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情報モラル教育に必要な項目として以下の4つを取り上げ,それぞれに「指導課題」と「指導の観点」を設けました。
指導項目 |
指導課題 |
@情報の受信・発信とコミュニケーション |
コミュニケーションにおけるルールとマナー |
インターネットの特性をふまえたコミュニケーション |
情報の信頼性や信ぴょう性への意識 |
A著作権・肖像権 |
著作物などの利用のルールと法の遵守 |
B心身の健康 |
健康や生活の問題への対処 |
C情報化社会を生きる |
個人情報の保護 |
コンピュータセキュリティの知識 |
情報化が及ぼすくらしへの影響 |
各指導課題は,小学校低学年から高等学校まで系統的な指導ができるよう系統表としてまとめてあります。
各指導課題の「指導の観点」を以下に示します。
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コミュニケーションにおけるルールとマナー |
Webページ,電子メール,電子掲示板,チャット,携帯電話などのコミュニケーションツールを活用した情報の受発信において,人間関係や社会への影響に配慮した円滑なコミュニケーションを実現する力を身に付ける。
Webページ,電子メール,電子掲示板,チャット,携帯電話などのコミュニケーションツールの特性を理解し,対象に応じて適切に選択し活用できる力を身に付ける。
Webページ,電子メール,電子掲示板,チャット,携帯電話などで得られる情報の信頼性や信ぴょう性について考え,正しい情報を選ぶ力を身に付ける。
インターネット上の画像や音楽,文章などの取り扱いについて必要な知識を身に付けるとともに,著作権や肖像権を遵守しながら,適切にインターネットなどを利用する態度を身に付ける。
インターネットや携帯電話に過度に熱中することで生じる依存症,生活のリズムの乱れなど心身の健康に悪影響を及ぼすおそれのあることがらについて理解し,適切にインターネットなどを利用する態度を身に付ける。
個人情報にはどのようなものがあるかを理解し,自分の個人情報を守るとともに他人のプライバシーを尊重する態度を身に付ける。また,インターネット上のアンケートなどへの入力は自己責任が伴うことを認識する。
コンピュータを取り巻く様々な脅威について認識し,被害者になったり自分の知らないうちに加害者となったりしないための知識を身に付ける。
ネットショッピングやネットオークションに伴う詐欺など身近にある危険性を理解し,被害を回避する知識を身に付けるとともに,よりよい情報社会を構成する意欲を持つ。
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