指導の系統表
 
 情報モラル教育は,小学校・中学校・高等学校の各段階に渡って系統的に行うことが大切です。
 本系統表は縦軸に各指導項目の指導課題を,横軸に小学校低学年から高等学校までの指導内容をまとめています。
 指導内容の下のリンクをクリックすると教材コンテンツがダウンロードできます。なお,ダウンロードのページでは,教材コンテンツと指導の系統表がダウンロードできます。
注意! 小学校中学年及び高学年の「情報モラル学習ページ」と高等学校の「情報倫理学習教材」は,いくつかの指導内容にまたがってコンテンツが作成されています。
@情報の受信・発信とコミュニケーション
指導課題 小学校低学年
(1〜2年)
小学校中学年及び高学年
(3〜6年)
中学校 高等学校
コミュニケーションにおけるルールとマナー ○あいさつや礼儀正しくすることが他者とのコミュニケーションを図る上で大切であることを知る。
○うそや不確かなことを他の人に伝えてはいけないことを理解する。
○情報を得たり送ったりするときには,コンピュータ上のコミュニケーションであっても相手の気持ちを思いやることができる。
・チャットで悪口???
・情報モラル学習ページ
○情報を発信するときは,正しい内容を伝えるよう心掛けることの大切さを知る。
・情報モラル学習ページ
○インターネットや携帯電話によるコミュニケーションにおいて,相手の気持ちに配慮した内容や表現を考えることができる。
・メールを受け取った人の表情を想像できますか
○自分の発信する情報の影響を考え,責任を持ってコミュニケーションツールが活用できる。
○情報社会の担い手として,電子メールや携帯電話を活用して人と人との円滑なコミュニケーションを実現することができる。
○自分の発した情報に対する社会的責任を自覚し,対象への影響に配慮した適切な情報発信ができる。
インターネットの特性をふまえたコミュニケーション ○本で調べたり体験したりすることの大切さを知る。
○コンピュータ上にあるものは現実を反映していない場合があることを知る。
○インターネット上のコミュニケーションは,不特定多数の人に公開される場合もあることを知る。
○短い文によるコミュニケーションは,お互いの意思が正しく伝わらない場合もあることを理解する。
・チャットの相手からお誘い・・!?
・メール文の書き方には気をつけよう
○インターネット上のコミュニケーションは,お互いをよく知らずに行われることが多く,誤解や思い込みなどが起きやすいことを理解する。
・メールを安全に使おう
○電子メールや電子掲示板などのコミュニケーションツール個々の特性を理解し,目的や対象に応じて適切に使い分けることができる。
・情報倫理学習教材
情報の信頼性や信ぴょう性への意識 ○よく分からないことは回りの人に聞くなどして確かめることができる。 ○情報を得るには,インターネットの他に図書館や地域の人に聞くなど様々な手段があることを理解する。
・本当かな?情報を確かめよう!
○いくつかの情報を比較するなどして正しい情報を得ようとする。
・たしかな情報を見つけよう
○様々な情報源から得たことの確かさや有用性を判断するとともに,有害なものは無視することができる。
      
・インターネットゲームやチャット,メールに潜む恐怖
○情報の信頼性や信ぴょう性について,複数の情報の比較や社会的事象,自分の体験などを総合的に判断し行動することができる。



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A著作権・肖像権
指導課題 小学校低学年
(1〜2年)
小学校中学年及び高学年
(3〜6年)
中学校 高等学校
著作物などの利用のルールと法の遵守 ○他の人が作ったものを勝手に自分のものにしたり使ったりしてはいけないことを知る。
○他の人の顔や姿の写った写真を勝手に使ってはいけないことを知る。
○著作権の存在を知り,身の回りにある著作物について認識する。
○他者の著作物を使うときには許諾を得るなどのルールがあることを知る。
○肖像権の概要を知り,写真を撮るときや写真を使うときにはルールがあることを知る。
・著作権意識を高めよう
情報モラル学習ページ
○著作権の基本的な内容や著作物の保護の重要性を知る。
○著作物を利用するときの基本的なルールを理解する。
○肖像権のある写真などを利用する場合の基本的なルールを理解する。。
○著作権・肖像権は作者や本人が持つ基本的な権利であることを理解し,尊重することの重要性を理解する。
・情報倫理学習教材
○著作権を法律と関連付けて理解し,不正な使用は違法行為であることを認識するとともに,適切な手続きを経て使用することができる。
・知的財産権



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B心身の健康
指導課題 小学校低学年
(1〜2年)
小学校中学年及び高学年
(3〜6年)
中学校 高等学校
健康や生活の問題への対処 ○規則正しい生活に影響を与えない範囲でコンピュータやゲームを利用することができる。 ○コンピュータやインターネットなどの長時間の利用が心身の健康に影響を及ぼすことを知り,正しい使い方ができる。
・ネットゲームについて学ぼう
○インターネットや携帯電話を長時間利用した場合の生活や心身に与える影響を考え,適切な使い方ができる。
・STOP THE ケータイ依存症
○インターネットや携帯電話の長時間の使用が生活や心身に与える影響を考え,節度ある使い方を主体的に行うことができる。
・インターネット依存症



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C情報化社会を生きる
指導課題 小学校低学年
(1〜2年)
小学校中学年及び高学年
(3〜6年)
中学校 高等学校
個人情報の保護 ○自分や友達の氏名や住所,電話番号などを安易に教えてはいけないことを知る。 ○個人情報にはどのようなものがあるか理解する。
○不特定多数の人に個人情報を知られることによって,危険な目にあったり,人に迷惑をかけたりすることを知る。
・すてきな景品をゲットしよう!
・情報モラル学習ページ
○個人情報の保護の重要性と個人の責任について理解する。
○流出した個人情報は取り返すことができないことを理解し,流出を防ぐ基本的方策を知る。
      
・情報化社会を生きる「個人情報の保護」
○個人情報の保護の重要性を法律や人権と関連付けて理解する。
・知ってる?個人情報保護法

○個人情報を守る具体的方策を知るとともに,流出があった場合の対処法を理解する。
・情報倫理学習教材
コンピュータセキュリティの知識 ○コンピュータの動きがおかしいときは,先生や保護者に伝える。 ○コンピュータウイルスの存在とその危険性を知る。
・コンピュータウイルスについて知ろう
○コンピュータのIDとパスワードは家の鍵などと同じく重要なものであることを知る。
○コンピュータウイルスのもたらす影響と感染しないための方策を知る。
○IDやパスワードの重要性を理解し,他人に知られないようする方策について考える。
○コンピュータウイルス対策の具体的方策を理解するとともに,感染した場合に正しく対処することができる。
・スパイウェアに気をつけよう
○IDやパスワードが漏洩した場合の具体的対処法を理解するとともに他人のID,パスワードを不正に使用しない。
情報化が及ぼすくらしへの影響 ○魅力的な誘いに惑わされないよう気をつける。
○学校や公共の施設にあるものはみんなが使うものであることを意識する。
○インターネット上には詐欺などの犯罪や害になるWebページがあることを知り,危険なWebページは見ないようにすることができる。
○インターネットやメールをしていて困ったときは,先生や保護者に相談する。
・みんなで使うパソコン
○インターネット上の犯罪について概要を知り,ネットショッピングなどに興味本位で参加してはいけないことを理解する。
○携帯電話などの情報機器は,使ってはいけない場所があることを理解する。
・気をつけよう!自分勝手なケータイ利用
○ネットショッピングやネットオークションの利用に伴う詐欺などの危険性を理解し,トラブルに巻き込まれそうなときは,先生や保護者に相談するなどの対処法を知る。
・「フィッシング詐欺」にご用心
○携帯電話などの情報機器の使用に際しては,回りの状況や場所などに十分配慮することができる。
・情報倫理学習教材



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 石川県教育センター