アンケート結果

民話・伝説

 このジャンルでは「芋掘り藤五郎」が圧倒的に票を集めました。やはり金沢の地名の由来であり、一番親しみのある話だからでしょう。2位に義経伝説が票を集めました。おそらく昨年の大河ドラマの影響が残っているものと思われます。同点で「弘法の池」(さすが一向一揆のお膝元・・石川には信心深い人が多いのでしょうか?)と「白山のわらじ」が入りました。「白山のわらじ」が30〜40代の支持を得たのはこの人たちが小学生の頃出された民話集の影響かもしれません。そのほかがほとんど1票だったのはそれぞれの郷里に伝わる思い出のお話なのでしょう。

 古来「日本霊異記」「今昔物語」にもとりあげられ「三州奇談」などの伝奇集なども多い民話の宝庫とも言うべき土地柄だが、明治43年久留島武彦氏(巌谷小波氏の盟友)の来県から民話再発見の機運が高まり金沢お伽クラブ、金澤こども文化会(S17)の活動。石川県児童研究会の「おくにどうわ」(S7)石川児童文化協会の「加賀能登の民話と伝説」(S45)などの採集、出版が行われてきている。(「白山のわらじ」はこの第1巻) 
 同様に創作活動も盛んで雑誌「つのぶえ」を中心に橋本ときお、小納弘らが健筆をふるっている。また「辰巳用水」「七稲地蔵」「高尾城」などの石川にまつわる史実をテーマに作品をかきつづけて私たちに郷土の歴史への興味を高めてくれたかつおきんやの業績を忘れることができない。

いもほり藤五郎伝説の源 金城霊澤 知名度随一の義経伝説 勧進帳
CG 白山のわらじ CG てんぐのいわや

アンケートに書かれたほかの回答+α                
おさよ助三郎、長太ムジナ、かにたいじ、ゆうれいのあめかい、そばのねはなぜあかい、鳳至のひこ、お銀、小銀、UFO伝説、かっぱのなべ太郎「飴買い幽霊」 
児童文学作家
芝田勝重、竹内もと代、高林潤子、山本加津子