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平成21年度 世界を考えるワークショップ(1年)

平成22年1月13日(水)

国際理解のための教育として、JICA(独立行政法人 国際協力機構)北陸支部の協力を得て、青年海外協力隊を経験された方の体験談を伺う機会を設けました。言葉や文化の壁を越えて活動することについて考える。世界で日本という国がどのように見られ、どのような役割を期待されているかを知る。そして、国際社会で必要とされる人材を目指すよう視野を広げてもらうことを目的としています。

1年生全員がクラスごとに二名の方の講演をそれぞれ聞きました。講師の方には民族衣装や現地のおもちゃ、紙幣などを用意していただき、各国の様子やご自身の活動を紹介していただきました。以下は各講師が講演したクラスとご自身の活動内容の紹介です。

(11、12H)  渡邊 則子さん(ボリビア・農業指導)
栄養失調を改善すること・現金収入を得ることの2つを目的にして、7つの女性グループに有機栽培の指導を行った。

(12、11H)  林 久乃さん(シリア・理学療法士)
首都郊外の村落部に住み、身体に障害があるのに十分な医療的リハビリテーションを受けられない方々の家を訪問したり、講習会を通して地域の人々の障害理解を深めたりする活動を行った。

(13、14H)  松井 久美さん(ニカラグア・村落開発普及)
農村地域において、現金収入とするため村の女の子達を対象とした絵はがき作りの指導、家畜として飼育している鶏の病気予防のための定期的なワクチン接種の定着化などの活動を行った。

(14、13H)  藪下 美貴さん(ヨルダン・青少年活動)
パレスチナ難民キャンプで幼稚園の子供たちに音楽と図画工作を教えた。

(15、16H)  嶋崎 貴士さん
(セント・ビンセント及びグレナディーン諸島・作業療法士)

セントビンセント及びグレナディーン諸島にある唯一の精神病院にて、作業療法士として年間精神疾患の治療を行う。また、近くの老人ホームでもリハビリを実施していた。

(16、15H)  小山 司乃美さん(パラグアイ・理科教師)
ドイツ・ウクライナ系移住地の中学・高校で理科の実験を指導した。

(17、19H)  辰野 加奈さん(エルサルバドル・保健師)
保健所のスタッフとして働き、活動内容は妊産婦への母親学級・老人への生活習慣病予防・障害者へのリハビリ支援・性教育・応急措置・学校での歯磨き・栄養などの公衆衛生活動・ゴミ問題に取り組んだほか、以上の7つの分野に関しての内容で健康番組を作成し、DVDにまとめた。

(18、17H)  高本 佳矢子さん(ルーマニア・保育士)
ルーマニアの保育園で0〜3歳の子供たちを対象に日本の遊びを紹介する活動を行った。

(19、18H)  藤森 利晋さん(トンガ王国・美術教師)本島トンガタプの首都に程近い場所にあるカトリック教会が経営する職業訓練学校で、美術教師として17歳以上の青年たちに美術、デザインの基礎を教えた。

林さんの講演の様子  講師の方の集合写真
藪下さんの講演の様子


平成21年度 国際理解ワークショップ
         (1・2年の希望者)

平成22年2月6日(土)

外国人講師によるワークショップを通じて、語学・文化・社会など、国際理解に関する様々なことを体験的に学ぶことを目的に、カタミ ラミさん(イラク)、クロツェー ジュリアンさん(フランス)、チャン ミさん(勧告)、スリ ヤユ インドリヤニ ロハンディさん(インドネシア)の4名の方をお迎えしました。短い時間でしたが、生徒たちは、4カ国すべての話を聞くことができ、それぞれの国の雰囲気や国民性などを知ることができ、視野が広がった様子でした。
  

  

 
「生徒の感想より」
・日本から見た外国と、実際の外国は全然違うということを実感できました。
・外国から見た日本の印象が知ることができて、良い機会となった。
・自分自身が勝手にそれぞれの国ごとに固有のイメージを持っていたけど、実際に話を聞いて驚いたことや、初めて知ったことがたくさんあった。また、インターネットや本の情報より、地元の方の話を聞く方が何倍も新鮮に思えると、改めて実感した。


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