平成25年度(文系フロンティアコース開設2年目)の活動や行事について紹介します。
 
 
  2014.3.18
 文系フロンティアコースの生徒を対象に「評論文読解講座」を行いました

3月18日(火)、本校において評論文読解講座を行いました。
駿台予備学校より現代文講師の池尻 俊也氏をお招きし、評論文を読解する方法について講義をしていただきました。

生徒たちは、大学入試過去問題などを使って抽象度が高く難解な評論文に挑戦し、読解する上での明確な着眼点をこの講義で学ました。
改めて現代文に必要な力を確認するとともに、さらに記述力を向上させ、意識を高めることができました。

   
 


 
  2014.3.17
 文系フロンティアコースの生徒を対象に「第2回情報講演会」を行いました

 3月17日(月)、本校において第2回情報講演会を行いました。

 のと共栄信用金庫から総合戦略部長であるF目孝和氏を講師に招き、「総合的リスク管理の実践」というテーマで金融機関が様々な統計やデータをいかに活用しているか、また信用金庫という立場でいかに地域社会に貢献しているかという内容の講義をしていただきました。
 参加した1年生は、地元の経済や今後の発展について、また大学卒業後の就職について質問し、社会人として求められる情報リテラシーについて深く学びました。
   
 


 
  2014.3.14
 NSH・SSH イングリッシュスピーチコンテストが行われました

3月14日(金)、本校においてNSH・SSHイングリッシュスピーチコンテストが行われました。

文系フロンティアコースが新設されて2年目にあたる今年度は、昨年度より1学年多く、1年生と2年生が両方揃った形でスピーチコンテストを開催することができました。

能登地区在住の複数のALTの先生方に審査していただき、出場者は緊張しながらも自分の考えを伝えようと一生懸命スピーチしました。

1年生のスピーチのテーマは「世界と私」、2年生のスピーチテーマは「ロンドン研修で学んだこと」です。総合司会は文系フロンティアコースの1年生が務めました。
まずはNSH部門として文系フロンティアコースのスピーチが披露された後、SSH部門として理数科の同級生や上級生の素晴らしいスピーチを聞くことができました。文系フロンティアコースの生徒は、科学分野に関するスピーチを行った理数科の生徒のパフォーマンスに、ジャンルは異なるものの大きな刺激を受けたようです。

NSH部門の最優秀賞には、2年生・福島さんの“Difficulty of Communication”、優秀賞には2年生・橋場さんの“What a Surprise!”と1年生・上村さんの“How to make our own way”が選ばれました。


英語力やスピーチの内容だけでなく、「人に伝える」ためのプレゼンテーション能力が問われるレベルの高いコンテストとなりました。来年度、さらに成長した姿を見るのが楽しみです。
   
 


 
  2014.3.1
 「平成25年度災害ボランティア講座」に参加しました

七尾サンライフプラザで行われた「平成25年度災害ボランティア講座 〜地域の力で日常から支え合い、助け合い〜」に、文系フロンティアコース生を中心とした有志のメンバーが参加しました。

能登半島地震や阪神淡路大地震、東日本大地震など、多くの被災地調査に関わっておられる北陸学院大学 準教授 田中純一先生の講義で、多くの事例から、災害ボランティアの実践に関して学びました。

今年度、特別活動「ボランティアマネジメント」で様々なボランティア運営を実践した文系フロンティアコースのメンバーは、福島県や岩手県の現状について学びながら、地域が抱える問題や今後の課題について深い関心を持ち、講義の後にも積極的に質問していました。

私たちが暮らす地域の現状を客観的に見つめ直し、「global+local=グローカル」な視点で災害ボランティアを考える貴重なきっかけとなりました。

   
 


 
  2014.2.22
 石川テレビの番組「ふれあい空間いしかわ」で文系フロンティアコース生の活躍が放送されました

今年度、文系フロンティアコースの特別活動「ボランティアマネジメント」の一環として、ボランティア運営に携わってきたメンバーの活躍が、石川テレビの番組「ふれあい空間いしかわ」の中で放送されました。

1月26日に石川県庁で行われた平成25年度「高校生ボランティアリーダー養成事業」活動報告会や、夏休み中に七尾市内の高齢者介護施設等で行ったボランティア活動のようすが、インタビューをまじえて紹介されました。
みんな、すごくいい表情です!

生徒たちは「一年間がんばってきた取り組みを、たくさんの人に見てもらえてすごく嬉しい」と話していました。

  
 


 
  2014.1.26
 平成25年度「高校生ボランティアリーダー養成事業」活動報告会 に出席しました

2014年1月26日、石川県庁において平成25年度「高校生ボランティアリーダー養成事業」活動報告会が行われました。

この事業は、「高校生が自らボランティア活動を企画・運営し、活動の先導者として必要な資質を養う」ことを目的とするものです。今年度は、特別活動「ボランティアマネジメント」が設定されている文系フロンティアコースの生徒を中心に 本校から11名が参加し「七尾港まつり」美化プロジェクト御祓川清掃大作戦などを企画・運営しました。


生徒たちは県庁舎に入るのが初めてで、大きくて立派な建物に、まず感激。
そして、県下で共にがんばった他校のボランティアリーダーたちと久々に再会し、またも感激。
さらに、展望ロビーから雪がちらちら舞う金沢の街を全方向に見下ろし、観光気分まで味わいました。

生徒たちは、活発に質疑応答に参加し、積極的な姿勢を見せてくれました。


一年間、生徒たちの活動を見守って下さった 池田 幸應 教授 のお言葉によれば、活動のリーダーとなる生徒たちに求められたのは〈交渉力〉。これは、自分の気持ちや考えを相手に伝え、相手の気持ちや意見も受け入れ、共に協働・実践していくという、いわば〈コミュニケーション能力〉のことであり、まさに本校の文系フロンティアコースがすべての取り組みを通してめざしている力そのものです。
生徒たちは一年間、自治体の担当者様との打合せや部活動への協力要請など、大小様々な場面で〈交渉力〉を駆使して、学校全体を巻き込みながら地域へと活動の場を広げることができました。

報告会の中で、メンバーの代表3名が七尾高校のボランティアへの取り組みと成果についてプレゼンテーションを行いました。本校の取り組みに対して参加者から多くの質問が寄せられ、メンバーは一つ一つ丁寧に答えていました。
                                                     ↓テレビ局の取材にも答えました。


この活動報告会と、彼らの一年間の取り組みのようすは 2月22日(土)午前11:15 から 石川テレビ「ふれあい空間いしかわ」という番組で紹介されます。ぜひご覧ください!

  
 


 
  2013.12.19
 平成25年度石川県立七尾高等学校 NSH成果発表会を行いました

今年度のNSH成果発表会は、理数科の取り組みについて報告する「SSH成果発表会」と、文系フロンティアコースの取り組みについて報告する「NSH成果発表会」とが同日に行われ、県内外の多くの学校関係者、保護者の方々が来て下さいました。

午前の部では、公開授業に関する概要説明の後、文系フロンティアコース独自の学校設定科目「論述錬磨」と「スピークアウト」などの公開授業が行われました。

2年生の「スピークアウト」では、普通科普通コースの生徒に向けて「世界に目を向ける必要性」を訴えるプレゼンテーションを、タブレット端末を用いて行いました。8グループが、海外研修の経験を踏まえて英語で発表を競いました。
また、1年生の「論述錬磨」では、評論文の読解問題の解法について生徒が発表を行いました。


その後、NSHの今年度事業について概要説明会があり、文系フロンティアコース生が今年一年取り組んできた内容について、学校関係者を対象に詳しい説明が行われました。

また、午後からは、生徒たちがこの日のために準備してきたポスターセッションが行われました。

これまでの文系フロンティアコースの活動の集大成として生徒が制作した数々のポスターを、校内1階のアトリウム回廊などに展示し、来場者のみなさんに説明しました。

2年生は10月の海外研修について、グループごとにまとめた内容を展示・説明しました。
参加者からは、イギリスの食べ物や現地の人の暮らし方など、ホームステイを経験しなければ分からなかったようなことに関する質問が数多く出ました。

中には「言葉はどの程度通じますか?」「事前にどんな勉強をしましたか?」といった来年度に海外研修を控えた文系フロンティアコースの後輩たちや、その保護者の方からの質問も。自信に満ちた表情で渡航先での経験を語る2年生の姿が、とても頼もしく感じられました。

また、1年生は「能登の里山里海と世界農業遺産」についてポスターセッションを行いました。

平成23年に世界農業遺産として認定された「能登の里山里海」や「静岡県の茶草場」といった日本国内の農業遺産に加え、中国の「ハニ族の棚田」、ケニアの「マサイ族の放牧」など国外の遺産についてもインターネットを利用してリサーチを行いました。

四苦八苦しながらも、英語で書かれた海外のサイトから農業遺産についての情報を収集し、英語でその内容をまとめ発表することで、生徒たちはプレゼン能力を大きく向上させました。



最後に、視聴覚室で七尾高校の「海外交流活動」について、SSHとNSHの両方からビデオ上映と説明がありました。
渡航先で生徒たちが生き生きと活動する姿に、参加者からは拍手が起こりました。

取り組みの「成果」が出るのはまだまだ先ですが、生徒たちがこの七尾高校でしか経験できない貴重な時間を過ごし、いつか広い世界にはばたくために力を蓄えているということを再確認できた一日でした。
  
 


 
  2013.11.30
 シンガポールとSkype中継によるセッションを行いました

本校のコンピューター室に準備された、数々の機材。集まっているのは、文系フロンティアコースの2年生たち。

生徒たちは、質問事項をまとめたメモと筆記用具を準備し、今か今かとわくわくしながら、インターネット中継が始まる時を待っています。
その相手は、なんとシンガポールにいる女性です。


10月のイギリス研修の際、ケンブリッジ大学でのパネルディスカッションにシンガポールからSkypeで参加していただいたSumikoさんに再び、Skypeを通じてお話をしていただきました。
帰国後、生徒からの「もっと話を聞きたかった」という要望に応えての飛び入り企画となりました。

イタリアへの留学やケンブリッジ大学進学、シンガポールでの就職など、様々な体験の中で感じてきたことをとても説得力のある言葉で語って頂きました。
たくさん話して頂いた中でも、「時にはチャンスを見送ることも必要」「何をしても失敗ではない」「迷ったら挑戦の多い方を選択」といった言葉が、生徒には印象的だったようです。
生徒たちからも質問が飛び出しました。

こうした機会を与えて頂いたConnect the Dotsの方々にも感謝です。
こうして、国境を飛び越えて人とのつながりが広がっていくのだなと、改めて感じ入りました。

  
 


 
  2013.11.30
 “人との関わり”プロジェクト―保育園でのボランティア体験 (ボランティアマネジメント・3)

特別活動「ボランティアマネジメント」が設定されている文系フロンティアコースでは、ボランティア活動そのものについて学ぶことはもちろん、活動を通して、物事を企画・運営するリーダーに必要な資質を身につけることをめざしています。
特に、「石川県高校生ボランティアリーダー養成事業」に参加し、ボランティア活動の運営について学んだ「ボランティアリーダー」たちは、3つのチームに分かれてそれぞれのテーマごとに活動してきました。

7月のゴミ箱設置・美化プロジェクトなどを企画した「Team K」、学校周辺・御祓川清掃プロジェクトなどを企画した「Team B」に続き、「Team A」がこの日、七尾高校の近くの西湊保育園さんへボランティア体験に行ってきました。

このチームは“人との関わり”をテーマにしたボランティア活動を実践しています。
←夏休みには、市内の高齢者関連施設でのボランティアも体験しました。


今回は「他団体と協力し合う」ことをめざし、本校の吹奏楽局とコラボレーションした協同ボランティアプロジェクトを実践。「子どもが演奏会に行くのではなく、子どもの方に演奏会を呼べばどうか」というアイディアからスタートしました。

本校の吹奏楽局が用意したのは、ディズニーの「イッツ・ア・スモールワールド」とアニメ主題歌「勇気100%」。みんな、大盛り上がり!音楽に合わせて大合唱してくれて、最後にはおみやげまでいただき、生徒たちは感激していました。 

左:星型のタクトを振っている指揮者は、ボランティアリーダーの一人。飛び入り参加です!
右:ブラスバンドの中にいる文系フロンティアコース生も、子どもたちが楽しくお話を聞いてくれるように工夫し、用意したお人形で注目を集めました。

生徒たちは、ボランティア活動を通して机上の学習だけでは学ぶことのできない、多くのことを得ました。一つの理想を企画として立ち上げ、実現するということ。実社会に出て、ひとと協働するということ。高校生としての自覚をもち、年少者や高齢者に対して思いやりをもって接すること。
これらの活動については、2014年の1月に県庁で行われる「高校生ボランティアリーダー養成事業報告会」の場で、取り組みと成果を発表させていただく予定です。
  
 


 
  2013.11.26
 情報誌「能登」に文系フロンティアコースの生徒の記事が掲載されました

「『能登の里山里海人』聞き書き研修」の活動を通じ、文系フロンティアコースの生徒たちによってまとめられた記事が「地産地消文化情報誌 能登 vol.13 (2013秋号)」に掲載されました。



2回目の掲載となる今回は、田鶴浜町の建具職人さんを取材したものです。
田鶴浜建具は300年以上の伝統を持ち、障子戸・襖・書院・欄間などの伝統的なものから現代建具までを広く扱っています。緻密な意匠がもたらす品格と豪華さが高い価値を有するとして、特許庁に「地域ブランド」として商業登録されています。

田鶴浜建具の魅力についてはもちろん、「名人」の話し言葉のあたたかさまで記録に残すことを目指して記事がまとめられています。文系フロンティアコース生の努力・奮闘の成果を是非ご覧ください!
  
 


 
  2013.11.18
 校内表彰伝達式で文系フロンティアコース生の活躍が披露されました

七尾高校では表彰伝達式が行われ、各部活動などが、全校生徒の前で努力の成果を披露しました。

文系フロンティアコース生として披露したのは、「石川県高校生ボランティアリーダー」のメンバーが「七尾港まつり」美化プロジェクト御祓川清掃大作戦などを企画・運営したことに対して「ボランティア・スピリット・アワード」から贈られた感謝状と、JRC(青少年赤十字)部として8月に行った「24時間テレビ愛は地球を救う」の街頭募金ボランティア活動に対して贈られた感謝状です。


「ボランティア・スピリット・アワード」とは、国際的に実施されている青少年向けのボランティア支援プログラムです。
もし東海・北陸ブロックの審査を通過し、全国大会に進んでいたら、親善大使としてワシントンで開催される全米表彰式に招待されるチャンスがあったので、実のところ文系フロンティアコースのメンバーは「感謝状は嬉しいけど…アメリカ行きたかった!」と、悔しがっていました。(先月イギリスに行ったばかりですが)
海外に対する高い意識と積極性はさすがです。来年こそは!

文系フロンティアコースに設定された特別活動「ボランティアマネジメント」では、奉仕活動について理解を深めることはもちろん、物事を企画・運営するリーダーとして必要な資質を身につけることをめざしています。
初年度となる今年度は、「ボランティア」に留まらず「ボランティアマネジメント」という観点から、大きな実りのある活動を展開できました。
これらの活動は、年度末まで続けられます。
2014年の1月に県庁で行われる報告会では、県内の代表校の一つとして、七尾高校のボランティア活動の取り組みと成果について発表を行う予定です。
  
 


 
  2013.11.5
 平成25年度海外研修 事後ワークショップ

北陸先端科学技術大学院大学の川西教授を迎え、海外研修の事後ワークショップが行われました。

「研修を終えて楽しかったね」ではなく、これから何を目指していくべきかについて“internationalization”と“globalization”の違いから、分かりやすい英語で語っていただきました。「今日あるものは明日はないかもしれない。だけど、みんなで力を合わせれば、今日ないものが明日はあるかもしれない。」という言葉が印象的でした。


終わったことを振り返るのではなく、前を見て自分の可能性にチャレンジしていくことを訴え、この海外研修もいったんは終わりを迎えました。しかし、生徒達にとってここからが本当の出発です。この経験を糧にして、世界に羽ばたく、グローバルな視点を持った人間に成長して欲しいと願っています。
お世話になった川西先生、ISAの佐田さん、ありがとうございました。
  
 


 
  2013.11.1
 シンガポールから来日したNUSハイスクール生との交流

NUSHSの生徒の皆さんがシンガポールより来日し、七尾高校を訪れました。
NUSHSとは、アジアで最も評価の高い大学の一つである“NUS”の附属高校、“National University of Singapore High School (=シンガポール国立大学附属高校)”の略です。
彼らと七尾高校の交流は毎年続いています。今年も、本校理数科の生徒たちがシンガポールへ渡航し、NUSHSのハイレベルな学習内容に多くの刺激を受けて帰国しました。

今度は七尾高校がNUSHSの皆さんを日本へお迎えする番です。

まずは、初めて石川県へ来た皆さんに、自分の住む町(七尾市、鳳珠郡、鹿島郡、羽咋市、羽咋郡、門前町)を紹介するポスターセッションを行いました。


「能登半島は世界農業遺産に指定され、人と自然が調和した生活様式と、祭礼などの豊かな文化を有している場所である」ということを、写真や手書きのイラストを用いて、英語で説明しました。

生徒たちは、NUSハイスクールの生徒から出た質問にも即興で答え、英語でコミュニケーションできることに喜びを感じていました。


高校生らしい話題を中心に、英会話を楽しみながら積極的に意思疎通する態度を養うことができ、生徒からは、このような交流活動をする時間がもっとほしい!という積極的な感想も寄せられました。
  
 


 
  2013.10.27
 平成25年度 能登の里山里海人「聞き書き」研修 (第2回)

能登の里山里海人「聞き書き」活動の2回目の研修が、穴水町ふるさと交流館プルートで行われました。

「普段、奥能登の方へ来る機会がない」という「聞き書き」メンバーは、穴水町まで足を伸ばしたことに新鮮味を覚えながら、県内で「聞き書き」活動に参加している他校の仲間たちと久しぶりに会えたことも嬉しかったようです。


今回の研修では、メンバーがこれまで「能登の里山里海人」の暮らしについて取材してきた内容を記事としてまとめ、編集作業を行って記録集に仕上げていく上で必要となる様々なことを、実践的に学びました。
文章整理、校正の仕方、データ類の取り扱いなど、「聞き書き」研修で身につける技術も、いよいよ最終的な段階になってきました。


「この活動に半年かけて取り組んできた」ということが自信につながっているのか、これまでの取材状況等について発表する姿には、なかなか凛々しいものがありました。


彼らはこの活動を通して、「聞き書き」の技術ばかりではなく、自分たちのふるさと能登を振り返り、その土地の伝統や文化を深く理解しようとする態度を身につけてきました。
今日は改めて、「同じ能登でも、少し離れただけで全然違う暮らしがある」ということに感動を覚えつつ、「ふるさとを深く理解し、さらに、もっと広い世界のことを知っていきたい」と話していました。
  
 


 
  2013.10.24
 「おもてなし実習」を行いました

文系フロンティアコース1年生の特別活動「おもてなし実習」が行われました。
講師として、行松旭末堂の 行松 宏展先生(茶道裏千家淡交会青年部石川支部所属)をお招きし、日本の伝統文化である茶の湯の和菓子作り体験を通して茶道の一端に触れ、おもてなしの心を学びました。

最初は講義形式で、行松先生が和菓子職人になるまでの経緯をお話しいただき、和菓子は五感で楽しむものであることを解説していただきました。
「和菓子につけた名前とその命名への思いを話すことで聴覚的にも和菓子を楽しむ」というお話が特に印象的でした。

そのあと調理室へ移動し、和菓子作り体験をさせていただきました。


行松先生は、あんこを調理する際に、火の通りを均一にするため小豆のサイズのチェックし、選別を行うそうですが、そのこだわりと和菓子を作る工程の手間に、生徒はとても驚いていました。
みんな一生懸命和菓子作りに取り組み、最後には、一人3個の和菓子を完成させ、家に持ち帰りました。

和菓子を食べる家族の顔を想像しながら制作に取り組み、「より良いもの」を提供したいという「おもてなしの心」の原点を体験しました。
  
 


 
  2013.10.20
 能登の里山里海人「聞き書き」研修 取材活動を行いました

 日本で最初の「世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems :GIAHS)」に認定された、能登の里山里海。私たちが普段、何気なく目にしているこの能登のくらしは、自然と調和した農林漁業、伝統文化と技術、里山景観、生物多様性などのあり方が、世界にも類を見ないものとして高い評価を受け、世界から注目を集めています。

 この素晴らしい「能登のくらし」を次世代へと継承するため、文系フロンティアコース1年生の有志が〈能登の里山里海人「聞き書き」研修〉に参加しています。
今年度の「聞き書き」メンバーは、能登の「牡蠣養殖業」について記事をまとめています。

取材を始めた夏に比べて、今回の取材では能登の潮風がすっかり肌寒く感じられました。

生徒の取材機器の取り扱い方や、お話の伺い方も、とても上手になってきました。
七高生らしく爽やかな取材態度。でも、目は真剣そのもの。的確に記事をまとめていきます。

私たちが取材している中島町の木村功さんは、いつも優しく質問に応じて下さいます。
全国的にも定評のある能登牡蠣ですが、木村さんの生産した牡蠣は某有名料理人や某超高級ホテルへも納められたことがあるそうです。(その名前を聞いて、引率の先生の方が声をあげて驚きました)

木村さんは、この事業をきっかけに、お仕事で全国を飛び回っているそうです。ビジネスチャンスに対する考え方や、生まれ育った能登を基盤にして外の世界へと飛び出していく生き方に、生徒は大きな刺激を受けました。

能登の自然と調和して暮らしてこられた方々の人生について伺うたびに、能登という地がこれからどうなっていくか、そこに暮らす私たちはどう生きていくべきかを、深く考えさせられます。
将来、国際人として活躍していきたいと考えている文系フロンティアの生徒たちにとっても、まず自分たちの故郷について知り、ルーツについて理解を深めることは、とても勉強になります。
「聞き書き」記事の仕上がりまではあと数カ月ほどかかりますが、集大成の作品集に記事が納められるのが、今から楽しみです。

 
 


 
  2013.10.1
 平成25年度海外研修 イギリスへ行ってきました!

今年度の海外研修は無事終了いたしました!

渡航先からリアルタイムで海外研修隊の活動をレポートしたライブブログ「LIVE LINK from LONDON」は、限定公開期間を終了いたしました。
この記事内容は、加筆修正の後、NSHオフィシャルサイト内に移植されています。どうぞお楽しみ下さい。

ロンドン隊への応援、ありがとうございました!
  
 


 
  2013.9.30
 平成25年度海外研修 結団式を行いました

イギリスへの出発を目前に、七尾高校では結団式が行われました。

同窓会会長様、同窓会顧問様より激励のお言葉をいただき、クラス会長が決意表明の辞を述べました。
「日本の方が経済規模では大国となっているはずなのに、生活の豊かさや文化のありかたにおいてイギリスが注目されるのはなぜなのか、自分はこれからどう生きていくべきか。それらの答えを見つけてきてほしい」というお言葉をいただき、生徒たちは心を打たれました。

8日後、帰国した彼らの心の中に、きっと答えは見つかるはずです。


 
 


 
  2013.9.28
 平成25年度NSH・SSH体験入学が行われました

平成25年度NSH・SSH(七尾高等学校普通科文系フロンティアコース及び理数科)体験入学が行われました。

主にNSH(いしかわニュースーパーハイスクール)としての取り組みを行う文系フロンティアコース、そしてSSH(スーパーサイエンスハイスクール)としての取り組みを行う理数科でぜひ学び、将来は新しい時代を担う人材として大きく羽ばたいてほしいという七尾高校からのメッセージに、中学生の皆さんは真剣に耳を傾けてくれました。

文系フロンティアコースの「先輩と語ろう!」というプログラムでは、実際の授業の内容や特別な取り組みについて、七尾高校生から中学生の皆さんへ、直接説明がなされました。来年度後輩になるかもしれない中学生の皆さんをリードする文系フロンティアコース生たちは、少し誇らしげにも見えましたよ。

 
 


 
  2013.9.17
 平成25年度海外研修の直前説明会が行われました

文系フロンティアコース第1期生の海外研修まで、いよいよ2週間を切った本日、保護者・生徒同伴で直前説明会が行われました。


これまでたくさんの事前研修を行い、準備をしてきた生徒たち。
出発を目前に、彼らの期待は非常に高まっています。

ISAの佐田氏から旅程等について具体的な説明があり、全員が真剣に聞き入っていました。
佐田氏からは「人間はいろいろなことを忘れてしまうが、実際に経験したことは忘れない。出発までの準備も研修の一部として、生徒自身が自分で行ってほしい。海外ではすべて自己責任。保護者にはサポート役として生徒を支えていただき、生徒はすべてのことを自分で主体的にやる姿勢を身につけてほしい」というお話がありました。
日程は10月1日から8日の8日間。
全員が元気に出発できるよう、学校をあげてサポートします。

NSHでは、この8日間を中心とした1ヶ月間の期間限定で、特設サイト“LIVE LINK from LONDON” を開設し、現地から研修の様子をリアルタイムにレポートする予定です。
特設サイトについては、このホームページのトップページからご案内いたします。お楽しみに!
 
 


 
  2013.9.17
 「国際理解」講演会が行われました

文系フロンティアコース11ホーム・21ホームの生徒を対象に、「国際理解」講演会が行われました。

講師として岡本 尚也 先生をお招きし、「地域に生きる、世界に生きる。自分の可能性の先へ」という演題でご講演いただきました。
岡本先生は鹿児島県出身で、現在はイギリスのケンブリッジ大学博士課程に在籍していらっしゃいます。

自分の可能性を信じて渡航されたというご自身の体験、様々な国籍のチームメイトに囲まれて楽しむクラブ活動など、多くの経験を通して感じられたことを、生徒に近い目線から語って下さいました。

先生は「海外の人々は、日本に強い関心を持っている。彼らにとっては日本=東京であり、東京の情報しか入ってこないので、他の地域のことをとても知りたがっている。石川のことを知らせることは君たちにしかできない。勇気をもって海外に飛び出し、自分の住む地域のことを広めてほしい」と話され、国際人を目指す文系フロンティアコースの生徒たちは目を輝かせて聞き入っていました。
 
 


 
  2013.8.5〜7
 平成25年度 能登の里山里海人「聞き書き」研修合宿

 8月5日からの3日間、平成25年度能登の里山里海人「聞き書き」研修合宿が行われ、文系フロンティアコースの1年生が2名参加しました。
 会場となった能登町の「春蘭の里 宿泊交流施設こぶし」は、廃校となった旧宮地小学校をリニューアルした宿泊施設で、当時の雰囲気と奥能登の大自然とがたっぷりと味わえます。
(到着したとき、生徒は驚きの声をあげていました。)


 平成23年、イタリア・ローマに本部を置く国際連合食糧農業機関(FAO)が、能登半島に広がる能登の里山里海を、日本で最初の「世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems :GIAHS)」に認定しました。
 自然と調和した農林漁業と伝統文化、技術、里山景観、生物多様性などが一体となり維持・継承されてきた「能登のくらし」そのものが、将来に引き継ぐべき価値を有するとして国際的に認められたのです。この認定を受け、「能登の里山里海」を未来の世代へとつないでいくための様々な取り組みが始まっています。

 今回、文系フロンティアコース生が参加した「能登の里山里海人聞き書き」は、「能登の里山里海人の知恵の伝承事業」として平成24年から始まったもので、地元・能登の高校生が、能登の里山里海に関する優れた技や知見・知識を持つ地元の「名人」たちにインタビューし、その生の言葉からレポートを作成するという記録活動です。
 今年度末に「聞き書き」レポートの内容を一冊の本にまとめることを目標に、インタビュアーである高校生たちの挑戦が始まりました。

 3日間の合宿では、インタビューに用いる電子機器の使い方、写真撮影の仕方、原稿の書き起こし方、取材対象から上手に話を引き出す手法など、「聞き書き」の基本的手法について学びました。
 参加するすべての高校の生徒が寝食を共にし、学校の垣根を越えて交流を深めたことも、生徒にとっては非常に貴重な経験となりました。


 将来、世界へ羽ばたいていくことをめざす文系フロンティアコース生。
 人と上手にコミュニケーションをとったり、あるテーマについてまとめたものを人前で効果的に発表したりする力は、言うまでもなく大切なものです。この事業ではそれだけにとどまらず、自分にとって未知の文化を理解し、ふるさと「能登」がどのような場所であるのかをグローバルな視点から捉えなおして、未来の国際人として必要な素養を身につけてくれることを期待しています。

 今年度の作品集は、平成26年3月末、県内外に向けて刊行される予定です。完成が楽しみですね。
  
 【関連サイト】
 ・世界農業遺産「能登の里山里海」情報ポータルサイト
 ・認定NPO法人「共存の森ネットワーク」オフィシャルサイト
 ・「聞き書き甲子園」オフィシャルサイト

 


 
  2013.7.23
 七尾高校周辺・御祓川美化プロジェクト (ボランティアマネジメント・2)

 文系フロンティアコースには特別活動として「ボランティアマネジメント」が設定されています。
 奉仕活動そのものについて学ぶことはもちろん、その活動を通して、物事を企画・運営するリーダーとして必要な資質を身につけることをめざしています。
 7月14・15日に行った「七尾港まつり」期間中のゴミ箱設置・美化プロジェクトに続き、7月23日には、七尾高校周辺・御祓川美化プロジェクトが実施されました。
 今回のプロジェクトを立ち上げたのは、21ホームから「石川県高校生ボランティアリーダー養成事業」に参加し、ボランティア活動の企画・運営について学んだ、ボランティアリーダー4人組のチームです。

 5月から企画の構想を練り、フィールドワークによる綿密な下調べを経て計画書を作成。七尾市環境課からの多大なるご協力を得ながら、プロジェクトが始動しました。

 参加者を募るためにポスターを作成し、学校内で参加者を募ったところ、当初の予定では40人程度の参加者を得ることを目標としていましたが、当日はなんと170名を超える生徒が集まってくれました。
 七尾高校生の自主性と行動力には、いつも感心させられます。


 まずは班ごとに分かれて、担当エリアへ移動。

 特に、学校周辺の御祓川沿いにある遊歩道を中心に、放置されたゴミの回収や、大雨の被害で荒れ果てたままになっていた所の清掃を行いました。

 参加した本校教員からは「自分も元・七高生だが、ここは当時から歩いたことがない。長年荒れたままになっていて、こんな風に遊歩道になっていたことも知らなかった。きれいになって本当に良かった」という声も聞かれました。
 そして…終わってみると、正門前の御祓川沿いもこの通り!→
鬱蒼と伸びきっていた雑草、放置ゴミが一掃されました。

←また、清掃活動を行ってくれるメンバーが熱中症になるのを防ぐために、保護者の方が、氷水を入れたプールを用意して下さいました。

 おかげさまで、誰ひとり怪我もせず、体調も崩さず、無事に活動を終えることができました。
 多くの方のご厚意があって、自分たちの活動ができるということを実感しました。


 終わった後に集められた大量の廃棄物は、所定の機関を通じて、適切に処理されました。
 みんなが使った軍手を洗って干し、活動は終了。

 このプロジェクト実施日の翌日が、中学3年生を対象とした七尾高校体験入学の日でした。来校した中学生のみなさんが「七尾高校は、周りの環境もキレイだな」と思ってくれていたら嬉しいですね。
  
 


 
  2013.7.14〜15
 「七尾港まつり」期間中のゴミ箱設置・美化プロジェクト (ボランティアマネジメント・1)

7月の「海の日」を含む連休期間中、七尾市では「七尾港まつり」が毎年開催されます。

市民のお祭りとして70年以上前から愛され、多くの観光客もやってくる一大イベントですが、人出の多さから、市街地にたくさんのゴミが放置されるという現状が例年続いていました。

そこで立ち上がったのが、本校の文系フロンティアコースの有志メンバー!
長年続いていたこの状況を問題視し、七尾港まつり期間中の市街地美化を目標に「港まつり期間中の市街地にゴミ箱を設置する」というプロジェクトを立ち上げたのです。

文系フロンティアコースには「ボランティアマネジメント」という特別活動が設定されており、生徒のボランティアに対する意識が高まっていたことから、「石川県高校生ボランティアリーダー養成事業」に参加し、奉仕活動を企画・運営する手法を学んだことが最初のきっかけでした。

「私たちにも何かできることはないか」と考え、アイディアが浮かんだのは5月中旬。
街へ出てフィールドワークを行い、街の人たちに例年のゴミの状況について聞き取り調査を行いました。多くの貴重なご意見を得て、具体的にプロジェクトの内容を立案し、計画書を作成。七尾市役所の観光交流課さんがご協力下さることになり、計画が実現へ向けて動き出しました。

さらに、この計画に賛同してくれる仲間を募るため、メンバー募集のポスターを制作し、七尾高校内に掲示しました。
最終的には、ボランティア活動のプロであるJRC部のメンバー、ゴミ箱のデザインで全面協力してくれた美術部のメンバー、協力を申し出てくれた有志の仲間たち、総勢40名ほどの生徒がプロジェクトに参加しました。

まずは、学校近くの大型家電量販店さんが快く分けて下さった巨大な段ボールを次々に学校へ運びこみ、ゴミ箱制作がスタート。
休日や放課後を利用して、どんどん増える仲間たちと一緒に作業する姿は、本当に楽しそうでした。


そして、お祭り当日。最もゴミの増える7月14・15日の二日間、心をこめて作った色とりどりのゴミ箱たちが、七尾の街中に出動しました。ゴミ箱はどれも、協力してくれた七尾高校美術部による「夏」や「祭り」をモチーフにしたこだわりのデザインで、人々の目を楽しませました。

このプロジェクトが北國新聞に取り上げられたこともあり、活動中は本当に多くの方々が「新聞見たよ、立派だね」「私も七尾高校の卒業生だよ、がんばって」と、あたたかい声をかけて下さいました。

ゴミ箱を設置するだけでなく、ゴミが散乱していないかパトロールしたり、回収したゴミを分別したりと、大変な作業ばかりでしたが、多くの方々の応援とご協力を受けて、メンバー達は最後まで大活躍。


終わってみると、トラック1台分のゴミの山。
今までこれがすべて路上にばらまかれていたのかと思うとぞっとします。

物事を企画・運営すること、自分たちの暮らす街を愛する心、人と協働すること、多くの人が助けて下さることへの感謝など、本当に多くのことを学んだ、実り多き活動となりました。
  
 


 
  2013.7.11〜13
 English Camp 2013 (語学キャンプ)が行われました

7月11日(木)〜7月13日(金)に、語学キャンプ(イングリッシュ・キャンプ)を実施しました。
21Hと11Hの生徒が参加し、「のと青少年交流の家」にて3日間英語で過ごしました。

まずは自己紹介で、ウォーミングアップ。
海外では自分をいかにアピールするかが大事。自分のことをどれだけ伝えられるか試してみました。




外部講師として、三人の先生が来てくれました。
この先生は何とアゼルバイジャン出身。
学生時代にジャパンテントで
石川県を訪れたことがあるそうです。

ほかに、県内のALTの先生方もたくさん来てくれました。
2日間で、のべ12人のALTの先生方が、それぞれ大学時代に専門で勉強した内容を、分かりやすく英語で講義してくれました。



ALTの先生方の専門講義は、文学や心理学、メディア学など一見難しいものながら、「テクノロジーは人間を賢くするか」や「自分の人生を語るとしたら映画にするか本にするか?」など興味深い切り口から解説し、分かりやすく、生徒の知的好奇心をくすぐるものでした。

2日目の午後は、2年生を対象として「グローバル社会に必要なもの」をテーマに北陸先端科学技術大学院大学の川西教授にご講義頂きました。

先生はアメリカの優秀な教育者として表彰されたほど高名な方で、2時間半英語で熱く語ってくれました。




1年生は、ビジネスプランニングと題して、プレゼンテーションを行いました。
地元の商品やサービスをいかに売り込むかをテーマにグループで話し合い、即興で準備しました。






【参加した生徒の感想】
・全部英語だったけど、分かりやすいものばかりで充実していました。すごかったです。
・新しい観点から世界が見えて良かった。
・全て英語だったのはまだきつい面もあったけど、内容が深いのに、とてもわかりやすかった。
・ALTのレッスンはとても楽しくて、有意義でした。やっぱり英語が好きなのだと実感させられました。
・1コマが少し長いと感じたけれど、本当に充実したと感じる合宿でした。去年より英語が聴き取れる自分がうれしかったです。
・普段学校で学習しているだけでは絶対に学べなかったことをたくさん学ぶことができ、良かったと思います。

 
 


 
  2013.6.30
 七尾サンライフプラザで「親子ドリームプロジェクト」が行われました

小中学生を対象に、七尾鹿島地区の高等学校の特色を紹介し、親子で夢を語り合う場をもってもらうことを目的として、例年「親子ドリームプロジェクト」が開催されています。今年度も昨年度と同じく七尾サンライフプラザで開催され、満員の会場は各高等学校の展示コーナーとステージパフォーマンスとで大いに盛り上がりました。


七尾高校の展示コーナーです。

NSHのコーナーでは文系フロンティアコースの生徒たちの日ごろの活動のようすの写真や、生徒が制作した石川の文化を紹介する英文パンフレットなどが展示されました。





ステージでは、本校の放送局員たちが自主制作した学校紹介ビデオが上映されたほか、SSHやNSHに関する説明がありました。
そして、各部活動による圧巻のステージパフォーマンス。
吹奏楽局による『CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU』の演奏、空手道部による迫力ある試割り。


女子サッカー部による練習風景の実演。女子のサッカー部があるのは能登地区では唯一、本校だけ!


ダンス部による表現力豊かなステージのあとに、出演した生徒全員がステージにそろってフィナーレを迎えました。

暑い中、来場してくれた多くの小中学生や保護者の方々に、七尾高校の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。

 
 
 


 
  2013.6.29
 文系フロンティアコースの日常紹介 (11ホームの放課後)

文系フロンティアコースの1年生、11ホームの生徒たちの放課後のようすを紹介します。

ALT(アシスタント・ランゲージ・ティーチャー)のMartin先生による英作文指導のようすです。

この日は、学校設定科目である「スピークアウト」の発表原稿のネイティヴ・チェックを受けていました。
ネイティヴ・チェックとは、英語を母国語とする人に英文を添削指導してもらう学習活動です。


他の場所では、生徒たちが新聞を読んでいました。
なんと、新聞の記事が英語で書かれています。

七尾高校では、生徒が英字新聞を読み、日本国外の事柄について英語を通して知識を吸収する機会を設けています。
時事ニュース以外にも、ジョーク集やミニ英会話コーナーも載っているので、生徒は好んでこれを読んでいるようです。楽しみながら英語力を鍛えられます。

 


 
  2013.5.24
 文系フロンティアコースの日常紹介 (11ホーム・論述錬磨)

文系フロンティアコースの学校設定科目、「論述錬磨」の授業のようすを紹介します。
今回は、11ホームを取材しました。

美術作品に関する批評文を読み、質問に対する答えを書くという演習。
この文章の内容そのものが難解なので、グループごとに「これはどういう意味か」と話し合いを重ねながら、一時間かけて一つの「答え」にたどりつきました。

初めは「わからない」と首をひねっていた生徒たちも、次第に活発なブレインストーミングを展開し、だんだん笑顔に。一つの事について深く思考し、よりよい文章に行き着くことができたときの満足そうな表情は、論述という作業を楽しんでいるようにも見えました。
 
 


 
  2013.5.20
 文系フロンティアコース海外研修 第3回オリエンテーション (21ホーム)

5月20日(月)6限目、文系フロンティアコース2年生(21ホーム)が海外研修の第3回事前研修として、実習先でのコミュニケーションの取り方について学びました。


研修中は現地の学生、ケンブリッジ大学の学生との交流や4日間のホームステイがあります。日本語では簡単にできることも、英語で行うとなると話は変わってきます。何を題材にするかも変わってきます。


今回の研修は日本語で行いましたが、アイコンタクトや積極性など基本的なことからマインドマッピングを利用した自己分析、グループでのディスカッションを行いました。
出発までに話の「ネタ」をいっぱい作っておくことが宿題となりました。
 
 


 
  2013.5.10
 情報誌「能登」に文系フロンティアコースの生徒の活動が掲載されました・その2
 

「地産地消文化情報誌 能登 vol.11 (2013春号)」に、「『能登の里山里海人』聞き書き」の活動において実際に生徒たちが「聞き書き」した内容が記事として掲載されました。

  

今回は「上空からの美〜古代の手法で作る田んぼアート名人〜」と題し、七尾市内で農業をなさっている「名人」を取材しました。
稲穂の品種の特徴を活かして水田に様々な文字や絵柄を描きだす“田んぼアート”を生み出す「名人」の語りを、方言のあたたかみが残る口調そのままに再現し、記事としてまとめています。
 
 


 
  2013.4.19
 情報誌「能登」に文系フロンティアコースの生徒の活動が掲載されました・その1
 

「地産地消文化情報誌 能登 vol.10 (2013冬号)」に、文系フロンティアコースの生徒が参加した「『能登の里山里海人』聞き書き」のようすが掲載されました。

  

「『能登の里山里海人』聞き書き」とは、世界農業遺産に指定された能登の里山里海に根ざした生業・祭礼・伝統技術・文化・環境保全などに長年携わってきた方々、つまり「能登の里山里海人」から、生徒が「聞き書き」の手法で取材・記録するものです。
次号より、実際に「聞き書き」した内容が掲載されるとのことです。
 
 


 
  2013.4.12
 文系フロンティアコース海外研修 第2回オリエンテーション (21ホーム)
 

4月12日(金)、2年生を対象に、海外研修に向けた第2回オリエンテーションが行われました。
ISAから佐田氏を講師として迎え、研修の目的、日本・世界の現状について話して頂いた後、生徒各自の目標設定、発表を行いました。
前半ではボーダーレス化、情報化、市場のオープン化が進む現代社会において、先進国・途上国の若者と仕事を競い合わなければいけない現状を熱く語って頂きました。
生徒は英語力やコミュニケーション能力、異文化理解の大切さに対する認識を新たにし、後半では各自が本研修の目標とその方策について考え、全員の前で決意表明をしました。




 〜生徒の決意表明(抜粋)〜

【目標】イギリスの社会制度を身をもって学び、日本との差異を観察することによって、日本の長所を改めて発見し、不足点や改善点について考察する
【目標達成のための方策】日本の社会問題についてその原因や現行の対策を調べる

【目標】自分の英語がどれほど通じるか確かめる
【目標達成のための方策】半年先にイギリスに行くという緊張感を持って特にSpeakingの力を伸ばす

【目標】異文化でも対応できるように臨機応変に行動し、視野を広げる
【目標達成のための方策】日常生活でも積極的に行動するように心がける

【目標】日本人として恥ずかしくないような行動で日本の良さも広める
【目標達成のための方策】文系フロンティアとしての自覚を持ち、常に意志を強く持っておく

【目標】相手を理解した上で自分の主張を持って、言うこと。世界レベルでの争いの中で、今戦っている人たちから「何をすべきか」、そしてその人達の意識力を吸収すること
【目標達成のための方策】今は何事も受動的だが、積極性のある行動をする




   
  2013.4.8
 平成25年度入学式 ・ 文系フロンティアコース説明会
 

4月8日、石川県立七尾高等学校において、平成25年度入学式が挙行されました。
普通科文系フロンティアコース40名、普通コース160名、理数科40名の計240名が、緊張しながらも大変凛々しい表情で式に臨みました。
普通科文系フロンティアコースへ入学した40名は、本コースの第2期生となります。


入学式の後、文系フロンティアコース新1年生の保護者を対象に、本コースの説明会が行われました。
ご多用な時期であるにもかかわらず、この日入学した文系フロンティアコース生の全保護者が出席して下さり、学校長・副校長・教頭・NSH推進室長からの説明を真剣に聞いて下さいました。