重点目標 | 具体的取り組み | 実現状況の達成度判断基準 | 集計結果 | 分析(成果と課題)及び次年度の扱い(改善策等) | ||
1 |
基礎的な学力、生活の基礎を築く学習の充実を図る。 |
@ |
歯磨き(口腔衛生)に関する指導・配慮を充実する。 |
自分で歯磨きできる生徒の A 90%以上について習慣化した。 B 70%以上について習慣化した。 C 50%以上について習慣化した。 D 習慣化は不十分である。 |
内部59% C判定 外部80% B判定 【成果指標】 |
今年度は、自分で歯磨きを出来そうな生徒を対象とし、食後の歯磨きを習慣化することを目標としたが、B判定の70%に及ばなかった。習慣化に結びつける指導の難しさが結果としてあらわれた。口腔衛生については、2年間取り組んできたが、日々の指導が大変大切であると考えている。給食後の声かけや、時期に考慮し、十分な指導時間を確保した取組を今後も継続していきたい。 |
A |
自立活動の内容「身体の動き(姿勢、運動・動作、基本動作、移動能力等)」 の指導の充実を図る。 |
関係する医療機関等との連携が必要な子どもの指導が A 連携をとって十分にできた。 B 連携をとって概ねできた。 C 連携はしたが、指導に結びつかなかった。 D 全くできなかった。 |
内部67% C判定 外部80% B判定 【努力指標】 |
外部評価(保護者評価)はB判定であったが、内部評価については、連携が必要と思われる児童生徒には、概ね医療機関等との連携ができたと考えている。 しかしながら、児童生徒のニーズを考えると、更に実態を十分に把握し、個の応じた連携及びそれを生かした指導のあり方について探っていく必要性を感じている。来年度については、文部科学省の委託事業もあり、更に深く研究を進めていきたい。 |
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B |
児童生徒のコミュニケーション能力に関する具体的な支援の方法を学部(学年)内で明確にする。 |
コミュニケーションツールを用いる児童生徒に関する支援方法を共通理解し、実践することができたか。 A 支援方法を理解し、実践することができた。 B 支援方法を理解し、概ね実践することができた。 C 支援方法は理解したが、実践することはできなかった。 D 全くできなかった。 |
内部70% B判定 【努力指標】 |
コミュニケーション指導については、本校の大きな課題として取り組んできた。VOCA等のコミュニケーションエイドを使って実施をしてきたが、機器の使用が個々の実態に即し、コミュニケーションツールを用いることの有効性を個別に確認しながら、機器の使用自体が目的にならないように留意する必要がある。来年度に向けては、コミュニケーション指導の更なる充実のため、外部からも講師を招いて職員の研修を深めていきたい。 | ||
C |
寄宿舎における個別の指導計画を保護者、学級担任と連携をとって作成する。 |
寄宿舎生全員の A 個別の指導計画を作成し指導検討会を行って効果を上げた。 B 個別の指導計画を作成し、指導検討会を実施した。 C 個別の指導計画を作成した。 D 個別の指導計画を作成することができなかった。 |
内部73% B判定 外部88% A判定 【成果指標】 |
保護者の願いもあり、舎生全員の年間目標及び学期目標を立て、個別指導を進めてきた。指導検討会も学期に1回実施し、職員の共通理解も深めることができた。来年度は、月1回予定している研究会でも常に取り上げ、協議しながら内容を深めていきたい。外部評価については、中間でも最終でも高い評価値で叱咤激励されている。 | ||
2 |
研修及び研究の実践により専門的知識・技能を高め、指導の充実を図る。 |
@ |
教科授業の改善のため、定期的、計画的に授業研究をすすめ、指導法の改善を図る。 |
8つの単位:英、国、社・地歴・公民、数、理・情・技、音・美、家、体 (ABCコースの授業を基本とするが、実技教科はDEコースの授業を含む) A 全ての教科において年2回以上の授業研究会を実施した。 B 全ての教科において年1回の授業研究会を実施した。 C 半数の教科において年1回以上の授業研究会を実施した。 D 授業研究会を実施できなかった。 |
内部9回 B判定 【成果指標】 |
授業の改善は、学校の大きな命題である。今年度は、A~Cコースを中心に全教科の研究授業を計画的に行った。効率的な授業のためのワークシートの作成・ペンタブレットの使用・カード類の効果的使用法などについても研究をすすめ教師間の共通理解が図られた。また、中学部と高等部間の垣根を越えて、研究授業をおこなった。その他、高等部の生徒達を対象にソーシャルスキルトレーニングの授業研究も実施した。来年度も継続して研究授業を実施していきたい。 |
A |
領域教科を合わせた指導の充実を図るため、研究会を開催する。 |
領域教科を合わせた指導の授業のほか、2@の対象にならないDEコースの 授業も含む。 A 授業研究会を年間に7回以上実施した。 B 授業研究会を年間に6回実施した。 C 授業研究会を実施できない学期があった。 D 授業研究会を実施できなかった。 |
内部6回 B判定 【成果指標】 |
本校は、重複障害の児童生徒が88%を占めており、あそびの指導・生活単元学習・作業学習など領域教科を合わせた指導は、重要な指導形態である。いずれの授業もTT(ティームティーチング)で実施され、授業中の生徒へのかかわり方、授業展開上の工夫、教材の工夫など協議を深められた。また、県の推進事業である「就労アドバイザーの派遣」を受け具体的な指導もいただいた。 |
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B |
教材・教具の作成、活用の促進を図る。 |
教材教具を製作する。 A 学校全体で50以上 B 学校全体で30〜49 C 学校全体で20〜29 D 学校全体で20以下 |
内部305個 A判定 【成果指標】 |
教材・教具の作成者は教員全体の79%であるが、ほとんどの職員は子どもの実態に応じた学習のために、自作品や市販のものを工夫している。今後は、その教材をデータ化・共有化していきたい。授業参観きていただいている保護者(外部評価)からも評価値83の高い評価をいただいている。 |
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3 |
保護者、関係機関、地域の学校等との連携・支援の充実を図る。 |
@ |
進路情報を適切にタイムリーに提供し、進路への不安を低減する。 |
施設見学、講演会、面談会、懇談、進路便り等を使って保護者の A 90%以上が満足する情報を提供することができた。 B 70%以上が満足する情報を提供することができた。 C 50%以上が満足する情報を提供することができた。 D 50%未満しか満足する情報を提供することができなかった。 |
内部82% B判定 外部82% B判定 【満足度指標】 |
今年度は、進路関係行事や進路だよりの充実を昨年に引き続き行った。更に各担任への情報提供も多く行い保護者との懇談に役立てた。また、校内での閲覧場所等の整備も行なった結果、外部評価では、中間を上回る評価値を得ることができた。しかし、保護者からの要望にすべて応えられているわけではなく、今後とも、情報提供に工夫を凝らす必要性も感じている。 |
A |
卒業生支援及び同窓会の 充実を図る。 |
同窓会が企画する、年間4回予定の親睦会に延べ A 60人以上の参加があった。 B 40人以上の参加があった。 C 20人以上の参加があった。 D 20人未満の参加しかなかった。 |
内部94人 A判定 【成果指標】 |
同窓会の「親睦会」を4回実施した。参加した同窓数は、合計94人の参加となった。同窓会の役員を中心に綿密な計画と準備、連絡網や学校ホームページを利用しての参加呼びかけなどの成果と思われる。学校としても例年以上に積極的に協力することで、一助となったと自負している。同窓会の充実が現在の生徒の支援に繋がることと確信している。 | ||
B |
相談のセンター校としての役割を果たす。 |
A.積極的な広報活動を行い、新規の相談が30件以上あった。 B.積極的な広報活動を行い、新規の相談が20件以上あった。 C.積極的な広報活動を行い、新規の相談が10件以上あった。 D.積極的に広報活動を行わなかった。 |
内部35件 A判定 【成果指標】 |
今年度全ての相談件数は140件、延べ相談回数は261回で昨年度の2倍となった。保育所・幼稚園・小中学校にむけての満足度調査においても、「大変参考になった」(77%)「参考になった」(21%)で両方合わせて98%の良好な回答を得た。来年度は、相談一件ごとに、ニーズを丁寧に把握して、相談体制の内容の充実を図っていきたい。 |