ここにあげられた作品は本校図書館にある本の中から石川県に関係のある作品を選んで紹介しています。もし興味を持てる本があったら読んでみてください。(このページは国語表現の授業「この本を読んでみて」の時に作りました。) |
抒情小曲集 |
室生犀星 |
室生犀星の有名な詩集です。授業でも習った「ふるさとは遠きにありて(小景異情)やA先生が高校時代合唱で歌ったという「犀川」などすてきな詩がいっぱいつまっています。中でも僕は「月草」という詩が好きです。 ぜひ読んでみてください。 室生犀星詩集にはいっています。 |
北の海 |
井上 靖 |
井上靖の小説「あすなろ物語」「しろばんば」のその後、四高への入学柔道部での生活が書かれています。 少し長いのですが、旧制高校の学生の様子が書かれていて面白いです。
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風に吹かれて |
五木寛之 |
五木寛之のエッセイ集です。 「古い街の新しい朝」など金沢について書かれた文もいくつかあります。 昭和四十年代のなつかしい雰囲気のあるすてきなエッセイ集です。 私が面白いなと思ったのは「おろしや語奇談」です。 どこが面白いかは読んでのお楽しみです。 文庫のコーナーにあります。 |
ふるさと能登の思い出 |
杉森久英 |
杉森久英氏の書いたエッセイです。 特に七尾について書いてありましたが、歴史から食べ物まで能登の見所をたくさん書いてあるエッセイです。石川近代文学全集6に入っています。 |
高野聖 |
泉鏡花 |
昔あるところに修業中の若いお坊さんがいた。お坊さんは山の中で美しい女と出会った、しかし、お坊さんは不思議な体験をするのであった。なかなか怖い話です。ぜひ読んでください。現代日本の名作1・日本文学全集別巻1ほかに収録 |
でか山とさる神 |
能登の民話 |
デカ山にまつわる話です。娘をいけにえにされそうな父が娘を助けるためにしゅけん様をさがす物語です。大変なおもいをして見つけた。しゅけん様はさるをたおしたけど、しゅけん様も死んでしまった。しゅけん様のためにお祭りをしたということです。石川県児童文化協会 いしかわのむかしばなし絵本 |
そばの根はなぜ赤い。 |
七塚の民話 |
魚売りのよじろうが、天狗におそわれてそばの畑の中のいっけん家にかくれた。その家に天狗もはいってきた。天狗はもちを焼き始めたよじようはもちをよこどりし天狗に「こりゃ、お前は人に悪さをしたり、弱いものいじめをする天狗じゃろう」と、よじろうは作り声を出しながらいいました。その作り声を聞いた天狗はより強そうなヤツだと思い、天狗はかまの中に隠れた。そしてよじろうはそのかまに火をつけた。しばらくたってかまを見ると天狗いなくなっていて中には赤い水がたまっていた。その水をそばの畑にまいたところそばのくきが赤くなっていた、それからそばのねは赤くなったという。石川県児童文化協会 いしかわのむかしばなし絵本 |
若き日の思い出 | 中谷宇吉郎 | この作品は筆者の中学時代について書かれています。 特に寄宿舎での生活が中心に書かれています。 学校生活はスパルタ教育で買い食いしたら停学などの罰がありました。 今となっては、筆者にとっていい思い出になっています。 弟も文才があり芥川龍之介にほめられたということも紹介されています。 石川近代文学全集13収録 |