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塩ふぐの選別(せんべつ)
江戸時代の終りごろから明治時代の初めごろ、北前船(きたまえぶね)で本吉港(もとよしこう)、今の美川港に、北海道の塩ふぐがたくさん入ってきました。
その塩ふぐに、米ぬかをまぜてつけたのが始まりといわれています。
材料となる塩ふぐの形や大きさを考えて、選びます。

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つけ込むひみつ
たるにていねいに塩ふぐをしきつめて、米ぬか、米こうじ、いしるをふりかけます。

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じっくりと貯蔵(ちょぞう)
貯蔵庫(ちょぞうこ)に、なんと約2年間、ねかせます。
2回、夏をこさないと、おいしくなりません。
細菌(さいきん)が活発に働くため、つゆの時期の暑さや湿度が、大きくえいきょうします。

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真空(しんくう)パックに!
トレイを使うと、味も形も悪くなるので、真空(しんくう)パックにして商品にします。
そうすることによって、保存期間も長くなり、乾燥(かんそう)もしないし、形も長く保つことができます。

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毒(どく)が消えるひみつ 〜ふぐの子〜
ふぐの卵巣(らんそう)には、猛毒(もうどく)があります。
でも、2年間、つけ込むと、ふしぎなことに、毒(どく)が消えてしまいます。
このなぞは、現代の科学でも、まだはっきりと解明(かいめい)されていません。

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いろいろな特産
ふぐの子も美川の特産(とくさん)です。
ほかに、いわしやさば、にしんのぬかづけがあります。

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