能登高校魅力化プロジェクト

能登高校魅力化プロジェクトについて

能登高校が立地する能登町において、昭和から平成にかけて都市部への人口流出は著しいものがありました。昭和初期には40,000人を超えていた人口も現在では約17,000人まで減少しています。そして子育て世代の流出に伴って児童生徒数も減少を続け、町内にかつて存在した3高校1分校は統廃合を繰り返し、2009年(平成21年)には能登高校が町唯一の高校となりました。

1校となった後も生徒数は減少を続け、開校当初は4クラスあった定員も2クラス80名まで減少し、それでも定員を満たすことが困難となっています。もし生徒減が続き高校が町からなくなると、町は活気や賑わいを失い一層衰退する。危機感を持った能登町は、県立高校である能登高校と協働して存続・発展に取り組む「能登高校魅力化プロジェクト」を2016年(平成28年)に立ち上げました。

プロジェクトではこれまで、公営塾「まちなか鳳雛塾」「鳳雛塾」の設置・運営や、地域連携型授業支援(「総合的な探究の時間」「地域創造学」など)、制服購入補助・通学定期購入補助・部活動補助といった保護者の負担を減らす補助事業などを行なってきました。これからも能登高校と能登町が一体となって生徒と地域の未来づくりを進めていきたいと考えており、引き続き多くの方々に応援いただければ幸いです。