お点前の用語

4.お点前の用語

運 び   道具を運び出す。または運び去る。
  お菓子をお客様に運び出す。お茶をお客さまの前へ運ぶ。
運び点前   薄茶点前で、一番最初に「水指」を運びさしてするお点前。
  (棚を使わない場合)
仕組む   茶碗に仕組む:茶を点てる茶碗に、茶巾を畳んで入れ、その上に茶せんを入れて、茶杓を茶碗に載せ置く建水に仕組む:建水に蓋置を入れ、柄杓を建水に懸け置く。
仮置き   所定の場所に置く前に、一時仮に置くこと。
服紗捌き  
茶せん通し、茶せんすすぎ  
柄杓を引く   建水に仕組んである蓋置を、所定の場所に置き、柄杓を載せて
  柄を膝前に置く動作。
切り柄杓
置き柄杓
  湯または水を汲み終え、柄杓を釜に懸け置くときの、手の扱い方。
外まわし   時計の針の進む逆の方向に回す。
内まわし   時計の針の進む方向に回す。
服みくち   お茶を服んだとき、茶碗に口がついた所。
  服み終わったら指先で拭います。(濃茶のときは、懐紙で拭います)
三手扱い   右手で取り、左手であしらい、右手で置く。または、左手で取り、右手であしらい、左手で置く扱い。
二手扱い   右手で取り、左手で置く。または、左手で取り、右手で置く扱い。
正面   道具や器には、必ず正面があります。正面は何時も、持っている人の方に 向いていなければなりません。
  持っている人の手を離れて、相手に渡す時は、正面が相手の方に向くよう に、回して出すことになります。
  ただし、お茶を服む時は、服み口が茶碗の正面を避けなければならないので、内側に小さく2回まわして、正面を左にむけて服むことになっています。服み終われば、茶碗を外側に回して正面を元(自分の方)にもどします。
膝を繰る   両手(両手が空いているとき)または、片手(空いている方)
  の指をついて、膝頭を右または左に繰り、体の向きを変える。
割稽古   お茶を点てる一連の所作の中の、一部分のところを取り出して
  稽古すること。