(様式1)

                                           平成20年度 学校経営計画書及び自己評価計画書

 

  石川県立高浜高等学校

 

 

  学校長  谷  勇

 

1 教育目標

  @  自己の言動に責任を持ち、自主性を培い、知性と教養を身につけた人間を育成する。

  A  心身ともに健全でたくましく、情操豊かな人間を育成する。

  B  地域を愛し、有為な社会の形成者としての自覚を持ち、思いやりの心を持った人間を育成する。

 

2 中期的目標

 ()  学校の現状

@  普通科・機械システム科の2学科併設の学校で、進学者の割合は約50%、就職希望者は地元を中心に100%決定している。

A 基礎学力の向のため、授業の充実に努め、読書タイム、個別指導、漢字テスト、サテライト授業、平日補習を実施している。

B 基本的な生活習慣の確立にむけて、挨拶、身だしなみ、遅刻防止を心がけさせるために毎朝登校指導をおこなっている。

C 部活動の推進に努め、一人一部活動に取り組んでいる。

D 学校祭、マラソン大会、体操大会、高校野球応援等の学校行事を通じて、健全な心身を育んでいる。

 

 () 生徒に関する中期的目標

@ 基本的な生活習慣を確立し、基礎・基本の学習定着を図り、進路実現のため校内進路体制の再構築と資格取得を活かした就職者を増やす。

A 豊かな心を育み、体力を向上させるために読書活動や部活動の全員加入を推進し、全国大会出場の部や各種コンクールの入賞者数を増やす。

B 地域社会と密着した学校行事を実施し、地域を題材とした「総合的な学習」を積極的に取り入れ、年間を通じてボランティア活動を推進する。

C 互いの人格を尊重し、思いやりや規範意識を育て、良き社会人になるための基礎(知・徳・体)を育む。

 

 () 教職員、学校組織等の望ましい在り方

@ 学ぶ意義を把握させ、個々の生徒に理解される授業を展開し、積極的に研究授業等を実施する。

A 創意・工夫あふれるホームルーム経営を実施し、生徒理解に努め、教育環境を整備する。

B 魅力ある学校行事の実施や生徒会活動の活性化に取り組み、生徒が充実感と達成感を体得できるようにする。

C 本校における学校評価を分析し、学校内外の教育力を発揮させ、学校改善につなげる。

D 特別支援教育に対する理解を深め、組織的な支援体制の整備に努める。

 

3 今年度の重点目標

@ 基本的生活習慣の確立を目指し、全教職員の共通理解に根ざした生徒指導に取り組む。

A 自尊感情を向上させ、自己肯定感を育み、「生きる力」を醸成する。

B 基礎学力の向上と個々の能力、適性等に応じた進路実現のため計画的・組織的な指導体制の確立を図る。

C 「開かれた学校作り」の一層の推進を図る。

D 平成21年度開校の石川県立志賀高等学校の準備に万全を期す。

 

 

 

石川県立高浜高等学校

重点目標

具体的取組

主担当

現状

評価の観点

実現状況の達成度判断基準

判定基準

備考

 

基本的生活習慣の確立を目指し,全教職員の共通理解に根ざした生徒指導に取り組む。

@

 

 

 

現在も行っている入室許可制を徹底し,生徒に遅刻の防止を呼びかける。

生徒指導課

学級担任

 

昨年度,一度も遅刻をしなかった生徒が全校生徒の75.6%である。

【成果指標】

遅刻ゼロ習慣期間中に遅刻をしない生徒が全校生徒の90%を目指す。

遅刻ゼロ習慣期間中に一度も遅刻をしない生徒が全校生徒の

A80%以上である。

B70%〜80%未満である。

C60%〜70%未満である。

D60%未満である。

90%未満の場合,指導法の改善を再検討する。

前期末中間集計,月末に最終集計

 

A

 

面接・礼法指導を通じて,将来の社会生活に適応する生活態度の養成につとめ,礼法などの指導を行う。

進路指導課

各学年団

多くの生徒は穏やかに話すことができるが,一部に表現方法で指導を要する生徒がいる。

【満足度指標】

はっきりと自分の考えが,丁寧に話せるようになる。

面接・礼法指導を受けた生徒に対して,自分の考えが話せるようになったと答える生徒の割合が

A80%以上である。

B70%〜80%未満である。

C60%〜70%未満である。

D60%未満である。

60%未満の場合,実施方法・内容等を再検討する。

1月末に最終集計

B

健康診断の結果を通知し(受診票配付)受診(治療)率を上げる。

保健指導課

昨年度の受診率は眼科42%,歯科26%で,特に歯科受診率が低い。 

【成果指標】 

歯科受診率40%を目指す。

A:歯科受診率40%以上である。

B:歯科受診率2040%未満である。

C:歯科受診率1020%未満である。

D:歯科受診率10%未満である。

CDの場合は受診指導の方策を再検討する。

9月末,学年末に集計

C

支援が必要な生徒への(特別)支援策を検討する。

支援委員会

教育相談課

新入生に対象者がいる場合は,支援委員会などで実態把握の結果を報告し,支援の必要な生徒への具体的な支援策を検討する。

【努力指標】

支援委員会で,生徒の実態に基づいて,具体的な支援策やサポートチーム等への相談の必要性について検討した。

支援の必要な生徒がいた場合

A:支援の必要な生徒,全員の支援策を検討できた。

B:支援の必要な生徒の内,約7割の子の支援策を検

 討できた。

C:支援の必要な生徒の内,約5割の子の支援策を検

 討できた。

D:支援策の検討をしなかった。

CDの場合は改善を図る。

教育相談課内や支援委員会等で達成度を1月に確認

自尊感情を向上させ,自己肯定感を育み,「生きる力」を醸成する。

@

 

部活動への全員加入を促進し,運動能力等の向上を図る。

 

学級担任

生徒会

 

部活動加入率(最終集計)は男子94%,女子90%,全体で92%である。前期より率が下がった。

【満足度指標】

全員が部に加入し,心身の充実感が得られた。

部活動への取り組みに対して

A:十分満足している。

B:満足している。

C:満足感がうすい。

D:充実感が得られず不満が残った。

 

A+Bの合計が60%未満であれば再検討する。

 

生徒にアンケートを実施し,前期末に中間集計,1月末に最終集計

 

A

2年次のインターンシップを通じて,自己の職業生活をたくましく切り開いていこうとする意欲や態度を身につける。

進路指導課

2年学年団

 

進路希望調査において未定の者がいる。

【満足度指標】

年度当初の進路希望調査で未定の数が,インターンシップ後に減少する。

インターンシップが進路決定の参考になると答える生徒の割合が

A80%以上である。

B70%〜80%未満である。

C60%〜70%未満である。

D60%未満である。

Dであれば実施方法・内容等を再検討する。

 

インターンシップ後にアンケート集計

B

浜高祭(文化祭・体育祭)に全校生徒が積極的に参加し,協力して行えるように課題を提供して,生徒の意識を向上させる。

学級担任

生徒会

 

生徒自身の浜高祭の満足感は83%。学校開放による活気はあったが,全校一丸の取り組みだったとは言えない。

【成果指標】

学校行事・クラス行事を活性化する。

 

浜高祭(文化祭・体育祭)に

A:クラスやサークルの中心となって積極的に取り組

 んだ。

B:自分の役割を十分に果たした。

C:自分の役割をまあまあ果たした。

D:消極的に取り組んだ。

A+Bの合計が70%未満であれば再検討する。

 

学校祭終了後生徒にアンケート実施

 

C

「いしかわ学校版環境ISO」実践校として学校や家庭で節電や節水に積極的に取り組む。

 

生徒会

各担任

総務課

昨年度「いしかわ学校版環境ISO」実践校に認定され、生徒は環境問題に意識の向上は見られたが,十分な実践にはいたっていない。

【成果指標】

学校や家庭で節電や節水に積極的に取り組む。

学校や家庭で節電や節水に対して

A:積極的に取り組み十分実践した。

B:環境に配慮し,実践した。

C環境に関心があったが,あまり実践できなかった。

D:全く実践できなかった。

A+Bの合計が60%未満であれば再検討する。

 

生徒にアンケートを実施し,前期末に中間集計,1月末に最終集計

 

基礎学力の向上と個々の能力,適正等に応じた進路実現のため計画的・組織的な指導体制の確立を図る。

@

 

 

 

研修・研修講座に積極的に参加し,教育ウィーク等を機に公開授業を展開し授業の改善を進める。

各教科

教務課

 

 

 

教科指導の改善に努めているが,校内研究授業の取り組みは十分とは言えない。

【努力指標】

教科ごとに公開授業を実施し,互いに授業参観して充実させる。

 

公開授業を実施し,外部の意見等を踏まえ

A:授業改善が十分進んだ。

B:授業改善が十分とは言えないが生かされた。

C:授業改善が少し生かされた。

D:授業改善に生かされなかった。

A+Bの合計が70%未満であれば再検討する。

 

 

 

 

教職員にアンケートを実施し,前期末に中間集計,1月末に最終集計

 

 

A

 

各教科で定期(中間・学期末)考査と定期考査の間に,最低2回以上の確認テストを実施することによって,基礎学力の向上と家庭学習の意欲を高める。

各教科

教務課

 

毎日の家庭学習時間の平均が26分である。

【成果指標】

毎日1時間以上の家庭学習を達成する。

 

 

A:家庭学習を毎日2時間以上した。

B:家庭学習を毎日1時間以上した。

C:家庭学習を毎日30分以1時間未満した。

D:家庭学習を毎日はしなかった。

A+Bの合計が50%未満であれば再検討する。

 

 

 

生徒にアンケートを実施し,前期末に中間集計,1月末に最終集計

 

B

学年毎に重点科目について補習授業を行い,進学希望者の実力向上を期すると共に各種模擬試験を行い,結果の分析を進学指導に活かす。

進路指導課各担任

クラスの中でも教科により,理解の進んでいる生徒と基礎学力がない生徒の差が大きい。

【成果指標】

学校と家庭における学習と学習方法について適切な指導を行い,実力の増進を図る。

普通科1年生の実力テストと2・3年生進学希望者の補習授業・各種模擬試験の参加率が

A90%以上が受講・受験する。

B80%以上90%未満が受講・受験する。

C70%以上80%未満が受講・受験する。

D70%未満しか受講・受験しない。

CDであれば,内容企画を再検討する。

 

学期毎に出席・参加者数の集計

 

 

 

C

社会や職業の構成や意義をよく理解し,認識させる。そのために進路に関する情報を整理・把握し,効果的活用を図る。

進路指導課

保護者が得る進路に関する情報量が少ないため,意思疎通が不十分なケースがある。

 

【満足度指標】

生徒と保護者と学校間において生徒の将来像の共通理解が深まる。

進路からの情報が適切で満足できると答える保護者の割合が

A60%以上である。

B50%〜60%未満である。

C40%〜50%未満である。

D40%未満である。

Dであれば,内容企画を再検討する。

前期末に中間集計,1月末に最終集計

「開かれた学校作り」の一層の推進を図る。

@

保護者や地域住民との交流機会を増やすために,3年生の課題研究及び総合的な学習の時間の研究発表会などの学校行事を休日開催にし,保護者等にも見学してもらって教育活動の理解に努める。

総務課

教務課

機械システム科

普通科

3年生の課題研究及び総合的な学習の時間の研究発表会は昨年度から一般に開放しているが,見学者が少なかった。

【成果指標】

発表会への保護者,地域関係者の出席者が昨年度を上まわり,内容的にも満足するものであった。

発表会を一般の人にも見学してもらい

A:参加者の80%以上が発表に満足している。

B:参加者の70%以上が発表に満足している。

C:参加者の60%以上が発表に満足している。

D内容に満足とした参加者が50%未満であった。

 

 

Dであれば,内容企画を再検討する。

発表会後,参加者にアンケート実施

 

 

A

周辺地域住民を交えての合同防災訓練を実施したり,海岸清掃やクリーンキャンペーン,街頭指導を行うなどをして,地域に貢献しながら地域一体型の学校を目指す。

総務課

関係課

 

生徒を対象とした避難訓練を実施している。また海岸清掃やクリーンキャンペーンも実施しているが,保護者や地域住民の関心は低い。

 

【成果指標】

町の広報やマスメディアを利用して学校広報を行う。

学校発信文(学級通信やPTA通信)以外で学校の様子や情報を目にしたのが

A:5回以上であった。

B:3回は目にした。

C:1回は目にした。

D:一度も目にしたことがない。

 

 

A+Bの合計が50%未満であれば再検討する。

 

学校評価アンケート内で実施

B

保護者による学校行事,PTA総会や講演会,研修旅行などへの参加者増加を推進し,保護者と学校側が一体となって生徒理解に努める。

総務課

生徒会

関係課

文化祭やマラソン大会でPTAから参加協力を得て,チラシ寿司販売や豚汁サービスを行っている。一方 PTA総会やPTA講演会の参加者が少ない。

【成果指標】

一年間でどのような目的であれ,学校に来校して学校や生徒の様子を垣間見る。

一年間で来校した回数や学校行事に参加した回数が

A:5回以上である。

B:3回以上である。

C:1回以上である。

D:0回である。

A+Bの合計が50%未満であれば再検討する。

 

学校評価アンケート内で実施

平成21年度開校の石川県立志賀高等学校の準備に万全を期す。

@

各分掌が一体となって地域住民や中学生にPR活動を行い,新高校に対する理解と支援を得る。

 

総務課

教務課

全分掌

設立準備委員会をすでに設置して,準備に入っている。

【満足度指標】

新設校に中学生が興味を持つ。

 

高校主催の学校説明会に参加した中学生が新高校の情報を得られて

A:説明が分かりやすく,魅力ある学校で,ぜひ入学

 したいと思った。

B:新しい学校のことが分かって,入学する気持ちが

 湧いてきた。

C:新しい学校の様子は理解できたものの,まだ受験

 を迷っている。

D:説明会に参加したが,受験先とはしない。

A+Bの合計が60%未満であれば再検討する。

 

参加者に対してアンケート実施

A

各分掌が一体となって近隣中学校,教育機関等に出かけて,新高校のPR活動を行い,新高校に対する理解と支援を得る。

教務課

全分掌

設立準備委員会をすでに設置して,準備に入っている。

【努力指標】

PR活動を重ねて近隣の中学校教諭・教育機関等から理解と支援を得る。

本校教職員が,各種学校説明会に出かけた回数の合計が

A:7回以上である。

B:5回以上である。

C:3回以上である。

D:1回である。

Aに達しなければ再検討する。

 

学年末に教職員に対して確認調査を実施