石川県にゆかりの作家の名前を挙げてくださいというアンケートをとったところ１位が室生犀星さん（代表作は「杏っ子」「抒情小曲集」）２位が泉鏡花さん（代表作は「高野聖」「滝の白糸」）そして３位が徳田秋声さん（代表作「あらくれ」）でした。この３人は県内ではとても有名でそれぞれの記念館があります。年代はでは１０代〜５０代までの方がこの３人をしっており、年代に関係なく知られているようです。

わたしは昨年授業で西田幾多郎さんを覚えましたがこの方にも票が入っていました。西田さんは哲学者です。（ちなみにテストには出ませんでした。）その他にも五木寛之さん、唯川恵さんの名前もあがっていました。

その他にあがった作家
島田清次郎　杉森久英、松本清張、鈴木大拙、大伴家持、加能作次郎、松尾芭蕉、与謝野晶子、小瀬甫庵、加賀の千代女、曾野綾子，中原中也

グラフには出ていませんが泉鏡花の作品が何種類もはいって代表作以外にもよく知られているようです。唯川恵の作品が３０代、井上靖の作品が４０代によく読まれているのが象徴的です。作品はとにかくたくさんの回答がよせられていたので下の項を参考にして下さい。

そのほかにあがった作品
あらくれ　縮図（徳田秋声）　青春の門　蒼ざめた馬を見よ（五木寛之）善の研究（西田幾多郎）外科室　滝の白糸（義血侠血）天守物語　夜行巡査　草迷宮（泉鏡花）　天才と狂人の間　地上　性に目覚める頃

作家・作品については簡単に語りきれないので輝く石川の創造者たちのページを参照にしてください。

おまけ　歴史小説について
天下に名をとどろかす加賀百万石という事で歴史小説の素材にはもってこい。義経や弁慶、前田利家、高山右近、一向一揆、加賀騒動、銭屋五兵衛、大野弁吉、等々とりあげるネタはいっぱいある。津本陽、南原幹雄、村上元三、戸部新十郎、海音寺潮五郎など著名な作家がとりあげている。異色なところで、前田慶次郎の方を主人公にした隆慶一郎原作『一夢庵風流記』が漫画「花の慶次」としてヒットした。また遠山の金さんシリーズで有名な陣出達郎も石川県出身である。