北陸の義経

「倶利伽羅峠」

史実と伝説

富山県と石川県の県境にある峠
寿永2年の源氏と平家が興亡の明暗を分けた砺波山合戦の舞台となったところで木曽義仲の「火牛の計」の作戦が「源平盛衰記」に記されています。

義仲軍は、数百頭の牛の角にたいまつをつけて平家軍にむけて放ち、さんざんに打ち負かしたそうです。敗者で埋め尽くされた谷を地獄谷、血膿の流れた川を膿川と呼んだそうです。

見所

近くには、倶利伽羅不動寺があり、日本3大不動寺の一つとして多くの参拝者があります。「歴史国道」の一つとして設定され、整備が進められました。

文学

源氏の木曽義仲と平家の平維盛の大軍が戦ったという源平の古戦場であるがその記述は「平家物語」や「源平盛衰記」にある。
またこれを悼んだ文人の詩も残っている
「義仲の寝覚の山の月かなし」(芭蕉)

交通


JR石動駅からバス倶利伽羅線(本数注意!) 車では富山側から倶梨伽羅峠源平の埴生口、石川側からは道の駅倶梨伽羅峠のところから入ります。

実際に訪問される際は最新のガイドブックや地域のWEBページでご確認下さい。