史実と伝説 |
奥州に向かう途中山伏姿に変装した義経弁慶たちが、今の小松にある安宅の関を通り抜けようとしましたが関守の富樫左衛門尉(さえもんのじょう)にとがめられるが、白紙の勧進帳を読み上げた弁慶の機転で危うく通りぬける。ところが、強力姿の義経が関守の目にとまり、義経に似ているのでは、よびとめられる。弁慶はその疑いを晴らすために、杖を持って、「強力のくせに義経に似ているとは何事かと」打ち据えたのである。この時富樫は、この一行が義経の一行であることを確信するが、弁慶の主を思う心に打たれ、関の通過を許したのであった。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
見所 | ![]() ![]() 近くの根上町には「弁慶謝罪の地(道林寺)、松井秀喜野球の館や根上の松(源平盛衰記にある古戦場跡)などがあります。![]() ![]() |
文学 |
日本人好き美談としていろいろな文学作品に残っています。特に幸若舞「富樫」謡「安宅」や歌舞伎十八番「勧進帳」が有名です。
|
交通 |
石川県小松市の北西部、安宅住吉神社に安宅の関のあとといわれる所があります。 |
実際に訪問される際は最新のガイドブックや地域のWEBページでご確認下さい。