図書委員会だより
☆テキスト 『練習球』 あさのあつこ著
☆日時 2012年5月18日(金) 15:30〜17:00
☆参加人数 36人(1年 11人・2年 12人・3年 13人)+先生方6人(教育実習生を含む)
☆場所 図書館 閲覧室
本校図書館において、前期の読書会が行われました。
先生を交えた7〜8人程度のグループに分かれ、各グループの司会者(図書委員)が中心となり、50分程度の議論を交わしました。その後、議論の内容をグループの代表者が発表しました。
〈読書会の様子〉
テキストである『練習球』は、2人の主人公(高校生)が、「野球」を通じて挫折、嫉妬、自負を感じながらも、その「野球」との関わりによって友情や感謝を感じる物語です。
今回の読書会では、全体としての議題やテーマを決めずに各グループに議論をまかせました。そのため、議論の内容も様々で「情景描写」、「友との支え合い」、「挫折を乗り越える励み」などと幅広い意見交換ができたようです。発表の際は、自分たちのグループでは出なかった議題や、違った意見なども報告され、さらに読みを深めたい、もう一度話し合ってみたいという声が漏れました。また、主人公たちの挫折や苦労を乗り越える姿が、自分たちの自信にもつながった、新しい視点に気づくことができた、好きな本を読むのと、授業で読むのとも違う新しい読みになったなどの感想がありました。今後も生徒には読書を通して、本についての内容だけでなく「読み」についての楽しさを是非とも伝えてもらいたいと思います。また、初めて会話する先輩や後輩の中で自分の意見を述べるといった、日頃なかなかできない貴重な体験を共にし、参加者同士の交流が深まることも、読書会の醍醐味だと感じました。
次回の読書会は、平成24年11月 を予定しています。読書会を機に、自分とは違った見方を得てみませんか。