ラグビーとは

 さて、現在の部員すべては高校に入学してラグビーを始めた者ばかりです。ルールも知りませんし、皆が同じ出発点と言うわけです。そのため練習もラグビーというスポーツを理解することから始まります。
 ボールを受けてからパスしたり、キックしたりするわけですが、そのボールを相手のプレーヤーと奪い合うためにスクラムを組んだり、密集プレーなどの激しいコンタクトプレー(接触プレー)も重要なものになってきます。つまり、野球やサッカー等に求められるボールをコントロールする技術や能力に加えて、柔道や剣道などの格闘技に大切な闘志や闘魂がラグビーには必要となってくるのです。
 また、集団スポーツの中では最も人数が多い15名のプレーヤーによって行われるためにチーム全員が心を一つにして戦っていく事も重要なことになります。そのためラグビーではこんなことわざがあります
(ONE FOR ALL 、ALL FOR ONE ・ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)
というものです。この精神をラグビーというスポーツを通して、学びとることができます。この気持ちが理解できれば、その人は立派なラガーメンといえるわけです。
 さらに、ラグビーはボールをもって突進してくる相手のプレーヤーを捨て身のタックルで止めなければなりません。前からいくと頭を地面に打ちつけるかもしれない、後からいくと相手の足で顔を蹴られるかもしれません。しかしそれでもいかなければならないのがタックルです。そこでは、勇気をもって何事にも負けずに挑戦していくという姿勢が芽生えることは間違いありません。このようなプレーは、体が大きい人のほうが有利と思われるかもしれません。しかし、ウエイトトレーニングで体を鍛える事もできますし、走り込みで足腰を鍛える事もできます。そうすることのよって大きいプレーヤーを仰向けに倒す事も不可能ではありません。
 そして、最後にラグビーボールは皆さんもよく知っているように楕円形です。一度地面に落ちたらどこえ転がっていくか全く分かりません。しかし、だからこそ最後まであきらめずにボールを追いかけるという執着心が身についてきます。ここに、何事も最後まであきらめず、最後までやり抜くというスピリットが生まれてきます。
 このように、ラグビーを通して、他のスポーツでは味わえない感動や喜びをつかむことができるのです。一度、ラグビーボールを手にしたらそのおもしろさと魅力にとりつかれることでしょう。

練習内容

・ 走り負けない事 ・コンタクトプレー ・ コンビネーションプレー・ ポジション別練習 ・ ゲーム形式

に重点を置き一日3時間、専用練習場を使用して練習をしています。月曜日はウエイトトレーニングを中心に行い怪我防止に努めています。部員のほとんどは毎日、自主的にウエイトトレーニングを行い実践に近い筋肉をつけています。チームにスポーツ科学コースの生徒が多いため栄養学やストレッチなどは、本格的なものを取り入れています。今年はストレッチなどの効果が出てきて、怪我の少ないチームにしあがってきました。

15人が一体となりボールを散らせ走り勝てるようになり、OB戦でも接戦になるほどまで成長してきました。体調を調整して花園大会出場を目指し頑張っています。


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