ものづくりはひとづくり

 本校は、1887年(明治20年)の創立を起源とし、130年以上の長い歴史と伝統を誇る工業高校です。前身の「金沢区工業学校」は日本で最初に設立された工業学校であり、これまで広く産業を支える有為な人材を輩出してきております。
 さて、「ものづくり」と簡単に言いますが、その意味には深いものがあります。単に自分の作りたい物を作るのではなく技術者として製品を提供するのですから、機能性、安全性、デザイン性など付加価値を高めないと市場には受け入れられません。何が求められているのか、既存の製品に改善点はないのか、新たな視点で新たな市場分野を創出できないかなど、日常の小さな気づきから時代を見据えたグローバルな視点まで技術者はアンテナを高く幅広く構える必要があります。さらに飽くことなく工夫と改善を重ね、真摯により良いものを目指す粘り強さも技術者には大切な要素です。このような資質を備えた人が「ものづくり」を通して大きな社会貢献ができるのです。
 本校に設置されている7つの学科(機械システム科、電気科、電子情報科、材料化学科、工芸科、テキスタイル工学科、デザイン科)では、充実した施設・環境の中で、基礎的な知識・技能から先端技術まで幅広く学ぶことが出来ます。さらにそれぞれの学科では、新しい時代に必要となる資質・能力の育成を目標として、主体的・対話的で深い学びを追究し、「ものづくり」、「作品制作」、「資格検定取得」など特色のある教育活動を展開しています。
 「ものづくりはひとづくり」。本校はこの理念のもと、社会から期待され、社会に貢献する工業技術者、産業人の育成に努めています。