石川県大会決勝は羽咋工業高校と鶴来高校の伝統の一戦。みぞれ交じりの根上町県営ラグビー場には開始前から多くの応援団が駆けつけていた。

キックオフを待つようにしてみぞれも上がり、両雄の激突が始まった。近年は羽咋工業が頭ひとつ抜けている感があった両者の力関係も、今年は非常に拮抗する。前半18分4番坂井のトライで鶴来が先制点を挙げ、ゴールキックも決める。その4分後、パワーに勝る羽咋がスクラムの押し合いからトライを返す。

後半は緊張のある展開となった。14分に鶴来がトライを挙げると、羽咋はレイトタックルの反則をもらい、負けじとゴールを返す。その差2点。
試合はロスタイムに入る。猛攻の羽咋。死守する鶴来。経験したことがない長いインジュアリータイムだった。
羽咋工業の怒涛のオフェンスはロスタイム中続いたが、最後は鶴来ゴールわずか手前5mのところでノーサイドとなり、鶴来が4年ぶり6回目の花園への切符を手にした。

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