を持って半分程 度まあまあ果たしてい る。 D 自分の役割をあまり果たしていな い。 |
A+Bの合計が 50%未満の場合、各クラスへの課題の内容を再検討 |
浜高祭終了後に生徒に対するアンケート調査を実施。 |
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B |
ボランティア活動を積極的に推進する。 |
生徒会 指導 |
学校全体でクリーンキャンペーン活動(清掃奉仕活動)を行っているが、個人でボランティア活動に参加している生徒は一部にとどまっている。 |
【満足度指標】 ボランティア活動に積極的に参加している。 |
ボランティア活動に1年間で A 5日間以上参加している。 B 2日から4日間参加している。 C 1日参加している。 D 参加していない。 |
A+Bの合計が 50%未満の場合、再検討 |
2月に生徒に対するアンケート調査を実施。 |
重点目標 |
具体的取組 |
主担当 |
現 状 |
評価の観点 |
実現状況の達成度判断基準 |
判 定 基 準 |
備 考 |
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5 |
「開かれた学校づくり」を推進するために、保護者や地域の方々と教育活動の連携を深める。 |
@ |
学校開放講座を開設し、定員を確保すると共に学校施設を利用して地域開放に努める。 |
総務課 |
学校開放講座は参加率が比較的高いが、参加者のニーズを踏まえ参加率をもっとアップしたい。 |
【成果指標】 学校開放講座に地域住民が積極的に参加している。 |
学校開放講座への参加率が A 90%以上である。 B 80%〜90%未満である。 C 70%〜80%未満である。 D 70%未満である。 |
70%未満の場合は、実施方法・内容等を再検討 |
開放講座実施時に調査。 |
A |
PTA総会、学年PTA、母親委員会、研修旅行、PTA講演会、PTA通信など、保護者とタイアップして企画立案し、活性化に努める。 | 総務課 |
PTA総会や学年PTAの保護者の参加率が24%と少ない。充実した総会や学年PTAを実施時期も含め、検討する必要がある。 |
【成果指標】 PTA総会や学年PTAに保護者が積極的に参加している。 |
PTA総会や学年PTAへの保護者の年間平均参加率が A 50%以上である。 B 40%〜50%未満である。 C 30%〜40%未満である。 D 30%未満である |
40%未満の場合は、実施方法・内容等を再検討 |
総会、学年PTA時にそれぞれ調査。 |
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B |
学校行事等に保護者の積極的な参加を求め、学校・保護者の連携を深めてより学校を理解してもらう。 |
総務課 |
校内マラソン大会で母親委員会が生徒に豚汁サービスを実施している。文化祭・クリーンキャンペーン等でも保護者の参画を検討する。 | 【努力指標】 各種学校行事に保護者が積極的に参加している。 |
保護者が各種の学校行事に A 3つ以上の行事に参加した。 B 2つ以上の行事に参加した。 C 1つ以上の行事に参加した。 D 全然参加しなかった。 |
C、Dの割合が 70%を超える場合は、再検討する。 |