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いろいろな九谷焼
あじさいやききょうなど、季節の草花を絵柄にしたものなどがあります。絵の具の調合によって、作る人独特の色合いが出るそうです。
自分の色が出せるようになるには、10年以上の修行が必要といわれています。
色鮮やかな中に一筆一筆の繊細(せんさい)な筆使いが感じられます。

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焼き物に絵をつける(上絵つけ) 〜1〜
季節の草花など、自分でスケッチしたものを素焼きにした皿に書き写します。そして、書き写したものに色をつけていきます。
色つけは、塗るというより、色を置くような感じで行います。赤、黄、緑、紫、紺青の五色をもとに絵付けをしていきます。

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焼き物に絵をつける(上絵つけ) 〜2〜
素焼きした皿に直接絵を描いていくこともあります。
ろくろを使って線を描き、そのあと、筆を使って草花を描いていきます。
流れるような筆使いができるようになるには、長年の修行が必要です。この上絵つけは、九谷焼の命とされています。

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上絵焼き
5時間ほど焼きます。
しかし、焼き時間は窯(かま)の大きさや火の強さでも変わってきます。
火の色と上絵の具の溶け方を見て、窯の火を止めます。
焼きすぎると、上絵の具が溶けて流れてしまうことがあります。
焼き具合によって、作品のよしあしが決まります。焼きについては、長年の経験と勘が頼りだそうです。

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焼き上がりの作品
「ごす」という黒の絵の具で線描きしたもの。線描きした上に色をつけたもの。そして、焼き上がったもの。
色つけのときの絵の具の色と焼き上がった色はちがいます。
焼き上がりのときの色を想像しながら上絵つけを行っていきます。

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