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美川仏壇の完成品
美川仏壇の完成まじかのものです。金箔の輝きのすばらしさ、細かい細工(さいく)や蒔絵(まきえ)の美しさを見てください。

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手彫りの飾り
美川仏壇の部品は、一つ一つ手作りです。
これは仏壇の中に入れられる飾りの彫刻です。木地(きじ)職人さんが彫刻刀などで一つ一つ彫ったものを組み合わせて作られます。

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手作りの金具
この金具もすべて一つ一つ手作りで作られています。機械で作られたものはないそうです。

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堆黒(ついこく)
美川仏壇には、堆黒(ついこく)と呼ばれる、特殊な技を使った飾りが使われます。これは美川仏壇にしかない技です。今から二百年ほど前の湊屋村次郎という名工が始め、美川町の職人さんが今も受け継いでいます。

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堆黒の原版(げんばん)
これが「堆黒」の原版です。この板の上にニカワと漆をまぜて粘土のようにしたものを伸ばして押し付け、模様を写します。それを柱の形などにまとめて、金箔を張って美しく仕上げます。仏壇の中の柱などに使われます。

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下地(したじ) 〔漆塗り(うるしぬり)の作業〕
仏壇に使われる部品はすべてていねいに何度も漆(うるし)を塗られては時間をかけて乾燥することをくりかえします。こうして、じょうぶで美しい美川仏壇の一つ一つの部品が作られています。
この映像は、漆塗りの初めのほうで、「下地」(したじ)と呼ばれる作業です。

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上塗り(うわぬり) 〔仕上げ塗りの作業〕
ここでは、何度も重ね塗りをされてきた漆の上に、透明な漆でさらに美しく仕上げるための「上塗り」がされます。
「上塗り」に使われる漆はすぐには透明にならず、1年以上かけてだんだんと透明になっていくそうです。

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下地(したじ) 〔研ぎ(とぎ)の〕作業
漆を何回にも分けて塗っていく途中にも何回か「研ぎ」(とぎ)といって、みがいてツヤを出すための作業があります。
特別な炭やみがくための粉を使って傷がつかないようにていねいにみがいていきます。

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呂色(ろいろ) 仕上げの研ぎ
これは漆を塗り終えた部品に最後の仕上げの研ぎをかけて美しいツヤを出す作業で、「呂色」(ろいろ)という作業です。
これまで長い時間をかけて作られてきた部品に傷を入れては、初めからやり直しになるので、とてもていねいにじっくり時間をかけて研ぎをかけていきます。
呂色の作業が終わると、部品の完成まであと少しです。

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蒔絵(まきえ)
漆が仕上がると、仏様や昔の有名なお坊さん、美しい山の景色などの模様が描かれます。
仏壇を注文した人の好みに合わせて、一つ一つの模様を蒔絵(まきえ)職人さんが手描きをしていきます。

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箔押し(はくおし)
箔押し(はくおし)と呼ばれる、金箔をはり付ける作業です。とてもうすい金箔をあつかうのはたいへんにむずかしいことですが、職人さんはていねいに少しずつ金箔をはり付け、仕上げていきます。
美しくみがかれた漆の上でないと、金箔は本当の美しい輝きを出してくれないそうです。

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金箔(きんぱく)のあつかい
金箔は石川県の特産品で、全国の生産量のほとんどを占めているそうです。とてもうすくのばされた金箔は、ちょっとした油断でもすぐにやぶれてしまいます。
職人さんは息をつめるようにして、仕事に集中します。

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部品の組み立て
仏壇を仕上げるための細かな部品も一つ一つていねいに仕上げられていきます。

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部品の仕上げ
部品の一つ一つにもていねいに漆が塗られます。

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