平成19年度 学校経営計画




1.教育目標 

 

@ 社会構造の変化や技術革新の進展に対応するため、普通教育及び専門教育を総合的に施すことにより、社会の変化に主体的に対応できる資質や能力を身につけた創造性豊かな人間を育成する。

A 生徒一人ひとりの興味関心に基づく主体的な学習を促し、それぞれの個性を最大限に伸長させ、生涯にわたって継続的に学習する意欲や態度を育成する。

B 自己の進路への自覚を深め、積極的な判断力と実践力を備えた心豊かな人間を育成する。

 

2.中・長期的目標

(1)学校の現状

@ 近年、遅刻・欠席者が徐々に増加傾向にあり、保健室への来室者も増えている。そこで、遅刻指導の工夫とともに、基本的生活習慣の確立をはじめとする自己管理能力の育成に努めている。

A 個々の生徒の進路実現に向けて様々な指導が行われているが、満足のいく進路達成に結びつかない生徒もいる。そこで、1年次に総合学科独自の科目である「産業社会と人間」、2・3年次では「総合的な学習の時間」と系統立てたキャリア教育の実現に取り組んでいる。

B モラル・マナーの高揚をはじめ豊かな人間形成に部活動の果たす教育的役割は大きいと考えられるが、本校の部活動加入率・継続率は低下している。そこで、日常の各種会議の開始時間を遅らせ指導時間を確保したり、特色ある種目の部をアピールするなど、部活動の活性化に努めている。
       

(2)生徒に関する中・長期的目標

      単位制総合学科として、「好きなことならより頑張れる」のモットーを掲
げ、以下の項目について努力する生徒を育てる。

@ 基礎・基本を重視し、学ぶことの楽しさや成就感・達成感を得る活
 動をさせる。

A 幅広い視野に立って将来の職業選択を行い、進路への自覚を深めさ
 せる。

B 基本的生活習慣を確立し、節度ある生活態度の育成を図る。

C ホームルーム活動、生徒会活動、部活動、読書活動、ボランティア活動の充実を図る。

D 国際理解を深め、国際交流活動に積極的に参加させる意欲・態度を
 育てる。

 

(3)教職員、学校組織等の望ましい在り方に関する中・長期的目標

  @ 教科の専門性を高めるとともに総合学科教員としての意識付けを図り、上記生徒に関する中・長期的目標を達成させるための研究と研修をおこなう。

  A 開かれた学校づくりを客観的に検証するための外部評価の導入。

  B 地域社会と連携を密にし、地域の教育力とタイアップを図る。

 

3.今年度の重点目標

(1)授業以外の時間での学習や資格取得を視野に入れて、生徒一人ひとりに応じた学力の向上を図る。

(2)3年間を見通した、キャリアガイダンスの充実と進路指導の環境づくりを図る。

(3)自らの行動に責任を持ち、社会の一員としての規範意識を高める。

(4)部活動の積極的な参加を推進し、さらに地域行事等の参加を通して心豊かな人間を育成する。


 

石川県立金沢北陵高等学校
重点目標 具体的取組 主担当 現状 評価の観点 達成度判定基準 判定基準 備考
1 授業以外の時間での学習や資格取得を視野に入れて、生徒一人ひとりに応じた学力の向上を図る。 @ 生徒による授業評価を実施し、現状を把握するとともに授業の工夫・改善に努める。 教務
各教科
すでに研究授業等で授業改善に取り組んでいるが、生徒の興味・関心を引き出すためにさらなる改善が必要である。 【努力指標】
授業評価や研究・公開授業・授業参観などを実施し、授業の改善に努める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
シラバスの実施状況を確認しながら、資質向上のため授業内容について教科研究会を行う。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
興味を持って、授業に参加することができた。
A 多くの科目で興味が持てた
B 約半数の科目で興味が持てた
C 約3分の1の科目で興味が持てた
D わずかの科目しか興味が持てなかった
A+Bの合計が60%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
    A きめ細かな指導のもと授業以外の時間での学習習慣を身に付けさせる。 教務
進路指導
学年
各教科
前年度、家庭学習の奨励に取り組んできたが満足する成果が得られなかった。 【努力指標】
継続的な課題学習を実施し、学習時間の調査を行うなど、家庭学習を奨励する。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
定期試験の大切さを認識させ、日頃から準備する意識を持たせる。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
授業以外に自主的、継続的に学習に取り組むことができた。
授業以外の平均学習が、1時間以上の生徒が、
A 70%以上である
B 50%以上〜70%未満である
C 20%以上〜50%未満である
D 20%未満である
C、Dの場合、次年度の取り組みを再検討 定期的に調査
            【満足度指標】(保護者)
家庭学習に取り組む姿勢が見られた。
A しっかりと取り組んでいた
B ある程度取り組んでいた
C あまり取り組んでいなかった
D 取り組んでいなかった
A+Bの合計が60%未満の場合、次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
    B 各種資格、検定試験の受験者の増加を図る。 各教科
学年
進路指導
資格取得を奨励しているが、その目的意識をさらに強める必要がある。 【努力指標】
様々な機会を捉え、検定や資格取得の必要性を説くなどして受験を奨励する。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】
各種資格試験の受験者数が増加した。
受験者数(延べ)が、
A 1000人以上であった
B 850人以上〜1000人未満であった
C 750人以上〜850人未満であった
D 750人未満であった
C、Dの場合、次年度の取り組みを再検討 年度末に集計
2 3年間を見通したキャリアガイダンスの充実と進路指導の環境づくりを図る。 @ 多様な進路の実現に向けて、主体的で継続的な学びができるように支援する。 進路指導学年  
企画
多様な進路希望があり、それに対応するための指導体制の充実が求められる。 【努力指標】
進路実現に向けて生徒が能力・適性を充分発揮できるように、適切な支援を行う。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】      キャリア教育としての「産業社会と人間」や「総合的な学習の時間」での講話や体験的な学習・行事を工夫する。 A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
生徒が利用しやすい環境作りに努め、進路実現に向けての情報提供をする。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
進学ガイダンス室や就職ガイダンス室を効果的に利用できた。
A 十分にできた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が60%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査      
            【満足度指標】(生徒)
進路に関わる情報が充分に提供され、進路について早くから意識し考えることができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 年度末に調査
    A 保護者や関係機関と連携を深め、進路指導の充実を図る。 進路指導学年  
企画
進路希望の多様化に伴い、新たな進路指導のあり方が求められる。 【努力指標】
体験的な学習等を通じて、関係機関との連携を保ち、本校の教育活動への理解を求める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
体験的な学習・行事に積極的に参加した。
積極的に参加した生徒が、
A 70%以上である
B 50%以上70%未満である
C 30%以上50%未満である
D 30%未満である
C、Dの場合、次年度の取り組みを再検討 年度末に集計
          保護者への進路に関する情報提供が十分とはいえない。 【努力指標】
保護者に対し、機会を捉えて進路に関する情報提供に努める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【満足度指標】(保護者)
必要な時期に必要な情報が提供されていた。
提供された情報に対して                                                                        A 満足できた
B ある程度満足できた
C あまり満足できなかった                                                               D 満足できなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
3 自らの行動に責任を持ち、社会の一員としての規範意識を高める。 @ 保護者や関係機関等と連携を深め、生徒たちのモラル・マナーに対する意識を高める。 生徒指導
保健環境学年      
あいさつや環境美化に対する生徒の意識がまだまだ十分とはいえない。 【努力指標】
保護者や関係機関の協力を得るなど機会を捉えてマナーの向上を訴え、問題行動の未然防止に努める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
あいさつの励行を通して、モラルとマナーに対する意識を高める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
清掃活動を通して、校舎内外の美化に努める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
学校内でしっかりとしたあいさつができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
整理整頓された環境の中で授業を受けることができた。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【満足度指標】(保護者)
学校生活について話し合う機会をもつことができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
    A 全職員が時間厳守ならびに遅刻について指導を徹底し、必要に応じて個別指導を行う。 生徒指導
学年  
各教科
遅刻者数は減少したものの更なる努力が必要である。また、教室の移動が多いため授業の始まりに遅れがちな生徒が見受けられる。 【努力指標】                                                                登校時及び授業の遅刻に対して適切な指導に努める。 A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
生徒が自分の健康管理に対する意識を高めるよう、情報提供や指導に努める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
             【成果指標】
遅刻者数が前年度より減少した。
遅刻者数が前年度比、
A 80%未満であった
B 80%以上〜90%未満であった
C 90%以上〜100%未満であった
D 100%以上であった
C、Dの場合、次年度の取り組みを再検討 毎月調査
             【成果指標】(生徒)
時間を守ることの大切さを認識し、行動できた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【満足度指標】(保護者)
欠席・遅刻・早退等についての情報を知ることができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
    B 職員間の連携をより密にし、生徒理解を深める。 保健環境
学年  生徒指導

総合学科では選択授業が多く、生徒理解のため職員間の情報共有化を図る必要がある。 【努力指標】
教育相談委員会において情報を集約し、共通理解を図るとともに、連携した支援・指導を行う。
連携した支援・指導が
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
各種研修会に参加するなど資質向上に努める。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が80%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
4 部活動の積極的な参加を推進し、さらに地域行事等の参加をとおして、心豊かな人間を育成する。 @ 部活動に積極的に参加し、活動の支援をすると共に、学校内外に向けての活動状況を発信する。 特活    全職員 部活動は学校生活に充実感を与えるとともに、人間形成という面でも有用であり、さらなる活性化が必要である。 【努力指標】
部活動の運営を工夫し、できるだけ多くの生徒が充実感を得られるように支援する。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【努力指標】
部活動の活動状況を保護者等内外に向けて発信できた。
A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
部活動に積極的に取り組むことができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【満足度指標】(生徒)
充実感を持って活動することができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【満足度指標】(保護者)
部の活動状況について十分に知ることができた。
A できた
B ある程度できた
C あまりできなかった
D できなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
    A 地域行事等に参加し、地域との連携を密にする。 特活    全職員 地域社会の一員として、社会に貢献する精神を育むことが必要である。 【努力指標】                                                                公共心や自己啓発をめざすことができるようにその必要性を説き、情報を発信する。 A しっかりとした取り組みができた
B ある程度満足できる取り組みができた
C 積極的な取り組みには至らなかった
D あまり取り組めなかった
A+Bの合計が70%未満の場合次年度の取り組みを再検討 9月、年度末に調査
            【成果指標】(生徒)
清掃活動や地域行事、ボランティア等に参加した。
一度は参加した生徒が                                      A 200人以上であった
B 150人以上〜200人未満であった
C 100人以上〜150人未満であった
D 100人未満であった
C、Dの場合、次年度の取り組みを再検討 年度末に集計


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