シラバスの一例

科目名  国語表現U 履修の区別 必履修   単位数 2単位 
学科・学年・コース   情報ビジネス科 第3学年  使用教材 「国語表現U」 第一学習社
「パスポート国語必携」 桐原書店
「国語図説」 京都書房 「漢字サークル」
 
1.科目の目標                                      
国語表現Tの学習内容を踏まえて表現力をより実践的に高める。日本語を用いて自分の意志を適切に表現する能力を育成し、伝える力を高めるとともに、自ら話し聞く態度を育て、思考力を伸ばしながら言語感覚を磨き、互いに伝え合い理解する能力を育てる。
2.学習指導計画                                     
学習単元および内容 学習のねらい 単元ごとの評価の観点・規準
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○表現への誘い
・聞く 創造を支えるもの
・書き言葉について

○表現の実践(一)
・課題作文を書く
・小論文を書く
・意見を発表する
  漢字能力検定
○読書感想文の書き方・読書
・読書感想文の実践
・履歴書の書き方
  パスポート国語必携

○表現の実践(二)
  −実用の文章−
・手紙文 心に響く手紙
・記録文 黄金発見
・紹介文 国立民族博物館の紹介
・報告文 美林への旅








○表現の探求
・日本語の理解
・言葉と文化 国語の時間 
  古代人と会話ができるか
・表現の研究 異文化の根っこ
  外部化された料理 
  わかった!ということ
  コップの中の論戦
学習内容の確認と今後の表現活動を考える


 
○表現の基礎を再確認しながら、相手に伝わる「表現」というのは、どのようなものか、また「表現」する場合にどのようなことに注意すればよいのかということについて学びます。



漢字能力検定を受検jする。
○課題を、的確に把握し計画的に取り組  む。
連絡先に応じた、履歴書を適切に仕上げ  る。

○「表現の実践(一)」で学んだことをより実践的に演習を行ないます。実践(二)ではこれから社会に使われるであろう幾つかの場面を想定し、それぞれの場面にふさわしい表現を日常生活の文書からビジネス文章までをトータルに学びます。
○実践(二)は、自己から発信する情報を正確に分かりやすく表現し意思疎通ができることを狙いとしている単元です。
○調べたり経験したりして得た情報を、できるだけ正確に捉えた上で、論理的に思考を展開し、自分自身の意見や主張を組み立てて、表現します。

言語文化を多方面から知り、日本語だけでなく文化の中心に言語があることを再認識してより豊かな文化活動ができるようにする。




・年間の反省と課題の把握
・学習した内容を確認して自己の進路につなげる。

整った文章、分かりやすい表現、様々な工夫の仕方など、言語表現の基本的な事柄について理解し適切に表現することができる。
【言語事項】


各自の目標を設定して準備して努力できる。
 一般的な公文書を書くことができる。
【書くこと】



状況をくみ取り、情報をとらえて相手や場面に応じて適切な表現を用い書き、話すことができる。
【話すこと・聞くこと】
【書くこと】

*辞書の活用とグループで学習する機会を多く作り、互いに学びあうことの大切さを知ることができる。




これまでの学習内容を文化的な側面から総合的に広げて考えながら、より視点を広げた言語知識を身に付けることができる。
【読むこと】
【言語事項】

全般にわたり
【関心・意欲・態度】


 
3.評価の観点および内容、評価方法                             
評価の観点 評価の内容 評価方法

関心・意欲・態度
 
日本語の基礎力を高め、母国語を尊重し、文化に対する関心を深め向上を図り、自ら表現し伝え互いに理解しあおうとする意識。 ・授業中の取り組み、およびノートや課題の提出状況から評価する。また発表の態度・聴く姿勢も重視する。  
話すこと
聞くこと
 
自分の考えをまとめ推敲して表現する態度。目的や場面に応じて筋道を立てて話し、的確に聞き取れる能力。また適切に音読できる。 ・自己の感動をいかにして他者に伝えようとするかなど、発表の工夫や課題作品の内容から評価する。 

書くこと
 
書写(ペン習字)。適切に考えを正確に書く。
様々な表現の効果を吟味し、自分の表現や推敲に役立てようとする態度。
・作文・作品、定期考査の課題から評価する。根気よく一生懸命に推敲し、辞書を活用して作品を仕上げられるか。

読むこと
 
様々な文章を読み取り読書の幅を広げ自分の考えに取り入れ読書に親しむ態度。 ・課題読書を続けて読書カード提出などの課題の提出状況から評価する。 

言語事項
 
基本的な語句、語彙力を獲得し、文法、文学史などの一般的な知識を身に付ける。 ・定期考査や課題の内容から評価
する。
・日本語漢字能力検定への取り組み方も観る。
 
4.履修上の注意事項                                   
・2年生の「国語表現T」を引継ぎ、より「実践的な表現」を中心に学びます。まず3年生でも継続して基礎的な漢字の習得をめざします。国語力は全ての教科の基礎・土台です。国語能力はすべて皆さんの生活になくてはならないものです。読むことから話し考え、書く・表現することが一番大切です。教科書にあるものだけが国語ではなくマスメディア(テレビ・レジオ・インターネット・出版)に登場する世界もすべて言葉で表現されています。苦手なひとも積極的に広く日本語を学ぶ姿勢が必要です。短い文を綴ることから始めて文章にする。「文は人なり」という言葉には、その人の感性や人格までも現れるという意味です。人は言葉を知ることで自分の気持ちを確認しています。もちろん相手を理解することにもこの言葉が無くてはできないことなのです。作文が苦手な人も継続して学習すれば、一生使える技術が身につき生活を豊かにすることができます。また各々の進路に向けた作文・小論文も書いて自己実現を成し遂げましょう。 
5.その他
 4月にガイダンスを実施し本校のシラバスを学習のアドバイスを配布し、評価・スケジュールを説明する。
夏季課題は(読書感想文・パスポート国語必携・国語図説学習ノートなど)。読書は指示する課題図書や自己選択した本を読んで感想文を書く。冬季課題は(漢字ドリル)。定期考査1学期2回、2学期2回、3学期1回実施する。(計5回)適宜暗誦・小テストを実施する。漢字検定は年3回実施(6月の受験をお勧めします)予定です。授業評価は学期ことに行なう(2回)補助教材の提出は定期的に行なう。