平成27年度(文系フロンティアコース開設4年目)の活動や行事について紹介します。
 
 
  2016.3.31
 能登の里山里海人「聞き書き」作品集に、文系フロンティアコース1年生の作品が掲載されました

「世界農業遺産活用実行委員会」が発行する「平成27年度 能登の里山里海人『聞き書き』作品集」に、文系フロンティアコース1年生の聞き書き作品が掲載されました。

「聞き書き」とは、高校生が様々な分野の“名人”、“名手”を訪ね、知恵や技術、人生そのものを記録する手法です。話し手の語り口調を活かした文章にまとめられることが大きな特徴であり、魅力の一つでもあります。
この手法は農林水産省や文部科学省などが主催する「聞き書き甲子園」でも活用されています。
参考:世界農業遺産「能登の里山里海」情報サイト



今年度は「未来(あした)を照らすろうそくの灯り」と題して、七尾市の一本杉通りにある高澤ろうそく店の 高澤 良英 代表取締役にお話を伺いました。方言を交えたやさしい語り口調の中に、明治時代から始まったご商売を継承しつつも新しい販路へ進出しようとする強い意思がにじみ出た、深みのある聞き書き文に仕上がっています。ぜひご一読下さい。


卒業した文系フロンティアコース1期生の記事も載っています。↑

過去に文系フロンティアコース生が行った「聞き書き」関連の記事もあわせてご覧ください。
2013年の研修のようす・その1研修のようす・その2記事掲載その1記事掲載その2取材のようすなど
 
 


 
  2016.3.14
 NSH・SSH スピーチコンテストが行われました



NSH・SSHスピーチコンテストが行われました。 SSHは研究テーマを英語で発表し、NSHは1年生が「留学したら何を学びたいか」、2年生は「海外研修で学んだこと」をテーマにスピーチしました。

各クラスで選ばれた代表者なのでみな素晴らしい発表でした。その中で最優秀を勝ち取ったのは2年生の安原さん。
「Family Love」というタイトルで、研修先でホストファミリーがお互いに「I love you」を頻繁に交わす姿を見て、家族にはっきりと気持ちを伝えることの大切さを伝えました。
笑顔を絶やさず、時にはユーモアで聴衆を引きつけるなどとても魅力的なスピーチでした。

最優秀賞 21H 安原菜夏  「Family Love」
優秀賞  21H 達   恵  「Is That All There Is?」
優秀賞  11H 松本千雅  「Knowing the Wider World」
 
 


 
  2016.2.25
 2年生 特別活動報告会が行われました

2年生の特別活動報告会がありました。
この報告会は、普通科普通コース、理数科、そして文系フロンティアコースが、それぞれの特色ある活動を相互発表し合うものです。

学年末考査最終日の発表ということで、準備は考査前に行い、リハーサルは本番前日の一回のみと、本当に時間のない中で準備してきました。
普通コースはインターンシップの報告を行い、インターンに参加した21Hの一部の生徒も活動を報告しました。理数科はシンガポール海外研修についての報告で、文フロと同様に国際交流の必要性について力説しました。


文フロは今年度の活動のまとめとして、海外研修から学んだことを報告しました。
海外研修から学んだことはあまりにもたくさんあるのですが、今回のプレゼンは、各班の研究テーマ別に日英の比較を行い、それぞれの特徴について調査探究したこと、及びプレゼン技能の向上についてです。


今回は「文化班」と「古代史班」がクラスの代表として発表しましたが、「文化班」の日英の建築物の違いについての説明や、「古代史班」の日英の同時期の古代の比較は、英語での発表にもかかわらず普通コースや理数科の生徒にもわかりやすく伝わっていました。

もう一つのテーマであったプレゼン技能の向上については、堂々とした態度や聴衆を意識した話し方が特に良く、海外研修や他校での発表を通し大きく成長したところを見せていました。

次は今年度最後の活動となる、NSH・SSH合同スピーチコンテストです。よい発表ができるといいですね。
 
 


 
  2016.1.31
 平成27年度高校生ボランティアリーダー養成事業活動報告会に参加しました


NSHの特別活動「ボランティアマネジメント」の一環として、11ホームの有志メンバーが1年間取り組んできた、石川県の「平成27年度高校生ボランティアリーダー養成事業」。
その集大成となる、金沢での活動報告会に参加してきました。

大きな報告会ということで、メディアの取材を受けて緊張する場面もありましたが、会場に駆けつけてくれた担任の竹中先生の応援に後押しされました。
積極的に質疑応答に参加し、質問や感想を述べる姿が自信に満ちて見えました。
彼らはこの1年間、さまざまな団体や学校と交渉し、活動の場を学校の外に広げてマネジメントに取り組んだことで、プロジェクトを運営することの大変さや、世代をこえた地域との関わりの大切さなど、多くのことを学びました。

↓この日のためにみんなで作った活動報告書も、なかなかりっぱです。











たくさんの人が今年度のプロジェクトに関わってくれたことへの感謝を忘れず、この経験をきっと人生の糧にしてくれることと信じています。



特別活動「ボランティアマネジメント」のようすはこちら↓
 “Let’s Clean Nanao & Wakura 2015” プロジェクト
  第一弾 7月26日 レクリエーション・事前説明会
  第二弾 8月2日 和倉地区ボランティア
  第三弾 8月29日 七尾地区ボランティア
 
 


 
  2016.1.29
 NSH課題研究合同発表会に参加しました (文系フロンティアコース2年生)

 今日はNSH課題研究合同発表会が行われました。金沢泉丘、金沢二水、金沢桜丘、小松、そして七尾のNSH5校が二水高校に集まり、この一年各校が取り組んできた課題研究を発表し、質疑応答や意見交換を行いました。








 本校からは21ホーム全員が出席し、「日英の文化比較」をテーマとしたA班が、第1部“全体発表と質疑応答”、B班「日英の食の比較」とC班「日英の国民性の比較」が、第2部“ワークショップ(発表と意見交換)”に参加し、他の生徒は聴衆として質問や意見交換を行いました。








 21ホームの生徒はどの発表も英語で行いましたが、「効果的にジェスチャーを取り入れ理解しやすい」、「また英語が流暢で聞きやすい」と他校の生徒や先生方から評価されていました。質疑応答の際に他校の英語の先生から英語で質問されたときも、もちろん英語で回答していました。
 また他校の研究テーマは、内容がとても興味深く、よく調べられていましたが、21ホームの生徒たちは、200名以上もの聴衆がいる中で一番最初に質問をしただけでなく、発表者に対し鋭い視点で質問を投げかけ、充分な回答が得られるまで何度も聞き直すなど、日頃から鍛えている批判的思考力やイギリス研修で身につけた自分の意志を明確に示すことを臆せずに実践していました。









 年度末も近づき、3年進級を目の前にしている21ホーム生徒ですが、今日は、一段と成長しつつあるというところを見せてくれた一日でした。
 
 


 
  2015.12.17
 平成27年度 SSH/NSH成果発表会を行いました

NSH成果発表会がSSHと合同で行われました。
今年は学校設定科目「スピークアウト」の1年生の授業を公開しました。今回は英語のディベート活動で、夏休みに語学キャンプで行ったディベート活動を発展させてより本格的なゲーム形式のディベートを行うことを目標としています。
テーマは「政府は高校生の海外留学を促進すべきか」。現在政府は「トビタテ!留学JAPAN」という高校生に海外留学を奨める事業を行っています。その是非を客観的な事実に基づいて意見を戦わせます。

いきなり本格的なディベートは難しいので段階を踏んで取り組んでいます。
今日の授業は9時間中の4時間目。これまで調べたことを踏まえて立論(自分たちの主張とその根拠を発表する)と質疑(その立論について質問する)に挑みました。

もちろん英語なので、明確に伝えること、相手の言っていることをしっかり聞き取ることが求められます。

準備も大変ですが、この授業ではALTが3名、日本人英語教師が3名の計6名で指導しているのできめ細かく指導を受けることができます。
大勢の参観者の前でも臆せずに、自分たちの意見を主張していました。

その場で質問を考えるのは少し難しかったようですが、果敢にチャレンジする生徒、一生懸命答えようとする生徒もたくさんいました。
この後行われた研究協議会では、特に中学校の先生方からその成長ぶりをほめていただきました。

次回は反駁(相手の立論を攻撃する)、結論(二つを比較し、自分たちの説の優位性を主張する)に取り組み、その後グループを替えてディベートをトーナメント形式で行います。
 
 


 
  2015.12.17
 国際理解「日英文化比較」の発表を行いました (文系フロンティアコース1・2年生)

21ホームは、12月17日の国際理解の時間で、イギリス海外研修で学んだことを基に、海外研修での反省点と日英文化比較の発表を行いました。
発表はもちろん、質疑応答も全て英語です。

海外研修へ行く前は、イギリスの文化、気候、国民性、食事などについて事前にたくさん勉強していったはずだったのですが、行ってみると実際は違っていたということがたくさんありました。
現地でのプレゼンも、こうすれば良かった、ああすれば良かった、と反省点がたくさん見つかりました。

今回の学習では、各班が、日英の違いを実際に感じ、どのようにしたらさらに効果的に発表や活動が出来るかということを扱いました。また、これまでの活動の集大成ともなる発表ですので、内容だけでなくプレゼン技術も課題となりました。どの班も趣向を凝らした発表で、とても良い発表が出来ました。
今回、聴衆として参加した11ホームの生徒にも大きな刺激になったようでした。

質疑応答もとても活発でした。海外研修はやはりとても大きな経験でした。ひとつひとつの活動や学習に対する取り組み姿勢が、ずいぶん成長したと思います。
今回はグループでの海外研修でのまとめでしたが、次は個人としての海外研修のまとめです。
良い発表を期待していますね。
 
 


 
  2015.11.10
 国際理解講座「EUがあなたの学校にやってくる」『欧州連合(EU)のなかのドイツ』 (1年生全員)

NSH推進室の主催で、生徒の外交・国際問題に対する関心や理解を深めるとともに、国際機関の仕事に対する理解の促進を目的として国際理解講座が開かれました。毎年EUが行っている「EUがあなたの学校にやってくる」というイベントに応募し、今回はドイツ連邦共和国大使館公使ローベルト・フォン・リムシャ氏に来ていただきました。
講演タイトルは「欧州連合(EU)の中のドイツ」。講義はドイツ語で行われました。(もちろん通訳つきです。)

生徒にとっては生のドイツ語に触れるのは初めての経験でしたが、英語と似た単語を聞き取ることができ、中にはドイツ語に興味を持った生徒もいました。また、ドイツでは学費が無料ということに生徒は驚いていました。

EUの歴史や役割について基本的な講義を受けた後は質疑応答となりました。生徒からは「EUにおけるドイツの役割は今後どうあるべきだと思いますか」「EUからの脱退を望んでいる人々がいることについてどう思いますか」という鋭い質問から「ドイツでは本当にビールが水より安いのですか」といった日常的な疑問まで、幅広い質問が出ました。公使は生徒の質問に、時にはユーモアを交えながら一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
公演後、公使は「積極的で素晴らしい生徒たちであり、一生懸命考えていて関心も幅広い」と感想を述べられていました。


【生徒の感想】
「EUは大きい加盟国と小さい加盟国が対等な立場に立っているということが印象に残った。また、ドイツは難民を受け入れていることに対して積極的であることが素晴らしいと思った。」
「EUによってヨーロッパ諸国のつながりは非常に強くなっていると感じました。日本は島国だからかもしれませんが、他国の存在を日常生活において感じることはほとんどなく、少しうらやましく思います。」
「26年前の今日、ベルリンの壁崩壊という歴史的な大事件があった日に生のドイツ語でEUやドイツのことを聞くことができてうれしく思いました。」
「初めてドイツ語で聞いた講演でしたが、英語だけでなくドイツ語にも興味を持ちました。機会があれば是非ドイツに行きたいです。」
「今まで知りたくてもよく理解することが出来なかったEUのこともしっかりと分かり、また通訳の仕事を間近で見ることが出来て良かった。」

 


 
  2015.10.31
 「おもてなし講座」を行いました (1年生全員)

講師:和倉温泉加賀屋女将 小田 真弓 氏  「加賀屋流“おもてなしの心”」

 現場を大事にし、滅多に外部でお話することがない加賀屋の女将による貴重な講演会が行われました。
 今でこそ日本一の称号を持っている加賀屋ですが、開業当初はお客様に怒られる日々だったそうです。しかし怒られたからこそ、次はこうしようああしようという風に頭を働かせ工夫することを学ぶことができたそうです。生徒は加賀屋の意外な原点に驚き、自分の身に引き寄せて聞いていました。そこから生まれた加賀屋のおもてなしは「笑顔と気働き」「正確さとホスピタリティ」が主なポイントだそうです。

 おもてなしとは、何か決まった行為があるわけではなく、相手の立場に立って考え、行動できることであり、高校生でも身近な場面でそうした気遣いを行うことでおもてなしの心が育まれると述べられました。また、人を迎えるにあたっては、相手のことを知っておくことはもちろん、能登や石川県のことをもっと知っていなければならないとお話しされ、高校生も日本のことを学び、世界に羽ばたいていって欲しいとエールを送っていただきました。
 生徒たちはこれからのおもてなしのあり方について深く考えることができました。

生徒の感想
「100%お客の要望に応えるというところや常にお客のことを気にかけ一人一人にあった対応をするというところなど加賀屋での対応の仕方からおもてなしのあり方をたくさん学ぶことができました。」
「自分の価値観で相手の求めることを決めるのではなくて、相手に寄り添うことが、これからのおもてなしでは大切だと思う。」
「相手がどうしたら喜ぶのかを自分自身の頭で考えるのはとても大変なことだと思うけど、一度自分で考える癖をつけることでおもてなしの心は育つのではないかと感じた。」
「おもてなしというのは相手に何かを行う前から始まっている。相手を知り、その上で考える。一生懸命考えることが大切だと学びました。」
「おもてなしは人の見えるところで何かをするのではなく、裏の、人に見えないところ、つまり心や頭の中で人の役に立つことを考え抜き、その考え抜いたことを人にさりげなくしてあげることだと思います。」

 


 
  2015.9.17
 JAIST 川西教授による「グローバル」についての講座 (21ホーム)

JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)の川西教授より「グローバル」について講義を受けました。


川西教授は日本人ですが、海外生活の長い方で、講義は英語で行われます。
数日前にインドの大学で講義をしてきた話から始まり、世間でよく言われている「グローバル」とは何なのかについて講義を受けた、というよりレクチャーを受けたという方がしっくりくる感じでした。

川西教授の話し方もとても上手で、こちらの集中力を引っ張り出してくれたのですが、英語の講義を2時間続きでしっかり聞けるようになった、みんなの英語力と集中力の向上にも感心しました。




これまで積み重ねてきた学習や活動が、今回の講義を聞いてひとつにまとまったように感じた生徒もいたようです。

「ロンドンに行く前にこの話が聞けてよかった。」という声が多かったのが印象的でした。

いよいよですね。その前に中間テストがありますが...
 


 
  2015.9.3
 海外研修へ向けて最後の事前研修を行いました(21ホーム)

いよいよ今月末からイギリスで海外研修を行う21ホームの生徒たち。
今日はその最後の事前研修を受けました。

これまで学んできたコミュニケーションやホームステイなどのケーススタディを復習しながら、異文化理解の本質とは何かということについて考えました。

以前学んだように、人と人とは基本的に違うものであり、だからこそ外国では自分の文化を優先せず、違いをうまく避けながら互いを理解しようとすることが大切です。


もしかしたら、日本人にとっては丁寧で礼儀正しい行為が、外国ではとても無礼な行為になるかもしれません。
そんなときに「日本ではこうだから。」と押し通してはいけないのです。

何でも受け入れられるオープンな心を持つようになれるといいですね。
ロンドンで学んでくるのは、異文化を受け入れる広い心だけではないのですよ。これから君たちの人生に起こる色々な困難を乗り越えていける、本当のたくましさを身につけに行くのです。

 


 
  2015.8.29
 特別活動「ボランティアマネジメント」 “Let’s Clean Nanao & Wakura 2015” プロジェクト(3)









 今年度の特別活動「ボランティアマネジメント」 “Let’s Clean Nanao & Wakura 2015” プロジェクトのイベント第3弾!
 第1弾のレクリエーション会第2弾の和倉地区清掃ボランティアに続き、今回は山王小学校・小丸山小学校の皆さんと一緒に清掃ボランティアを行いました。参加型のイベントとしては、これが最後の機会とあって、これまでで最多数の参加があり、総勢130名以上で3エリアに分かれて清掃活動を行いました。

 普段接する機会のなかなかない小学生と高校生。はじめは互いに緊張気味でしたが、自己紹介をし合うことで次第に打ち解け、思いやりをもって活動に臨むことができました。七高生の中には「将来学校の先生になりたいので、一日先生体験ができたようで楽しかった!」という生徒もいました。
 実際に歩き始めると、車道脇には煙草の吸い殻や車からのポイ捨てが多いなど、エリアによって清掃ポイントが違うことにも気が付き、清掃しながら多くのことを感じました。

 ボランティアリーダーのメンバーにとっては、今年度の最初から調査・立案し、計画に携わってきたプロジェクトが一段落したことになります。これまでの活動の中で、他団体と交渉を行ったり、人から見えない準備や運営をきちんとしたりすることの大切さを学びました。また、小学生の皆さんと合同で活動を行ったことで、年少者への思いやりを学ぶこともできました。これから年度末に向かって、今回のプロジェクトの活動報告をまとめていきます。
 多くのご声援・ご協力、本当にありがとうございました!


 
 


 
  2015.8.22
 珠洲へフィールドワーク(現地調査)に行ってきました (21ホーム)

 8月22日(土)に、21Hの生徒たちが珠洲へ現地取材・調査に行ってきました。
これは県の事業である「社会と関わる土曜学習事業」の指定を受け、七尾高校の文系フロンティアコースが「能登の観光資源を活かしたインバウンド観光の促進」、つまり能登の里山里海の恵みをいかに観光客誘致につなげていくかについて研究しているものです。
 縄文時代からイルカ猟をしていた痕跡が残る真脇遺跡、創業約250年の歴史を誇る酒造会社「宗玄」、貴重な作品が展示されている珠洲焼資料館、地域の人々で運営する体験型宿泊施設「木ノ浦ビレッジ」、「まれ」の撮影場所ともなった角花家の塩田などを訪問してインタビューしてきました。
 担当の方々には本当に丁寧に対応していただき、まさに「能登のやさしさ」を体感してきました。これこそが能登にリピーターを招き入れる秘策だと思います。

 木ノ浦ビレッジの担当の方が「夏には観光客は来てくれる。今後は能登の秋冬の魅力をいかに知ってもらいリピーターを増やしていくかが課題」とおっしゃっていたのが印象に残りました。
 まだまだ伝えるべき能登の魅力があると感じた取材となりました。











 
 


 
  2015.8.17〜8.19
 語学キャンプ(イングリッシュ・キャンプ)に行ってきました (11・21ホーム)

 8月17日から8月19日までの3日間の日程で、能登青少年交流の家において夏休み恒例の語学キャンプを実施しました。文系フロンティアコースの1年生、2年生が合同で参加する行事です。
 外部の先生3名と能登地区のALT7名の計10名のネイティブスピーカーを講師に迎え、3日間英語漬けの日々です。
 2年生では、ホームステイをテーマとしたレッスンと能登の里山里海を海外の人に紹介する発表の準備を行いました。2年生はもうすぐイギリス研修とあって、気合いが入っていました。
 また、1年生は能登地区のALTの先生とお互いの国の学校生活についてディスカッションしたり、ディベート(討論)の演習を行ったりしました。実はこの語学キャンプでディベートを扱うのは初めて。難度の高い活動でしたが、一生懸命取り組んで最後には充実した顔をしていました。










<生徒の感想より>
(2年生)
・去年と比べるととてもコミュニケーションを図ることができた。
・先生が英語で話すので真剣に聞くことができた。
(1年生)
・即興で反論を考えるのが難しかったけれど、自分の力になった。
・たくさん英語に触れることで、日ごとに力がついてきた気がする。
 
 


 
  2015.8.11
 輪島方面へフィールドワーク(現地調査)に行ってきました (21ホーム)

 文系フロンティアコースの2年生が「社会と関わる土曜学習事業」の一環で、輪島地区への取材に行ってきました。
 事前にアポを取って訪問した先は、のと里山空港、キリコ会館、朝市、舳倉屋(いしる製造販売)、千枚田、輪島塗会館、時國家、総持寺などなど。各事業所ではお忙しい中時間を取っていただき、生徒の質問にも丁寧に答えていただいて恐縮しきりでした。中にはおみやげをもらった生徒も。
 生徒たちがこの秋イギリスへ行くことを知って「ぜひうちの商品の宣伝を」とお願いされていました。
 全体を通して輪島は「まれ」効果で観光客が増えているとのこと。外国人観光客も目に見えて増えているそうです。
 当然それに伴って課題もあります。その解決を生徒たちなりに考えてみたいと思います。
 8月22日には珠洲方面へ向かいます。


 左:のと里山空港にて
   乗客にインタビュー

 右:総持寺にて
   座禅(?)で精神統一
 
 


 
  2015.8.2
 特別活動「ボランティアマネジメント」 “Let’s Clean Nanao & Wakura 2015” プロジェクト(2)
 文系フロンティアコースの特別活動「ボランティアマネジメント」として今年度展開している “Let’s Clean Nanao & Wakura 2015”プロジェクトのイベント第2弾。
 この日は石崎・ 和倉地区で、地元小学校の皆さんと七尾高校生とが合同清掃ボランティアを行いました。

 夏になる前に行ったフィールドワーク(現地調査)では、地元の人から「和倉温泉駅周辺エリアの観光客は増加している。特に8月1日の石崎奉燈祭では多くの観光客が集まり、翌日は地元の人々が清掃活動を行うが、追いつかないほど道にゴミが捨てられている」といった声を聞くことができました。
 そこで今年、ボランティアリーダーのメンバーは「今年は石崎奉燈祭の翌朝に清掃活動をしよう!」という計画を立てたのです。

 まずはゴミを分別するための袋を用意し、集合場所に来てくれた小学生の皆さんに、名札を書いてもらいました。これで準備万端!

 ヘルプに駆けつけてくれた七高生には、炎天下での作業にも慣れているサッカー部(真っ赤なユニフォームがトレードマーク!)の皆さんと、やさしく小学生に接してくれる放送局のお姉さんたちがいて、とっても頼りになります!








 事前に下調べしたコースに沿ってみんなで歩いてみると、確かにたくさんのゴミが。特に人の集まりやすい場所では悲しくなるほど散乱している様子が見られましたが、みんなで根気よく清掃しているうちに町中の方々から「ありがとう」「暑い中ごくろうさま」とあたたかな声をかけてもらい、やりがいを感じられました。
 とても暑い中でしたが、みんながお互いを気遣い、何度も休憩を取りながらの作業で、全員元気に活動を終えることができました。
 最後は、学校に持ちかえったゴミを、ボランティアリーダーたちがさらに分別しました。人の見ていない所でこそ、活動の真価が問われます。みんな最後まで本当によく頑張りました。

次回は、8月29日に七尾地区での合同清掃ボランティアを予定しています。皆さん、どんどん参加して下さい!
 


 
  2015.7.26
 特別活動「ボランティアマネジメント」 “Let’s Clean Nanao & Wakura 2015” プロジェクト (1)

文系フロンティアコースの特別活動「ボランティアマネジメント」として、今年度は
“Let’s Clean Nanao & Wakura 2015”と題 し、七高生と近隣の小学生の皆さんで合同 ボランティアを行うプロジェクトが始動して います。
文系フロンティアコース1年生のメンバーが企画し、協力してくれる仲間を増やしながら運営しています。
今日は最初の企画として、七尾高校で事前レクリエーション会を開催。小丸山・山王・石崎・ 和倉小学校の4〜6年生の皆さんが集まってくれました!


←まずは、「ボランティアとは何か」ということや、このプロジェ クトについて、プレゼンテーションを行いました。
小学生の皆さんがとても真剣に聞いてくれて、七高生が緊張するほど。



→「どんなお料理ができるか考えよう」というゲームでは、食べ物を粗末にせず、効率よく食材を使う方法=エコなお料理を考えました。

チームごとにできあがった料理を発表する場面では、小学生の皆さんが堂々と上手に説明してくれて、高校生も「準備した甲斐があっ た!」と感激していました。


←「ゴミ分別ゲーム」では、アルミ缶とスチール缶の見分け方を学んだり、ゴミ拾いで使うトングを実際に使ってみたりしながら、大盛り上がり。


最後に「せっかく七尾高校に来た」ということで、七尾高校探検ツアーに出発! 先日の七高祭で制作された モザイクアートがあるアトリウムや、普段は外から見ていた天文ドームの中に入って、皆さんとっても興味津々な様子でした。

普段接する機会の少ない小学生の皆さんと仲良くなれて、 七尾高校のことも知ってもらえて、レクリエーション会は大成功!次は、8/2に和倉地区、8/29に七尾地区で行う清掃ボランティアに向けて、準備を進めていきます。
今後もボランティアリーダーたちを応援して下さい!
 


 
  2015.7.16
 外務省〈高校講座〉を行いました(2年生)

NSH主催で、2年生全員を対象として、外務省より林真梨子氏をお招きし、「外交官の仕事について」というテーマで講演会を行いました。

初めの約60分は講義、後半の約30分は質疑応答、さらに希望した約10名の生徒で、50分ほど座談会を行いました。

講義の中のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の話はやや難しく、生徒たちは一生懸命理解しようとしている様子でしたが、アフガニスタンやシリアなど紛争地域への出張中の危険な体験について話されているときは、現地の様子を聞いてあまりの危険さに驚いている生徒もたくさんいました。

質疑応答では、生徒からODAの審査基準や政府高官の通訳をする際に注意すべきことを質問したりと、具体的な質問が積極的に出されました。
また、講演後の約50分の座談会では、PKO法案の解釈緩和や湾岸戦争時の日本の対応についてなど、さらに深い内容の質問をたずね、林先生より「大変熱心な生徒が多いですね」と、お褒めの言葉を頂きました。

生徒たちは本物の外務官僚から直に話を聞いたことで、これまでは知識だけでやや曖昧だったかもしれないものが、より深く理解できたようでした。また、外交官や外務省などの活動を理解することによって、官僚の仕事に興味を深めた生徒もたくさんいました。
 


 
  2015.7.16
 海外研修の第4回事前研修を行いました(21ホーム)

7月16日(木)、文系フロンティアコース21Hの40名が、海外研修の第4回事前研修として、ホームステイ研修を受けました。

「日本では当たり前のことが海外へ行くと非常識になることもある」と前々から聞いていましたが、実際に生活習慣を聞いてみると本当にびっくりです。食事、洗濯、夕方の過ごし方などなど、不安と期待を織り交ぜながら研修を受けました。

今回のキーワードはPinch, Chance, Challenge, そしてChange。
多分、海外では当たり前のことも生徒たちにとってはPinchとなることもあるでしょう。でも、PinchこそChanceなのだと習いました。苦しいときこそたくさん頑張る絶好の機会とエネルギーを与えてくれるのです。

本当はPinchなんてなければいいのですが、みんなの成長のためには少しはあった方が良いのかなとも思います。少し複雑な気分ですね。
 


 
  2015.6.18
 海外研修の第3回事前研修を行いました(21ホーム)
 6月18日(木)、文系フロンティアコース21Hが海外研修の第3回事前研修として、コミュニケーション研修を受けました。

 コミュニケーションに大切なのは「言葉」だけでなく、態度、相槌、目線、そして話すときだけでなく聞くときも。
 普段何気ない態度で先生の話を聞いていた生徒は、聞く態度から見える聞き手の心構えを教えられて、少しはっとした様子でした。そして、待ちの姿勢ではなく、こちらから話しかけていくことが大切だとも習いました。つまりどれだけ自分のことを紹介できるかが大切です。 そこで、マインドマッピングを使って自分探しもしました。今まで意識したことがなかった自分を書き出してみて、新たな自分を発見した生徒もいたようです。

 そして、自分と他の生徒の間に共通することがいかに少ないかということも。人は違いがあるから面白いのですね。 今日も大切なことを習いました。

 
 


 
  2015.5.28
 文系フロンティアコースの総合的な学習の時間「国際理解」について(21ホーム)
 「国際理解」はNSHコースのみに設定されている授業です。
 今年の21Hでは、秋に行われる海外研修をより有意義なものにするため、イギリスの「古代史」「中世史」「近現代史」「地理・気象」「経済」「文化」「食」「国民性」を班別で調べ発表するということを4・5月で行いました。
 4月の授業では、地歴の先生の講義を受け基本知識を養い、5月に入ってからは各分野の調べ学習と発表の準備をしてきました。
 というと社会の授業のように聞こえるのですが、そこは文系フロンティアコースです。発表も、プレゼンも、質問も、応答も全て英語です。さらに担任(英語教師)が知らないレベルのことを発表しよう、ということがいつの間にか暗黙の了解になり、生徒たちは試験期間を挟みながらも熱心に準備してきました。

 「歴史」や「地理」班の発表では、他の班は知らない内容が多く質問もなかなかできなかったのですが、「経済」班のイギリス特産品の発表や、「文化」班の文学や音楽の発表をはじめ、「食」班や「国民性」班の発表では、興味のあることも多く活発に質疑応答を行い、2時限続きの連続110分の授業が時間が足りなくなるほどでした。

 今回の学習を通して、海外研修前にイギリスについてより詳しくなっておくことはもちろんですが、世界史の知識もより深く習得できたのではないかと思います。
 また、6月からは里山里海学習が始まります。次回も良い発表を期待していますね。
 
 


 
  2015.5.26
 9月の海外研修に向けて ―事前研修― (21ホーム)
 5月26日、21Hの生徒たちが、9月に行われる海外研修(イギリス)に向けての事前研修に参加しました。
 今回はこの研修の目的について学んだ後、自分自身の目標そしてその目標達成のためにこれから取り組むことをクラスメートの前で発表(決意表明?)しました。
「これまで学んだ英語力を精一杯試したい。」
「以前海外に行ったときに話せなかったリベンジをしたい。」
「日本の良いところを伝え、イギリスの良いところを見つけたい。」
「イギリスへ行って日本を見つめ直したい。」
といった目標を掲げ、そのために
「毎日の英語学習で単語や表現を○○個覚える。教科書のCDを毎日聞く。」
「ALTに積極的に話しかける」
「新聞を読んで、世界や日本で話題になっていることを調べる」
「英語で日記をつける。」
などに取り組むことを宣言しました。

海外研修を意味あるものにするためにはそれまでにどんな力をつけるかが大事です。頑張れ!21H!

 


 
  2015.5.19
 NSH推進室に“看板”がつきました

今年度から、七尾高校の生徒玄関横に設置されている“NSH推進室”の部屋。

「どこに“NSH推進室”があるの?」という声にお応えして、本日、ついに看板が設置されました。
これで、NSH推進室がどこにあるのか迷いません!



これからも、ここを拠点に、七尾高校のニュースーパーハイスクール事業を進めていきます。
 


 
  2015.4.27
 第1回 海外研修説明会(21ホーム) を行いました

4月27日の18時より、第1回 海外研修説明会が行われました。
校長先生の激励で気持ちも引き締まり、集中して説明を聞いたり書類を書いたりしました。

今までぼんやりしてはっきり見えていなかったかもしれない海外研修が、いよいよ少しずつ形になっていきます。
21Hの生徒たちも、遅い時間に都合をつけて集まってくださった保護者の方々も、緊張した様子で説明を聞いていました。

これを機会に、さらに英語力を伸ばしていきましょうね。